Miss SAKE blog

『農!と言える酒蔵の会「第2回オープンセミナー」』に2019 Miss SAKE 春田早重が参加して参りました。

Sae Haruta, 2019 Miss SAKE Japan, participated in the 2nd seminar of an association, which is composed of brewers who cultivate sake rice at Shinwa building.

[English Follows]

皆様こんにちは。2019 Miss SAKEの春田早重です。

11月21日、親和ビルディングにて『農!と言える酒蔵の会「第2回オープンセミナー」』が行われ、私も参加して参りました。

「農!と言える酒蔵の会」様は、日本酒醸造に加え酒米の栽培も行っている全国の酒蔵様の中でも、大規模栽培を実施されている、または長年にわたり栽培をしていらっしゃるなど、特に注力されてこられた12の酒蔵様で構成されています。

貴会は、「酒米の品質と日本酒の品質は、とても密接な関係があるものの、現状では農業と醸造の間に、十分な情報連携がなされていない」ことに着目し、業界のさらなる発展の為、技術や文化など様々な面で農業と醸造と消費者をつなげ、各組織に連携を促していくことを目的とされています。

私は今年の7月に行われました、貴会の設立お披露目会にも参加させて頂きました。その時の様子はこちらよりご覧頂けます。

今回、私が参加させて頂きましたオープンセミナーは、全三部で構成されていました。

第一部では、明治25年創業の酒販店、株式会社横浜君嶋屋様の4代目代表取締役社長 君嶋哲至様よりお話を伺わせて頂きました。 ワインと和酒卸販売業、ワインの直輸入を行っていらっっしゃる君嶋様のセミナーでは、ワインと日本酒造りにおけるヨーロッパと日本の現状を比較しながら『酒蔵が農業から取り組むことの大切さ』についてお話し頂きました。

『酒蔵が農業から取り組むことの大切さ』についてお話しされる株式会社横浜君嶋屋様 4代目代表取締役社長 君嶋哲至様

①テロワールの尊重

ヨーロッパでは、ワインは「農産物」で土地を表現するという考えが根付いています。そのため、ワインの原料となるブドウを栽培されているブドウ農家の方々は、※テロワール をとても尊重されているそうです。一方、日本酒の場合、酒質にテロワールが反映されるのは「水」です。日本酒造りにおいては、水質の違いが味わいに大きく影響するため、使用される仕込水はとても重要です。最近では、日本においてもテロワール違いの味わい研究が行われています。同じ酒米でも、栽培される地区や畑が異なれば、日本酒の味わいに大きな違いが出ます。日本酒においてもテロワールが非常に大切であることが分かります。

※栽培地における地形、土壌、方位、日照時間、気温、降水量などから影響される土地の個性

②自社畑・自社田(契約畑)栽培

ブルゴーニュ地方のワイン生産者は、大きく「ドメーヌ」と「ネゴシアン」という業態に分けられます。「ドメーヌ」は、フランス語で「領主」を意味し、ブドウ畑を自ら所有し、ブドウの栽培からワインの醸造・瓶詰めまでを一貫して行う生産者のことを指します。一方「ネゴシアン」は、フランス語で「交渉人」を意味し、農家から原料ブドウやワインを買い付け、自社で熟成・瓶詰めをして出荷をする生産者のことを指します。栽培農家と良好な信頼関係を保ちながらワインを生産するネゴシアンは、日本酒造りの形態と似ています。

一方、日本では自社田を持つ酒蔵はとても僅かです。これは、昔から酒蔵が酒米を買い付ける慣習があったということと、戦後の食糧管理法において酒蔵の米栽培や農家以外が田を借りて米栽培をすることが禁止されていたことが背景に挙げられます。しかし、1995年に様々な制限をかけていた食糧管理法が廃止され、また、2009年には農地法の改正で農地の賃借が自由になったことを受け、酒造会社の米造りが許可されるようになりました。そして現在、貴会の会員蔵元様をはじめ、酒米の栽培を行っていらっしゃる酒蔵様が増えています。

③有機栽培(ビオロジック)への動き

ヨーロッパでは有機栽培(ビオロジック)や、特別な農法であるシュタイナー農法など、認定制度がとても充実しています。近年はこのような栽培法に切り替え、土地の個性・味わいを自由に表現している生産者様や農家様が増加しているそうです。また、有機栽培等を支える団体も数多く存在しており、ヨーロッパ全体で有機農業の取組面積も増加しています。一方の日本では、有機栽培や減農薬栽培を実行する農家様は決して多くはありません。それには農業人口の減少や、湿気の多い土地で有機栽培や減薬栽培をするにあたり手間がかかるなど、「環境」に関する問題点と、強力除草剤の使用許可や殺虫剤の使用緩和など、国内の安全対策が十分に行き届いていないことが原因に挙げられます。

酒蔵様が農業から取り組まれることで、生産者の顔が見える安心感を消費者の方に与えブランド力の強化を図ったり、原産地呼称に馴染みが深い海外の方に日本酒をより身近に感じて頂けるようになるのではないか。君嶋様の貴重なお話を伺わせて頂き、学びを深めることができたと同時に今後の日本酒業界にそのような期待を抱かせて頂くことができました。

第2部では、泉橋酒造株式会社代表取締役 橋場友一様より「田んぼの面積とお酒との関係」についてお話頂きました。田んぼの広さを表す単位が実際どのくらいの広さを表してるのか、またその広さの田んぼからできるお酒の量についてお話頂きました。

「田んぼの面積とお酒との関係」についてお話しされている泉橋酒造株式会社代表取締役 橋場友一様

第3部では、有限会社仁井田本家代表取締役社長 仁井田穏彦様、酒井酒造株式会社 代表取締役社長 酒井秀希様、株式会社一ノ蔵 代表取締役社長 鈴木整様より酒米栽培の現状や最近の取組についてお話頂きました。

この度、『農!と言える酒蔵の会「第2回オープンセミナー」』にて、多くの貴重なお話を伺わせて頂き、農業について学びを深める機会を頂戴できましたことを大変光栄に存じております。今回得た学びを活動に活かせますよう、今後も励んで参ります。

Michael Ou様と

「農!と言える酒蔵の会」会員蔵元の皆様、株式会社横浜君嶋屋様 4代目代表取締役社長 君嶋哲至様、関係者の皆様、この度は貴重な経験を誠にありがとうございました。

2019 Miss SAKE 春田早重

[For English Speakers]

Hello, everyone. This is Sae Haruta, 2019 Miss SAKE Japan.

On November 21th, I participated in the 2nd seminar of an association, which is composed of brewers who cultivate sake rice at Shinwa building.

This association is composed of 12 brewers from all over Japan. Each brewer has carried on cultivating sake rice on a large scale or over many years.

The members of this association focus on cooperation between agriculture and sake brewing. Aiming at further development of sake industry, they encourage consumers, farmers and brewers to cooperate each other by sharing a variety of information with them.

I joined an unveiling party of this association in last July. You can see its details from here.

The seminar I joined this time was composed of three parts.

At first, Mr. Satoshi Kimijima, the CEO of YOKOHAMA KIMIJIMAYA Co.,Ltd. told us about the importance of breweries working from agriculture. Mr. Kimijima, a wine and Japanese sake wholesaler, and a direct importer of wine, was talking about it while comparing the current situation in Europe and Japan in wine and sake brewing.

Secondly, Mr. Yuichi Hashiba,the  president of Izumibashi Sake Brewery Co., Ltd. talked about “Relationship between rice fields and sake”.  He told us about how much space the unit representing the size of a rice field actually has.

At last, Mr. Yasuhiko Niida, the president and representative director of Niida Honke Ltd., Mr. Hideki Sakai, the president and representative director of Sakai Shuzo Co., Ltd., and Mr. Hitoshi Suzuki, the president and representative director of Ichinokura Co., Ltd. told us about their current activities and their present situation of rice plant.

It was a great honor for me to to have an opportunity to learn more about agriculture at the “2nd Seminar” of the association.  I will continue to do my best to make the best use of my learning in this activity.

I extend my gratitude to everyone involved in the seminar. Thank you.

Sae Haruta, 2019 Miss SAKE Japan

 

『「KIIRO」渋谷パルコ店 プレオープンパーティー』に2019 Miss SAKE 春田早重が参加して参りました。 

『Kampai! Sake アペリティーヴォ for 2020』に2019 Miss SAKE 春田早重が参加して参りました。

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