22歳 福岡県出身 慶應義塾大学大学院修士1年
Miss SAKE に選ばれたらどのような活動を行いたいか?
母方は代々華道の教授者である家に生まれた私は、6歳の頃にその門を叩き、以来生け花の修行を積んで20年近く経ちます。また両祖母は日舞の名取でもあり、幼い頃から三味線の音色をよく聴きましたが、このような環境で育った私にとって、いま日本文化の担い手が少なくなっていることは残念でなりません。独自の発展を遂げた唯一無二の文化は、一度失われれば復興させるのは大変なことです。日本文化の担い手を若い世代から少しでも増やしていきたいと思い、この活動に関わりました。
慶應義塾大学の創立者である福澤諭吉は、日本固有の文化を守り継承していくためには、欧米諸国に認められるものを発信しなければならないと言いました。ミス日本酒の活動では、世界各地を訪れ、世界に向けて日本酒や日本文化の魅力を伝えます。福澤の教えのように、私もこれまで親しんだ日本文化を各地で披露し、紹介したいと考えています。
華道では、花・枝・葉にそれぞれ役割を与え、主と脇の花材を調和させて作品を創りますが、日本酒においても、その味が最大限に引き立つようなお料理や酒器をあわせ、そこに生け花を添えて、皆様に日本文化を楽しんでいただけるような空間を作りたいと思っています。
世界中の人々に日本酒が愛され、日本文化が脈々と受け継がれていくよう、その一助になれればと願っています。