皆様こんにちは。
2021 Miss SAKE 石川 稲垣知葉です。
11月15日、石川県金沢市にて「老舗酒造テイスティングとMiss SAKE 石川」と銘打ち、石川県の老舗酒蔵であります福光屋様にてテイスティングイベントが開催され、私も2021 Miss SAKE 石川として参加してまいりました。
本イベントは、株式会社JTB協定旅館ホテル連盟福岡県支部様の素敵な旅の一場面を担わせていただきました。
まず初めに、福光屋 岡本様のご案内で「酒蔵」や「杉玉」についてお話がありました。
この中で、最も印象的だったのは百年水についてです。
福光屋様の酒造りに使われる仕込み水である百年水は、日本三名山のひとつである霊峰白山に降り注いだ雨雪が地中深く滲み込み、「大桑層(おんまそう)」と呼ばれる貝殻層をゆっくりと潜り抜ける間に酒造りに最適なミネラルをたくわえ、100年の時をかけて酒蔵に辿り着いたお水です。
実際に味わい、私が最初に感じたのは「なんてやわらかいお水なのだろう」という想いです。
硬水であるのに関わらず、100年かけてゆっくりと白山から届くお陰で、口当たりが大変やわらかくなるそう。
この恵みのお水のおかげで、福光屋様は小立野という土地から一歩も動かずにずっとお酒造りを続けてこられたのです。
続いて、レクチャールームにて皆様と『酒蔵物語』映像鑑賞をいたしました。
この『酒蔵物語』は、福光屋様へ酒蔵見学などで来訪頂いた方に公開している、酒特別な映像です。
ぼた雪(北陸地方の方言。湿気のある大粒の雪のこと)が降る中、杜氏と蔵人が酒造りの成功を祈り手を合わせる姿には心が震えました。
酒蔵物語とは
福光屋の理念と純米酒の醸造工程を8分30秒にまとめたもの。 菱川勢一さん(DRAWING AND MANUAL)を監督に、田植えから稲刈り、酒造りまでを2シーズンにわたり撮影し2年半をかけ仕上げた。 ドローンを導入するほか、日本語・英語・フランス語・広東語・北京語の5カ国のナレーションと字幕を付けた映像です。
出典:金沢経済新聞 「福光屋 酒蔵物語」一場面
その後、改めて岡本様から参加者の皆様へ私のご紹介をいただき、「SAKEとわたし」というテーマにてお話をさせていただきました。
2021 Miss SAKE 石川代表であり、普段はオペラ歌手・舞台俳優として活動しておりますので。
自己紹介の際にはワンフレーズだけオペラを歌わせていただくと、皆様から大きな拍手をいただき「ホッ」と緊張が解けていくのを感じました。
そして、Miss SAKEの概要、活動内容、ナデシコプログラムについて、最終選考会の様子をお話しさせていただき、最後に大好きな石川県の日本酒の特徴をお話しさせていただきました。
そして、皆様お待ちかねのテイスティングへ。
福光屋様の代表銘柄である加賀鳶(かがとび)をはじめとし、瑞秀(みずほ)、そして長期熟成酒である百々登勢(ももとせ)などを利酒していただきました。
福岡にお住まいの皆様は普段焼酎を嗜んでいらっしゃるそうで、焼酎と日本酒の味わいの違いを楽しまれているご様子でした。
また、和らぎ水として百年水も飲んでいただき、大変楽しい時間となりました。
金沢で生まれ育った私にとって、福光屋様のお酒はとても親しみがあります。
私の祖母が「福正宗 金色のしずく」を毎晩嗜んでいたり。
市内どこのお店に行っても「加賀鳶」は必ず置いてあるなど。
今回、金沢の地でこのような機会を頂きましたこと、心から感謝申し上げます。
福光屋様、関係者の皆様、この度は誠に有り難うございました。
2021 Miss SAKE 石川 稲垣知葉