皆様、こんにちは。
2023 Miss SAKE 宮城 千田瑞穂です。
2025年6月17日(火)~6月22日(日)の6日間、大阪・関西万博「関西パビリオン」にて、一般社団法人Miss SAKEと一般社団法人 Luvtelli様の共催で「ウィメンズヘルスブース」が出展されました。
こちらのブースは、日本女性が抱える健康課題を皆様に知っていただくとともに、最新機器で痛みなく体を測ることができる「体験型」と、自身の生理・PMS・美意識について任意でメッセージを寄せられる「参加型」の両方が叶うブースとなっており、毎日、中央のステージでは、専門家が登壇され、女性の健康に関するトークショーがございました。
私は、出展最終日である6月22日(日)のトークショーの司会を担当させていただきました。
トークショーのテーマは「21世紀を生きる女性たちへ」です。
ご登壇なさったのは、NPO法人HAP=Heaty Aging Projects for Women 理事長の宮原富士子先生です。
宮原先生は、東京薬科大学薬学部をご卒業後、日本チバガイギー株式会社(現ノバルティスファーマ)勤務を経て、(株)ジェンダーメディカルリサーチ代表取締役社長でいらっしゃいます。
2002年から浅草ケイ薬局で女性の健康支援を展開され、2013年からは、女性の健康支援のためのNPO法人 HAP理事長浅草をはじめ、全国で女性の健康講座を展開されております。
2022年には、令和4年度母子保健家族計画事業 功労者厚生労働大臣表彰を受けており、女性の健康分野で精力的にご活躍されています。
さて、皆様は、自身の健康に関する悩みがあったとき、どのように解決しているでしょうか。
私は、とりあえずインターネットで情報を検索してしまっておりました。
しかし、これだと情報が一方通行である上、どの情報が正しいかが分かりません。
この情報の氾濫が、正しい情報を選択をする上で、大きな問題になっているようです。
そこで大切なのは、かかりつけ薬剤師(かかりつけ薬局)に相談をすることです。そうすれば、相談の内容に応じて、地域の医療につないでくださるとのことでした。
やはり専門家に相談した方が情報が的確なので、今後は私もそうしていきたいと思いました。
トークショーでは、月経、妊娠、避妊、中絶、更年期、がん等、女性が抱える課題について、宮原先生が一つひとつ丁寧にお話をしてくださいました。
<月経>
皆様、基礎体温は測っていらっしゃいますか。
女性の身体はホルモンの影響で、周期的に基礎体温が変化します。
正常な基礎体温からは、次の月経予定日や妊娠しやすい時期、さらには妊娠の可能性も予測できます。
自分の身体のリズムとコンディションを知るために、基礎体温を活用することは、とても大切なことなのです。
月経前症候群(PMS)について、2021年に大塚製薬が調べたアンケートの結果を見て驚きました。
円グラフを見ると、「仕事を辞めたことがある(17%)」「仕事を辞めようか悩んだことがある(41%)」で、女性の2人に1人は、日常生活に支障をきたすほどの症状を感じており、退職を意識しているというのです。
症状がひどい場合、低用量ピルを服用することで、ホルモンを平らにならすことができます。
元サッカー日本代表の澤穂希さんは、若いときから低用量ピルを使って月経周期をコントロールし健康管理をしていたそうです。
澤さんは、現役引退後すみやかに妊娠出産しました。
低用量ピルはアスリートのパフォーマンス向上に貢献し、競技生活全般を改善するのに役立ちます。
アスリートに限らず一般女性の健康という面から見ても、低用量ピルは大きなメリットをもっています。
しかしながら、スポーツ選手等で中には薬の服用が心配な方もいらっしゃるかと思います。
そこで、アスリート支援としてあるのが「スポーツファーマシスト」です。
最新のアンチ・ドーピング規則に関する知識を有する薬剤師がおり、適切な指導を行ってくださいます。
このような制度や資格があることで、安心して使うことができると感じました。
<性と健康の権利>
悲しいことに、性暴力の被害が後を絶ちません。
宮原先生のお話を聞いていて、教育現場やご家庭でのプライベートゾーン指導の普及が急務であると感じました。
プライベートゾーンとは、男女の体のうち、性に関わる大切な場所のことです。 体の水着で隠れる部分をプライベートゾーンと呼びます。 プライベートゾーンは「他人に見せても触らせてもいけない、性的に関係ある、自分だけの体の大切な場所」です。
子どもを不審者や性犯罪者から守るため、「プライベートゾーンを他人に見せたり、触らせたりしてはいけない」ことをきちんと教える必要があります。
プライベートゾーンを侵害された時に「おかしい」と気付くことができる知識について、子どものうちから指導することが改めて大切であると感じました。
普段、私は小学校教師として働いているのですが、ちょうどこの時期、学校では水泳指導があるので、プライベートゾーンについて指導をしたところでした。
教育現場はもちろん、ご家庭でも意識を高めることで、より性被害を防ぐことにつながるのではないかと思います。
宮原先生がご紹介していた「だいじ だいじ どーこだ(大泉書店)」、こちらの絵本は、学校でも使わせていただいております。
ぜひ、ご一読いただきたい一冊です。
<妊娠・避妊・中絶>
皆様、自然妊娠をするには「排卵日」と誤解をされてはいませんか。
実は、私もそう思ってしまっていたのですが、違うようです。排卵日の妊娠確率は10%なのだそうです。
折れ線グラフを見ると、排卵日の5日前から妊娠確率が徐々に上がり始め、排卵日2日前がピークとなっていました。
精子は3〜5日間生きています。
排卵日当日に性交渉をするよりも、排卵日の2〜3日前にした方が、より妊娠しやすい確率が高いことが分かりました。
緊急避妊薬は、なるべく早く72時間以内に服用することが大切です。
しかし、服用するにあたって、アレルギーや重篤な肝障害がある方は使用を控えた方が良いとのことでした。
また、吐き気や頭痛、性器出血等の副作用もあるため、注意が必要です。
中絶について、情報が更新されました。
日本では、中絶手術は母体保護法により、妊娠22週未満(妊娠21週6日まで)と定められています。
これまで、一般的に吸引法や掻爬法が用いられてきました。
しかし、2023年に厚生労働省は経口妊娠中絶薬の製造販売を承認しました。これにより、日本でも手術以外の方法で人工妊娠中絶を行うことが可能になりました。
望まない妊娠は、それだけで女性の精神に大きな負担を与えます。痛みを伴う施術を受けずに妊娠を中断できるということは、精神面での負担が大きく軽減されるのではないかと感じました。
<更年期>
宮原先生のお話を聞いていて驚いたことは、人生100年時代といわれている今、閉経後が50年もあるということです。より長くなっている老年期について正しく知り、向き合っていくことが大切であると感じました。
12ヶ月以上、無経が続いた時、1年前を振り返って閉経とします。日本人女性の閉経年齢の中央値は50.54歳だそうです。
更年期とは、閉経の前後5年間のことを指します。
エストロゲンは20代をピークに徐々に下がっていきます。60代以降は男性よりもエストロゲン量が低下します。エストロゲン量低下により、身体への保護作用が激減することで、ホットフラッシュ、骨粗鬆症、脂質異常症等になりやすくなってしまうそうです。
中でも、65歳以上の方の骨折が多いということで、正しく歩くことが大切であるとお話をされていました。
よくお年寄りの方が手押し車を使って歩いているのを目にします。私の祖母も手押し車を使用して歩行をしておりましたが、それだと背中がより猫背になってしまうそうです。
手押し車よりもスティックを持って、胸を張るようにして歩く方が良いとのことでした。
宮原先生による骨盤体操の実践もございました。
加齢に伴い、骨量が減少していくことをしっかり理解し、骨折を防ぐよう日々正しく身体を動かすことが大切であると感じました。
<がん>
日本人女性のがんの中で一番多いのは乳がんです。年間約9万人がかかっており、羅患者数が40年間で10倍と増加傾向にあるようです。出産経験・授乳経験のない女性の増加、初産年齢の上昇、肥満の増加等が主な理由だそうです。
乳がんは、乳房のセルフチェックで気付ける場合があります。普段の自分の乳房を知り、変化を感じたら医療機関へつながることや定期的に検診を受けることが大切であるとのことでした。
私もこれからはセルフチェックをするようにし、万が一のときに早期発見できるようにしたいと思いました。
今回、こちらのトークショーを聞かれているお客様の中には男性の方もおり、積極的に質問をされていました。
我々女性が抱える課題を理解しようとする姿勢が大変有り難く素晴らしいと思いました。
普段このように専門の先生からお話を聞くという機会がなかなか無いので、私もいくつか質問をさせていただき、大変理解が深まりました。
正しい情報が一人でも多くの方に届き、課題が改善され、笑顔になることを切に願っております。
この度は、大阪関西万博にて、このような貴重な機会をいただけましたこと、心より感謝申し上げます。
宮原先生ならびに一般社団法人Luvtelliの関係者の皆様、誠にありがとうございました。
2023 Miss SAKE 宮城 千田瑞穂






















