皆さま、こんにちは。
2025 Miss SAKE 兵庫、橋本渚沙です。
このたび、2025年5月8日に、一般社団法人Miss SAKE代表理事の大西美香様、2024 Miss SAKE JAPANの南侑里様と共に、私が在学しております関西学院大学を訪問いたしました。
当日は、国際学部の木本圭一教授にご挨拶の機会を頂戴いたしました。木本先生は、長年にわたり日本酒文化の普及・振興に尽力されておられ、私自身もゼミ活動を通して多くの学びをいただいております。
ご多用の中、温かく迎えてくださったことに、心より御礼申し上げます。
本記事では、私が日本酒と出会い、Miss SAKEという挑戦へとつながった大学でのゼミ活動について、ご紹介させていただきます。
■ 地域資源を活かした学びの現場
関西学院大学が位置する兵庫県西宮市は、「灘五郷」と呼ばれる日本屈指の酒どころとして知られています。
私が所属する木本ゼミでは、「会計学・経営戦略論」を軸に、地域資源である日本酒文化を活かした調査・実践活動を10年以上にわたって継続しており、私も13期生の一員としてこの取り組みに参加してまいりました。
この1年間、木本先生とゼミ生16名(男性3名・女性13名)で力を合わせ、さまざまな活動に取り組みました。
酒蔵見学では、現場に足を運び、蔵元の皆さまから造りのこだわりや酒蔵の歴史、直面する課題や想いを伺いながら、日本酒が地域の文化と密接に結びついていることを体感しました。
大阪国税局への訪問では、酒税制度や業界動向について学び、日本酒を取り巻く行政的な視点にも理解を深めました。
さらに、海外における日本酒の嗜好調査や国内での街頭アンケートを実施し、消費者のニーズやイメージを把握。その結果をもとに、大関株式会社様と共同で新たな日本酒パッケージを開発しました。
また、バーテンダーの方々と連携し、初心者の方にも楽しんでいただける日本酒カクテルを考案しました。何度も試作を重ね、完成したカクテルは地域イベントでご提供し、外国人のお客様を含めた多くのお客様からご好評をいただきました。
そのほかにも、関西学院大学に在籍する外国人留学生への広報活動や試飲会の実施、日本酒の魅力を伝える酒蔵見学ツアーでは、外国人の方々を対象とした翻訳ガイドとしても活動しました。
イベント出店時には来場者へのアンケート調査も行い、その分析結果を企業の皆さまと共有。意見交換を通じて、より多くの人に親しまれる日本酒のあり方を考える場も持つことができました。
こうして調査・実践・発信を一貫して経験する中で、日本酒という文化の奥深さと、その背景にある人々の想いにふれる貴重な機会を得ることができました。
■ 国際学部生が日本酒振興プロジェクトに取り組む背景
国際学部では、全学生が海外留学を経験するカリキュラムがあり、私も留学先で多くの方から「日本酒に興味がある」という声をいただきました。
その一方で、「難しそう」「クセがある」というイメージから敬遠されている場面にも直面し、日本酒の魅力をよりやさしく伝えていく工夫の必要性を感じるようになりました。
■ 日本酒がつなぐ、笑顔と出会い
とくに印象に残っているのが、2024年10月に開催された「西宮酒ぐらルネサンスと食フェア」への出店です。
私たちのブースでは、日本酒カクテルを販売し、目標としていた杯数を達成いたしました。
当日は多くの外国人観光客の方々も来場され、日本酒を通じて自然に言葉が交わされ、笑顔が生まれる瞬間に立ち会うことができました。
「日本酒ってこんなに飲みやすいんだ」「もっと知りたい」という声を直接いただいたことが、何よりの励みとなりました。
作り手の想いが、飲み手の心に届く ― そんなつながりを生み出す日本酒の力を改めて実感した、忘れがたい経験です。
■ Miss SAKEとして、一歩ずつ丁寧に
こうした経験を通して、日本酒という文化の素晴らしさにふれ、それを未来へ、そして世界へと伝えていきたいという想いが、私の中で育まれていきました。
Miss SAKEという大きな挑戦に踏み出すきっかけとなったのは、まさに大学でのこの1年間の学びと出会いです。
まだまだ未熟ではございますが、一歩ずつ、誠実に、丁寧に取り組んでまいりますので、温かく見守っていただけましたら幸いです。
ご興味をお持ちいただいた方は、木本ゼミの活動を以下からご覧いただけます。
日々の取り組みやイベントの様子を発信しておりますので、ぜひご覧ください。
■ 木本ゼミ 公式ホームページ
https://kgukmtz.wixsite.com/website
■ 木本ゼミ 公式インスタグラム
https://www.instagram.com/kimotozemi_kgu?igsh=aGJ3cmVtMnVwdzNq