皆様こんにちは。
2023 Miss SAKE 宮城 千田瑞穂です。
2月7日(土)8日(日)に「バスで巡る宮城美酒探訪 MIYAGI STYLE編」モニターツアーに参加させていただきました。
こちらでは2日目の様子をご報告させていただきます。
主催:(株)JTB仙台支店/仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会
協力:ブルーファーム(株)
【寒梅酒造蔵見学】
「酒造りは米づくりから」
宮城県内で唯一、酒米づくりから醸造まで一貫して行ってらっしゃる寒梅酒造。
経営のシフトチェンジをする際に、会長と社長夫婦で「宮寒梅らしい酒とは何か」をめぐり、何度も話し合いを重ねたそうです。
議論の末、たどり着いた答えは、
「こころに春を呼ぶお酒」
「一杯で旨いお酒」です。
華やかな香りと先代から伝わる酒米栽培を生かし、米の旨味を十分に引出し強調することで日本酒本来の美味しさを伝えようと、蔵の方針を決められたそうです。
蔵に入るなり、ふわっと上品な香りに包まれました。
思わず入り口で参加者の皆様と顔を見合わせてしまったほどです。
中の方へ進んでみると、ちょうど洗米をしており、素手で丁寧に洗ってらっしゃるところを見ることができました。
参加者から「冷たくないのですか?」と、質問があがりましたが、お米は2割麹米、8割掛米に使われます。洗米は、お酒の質を左右する最も重要な工程の一つであるため、手の感覚を大切にされているというお話をしてくださいました。
甑の中には、ビーズが入っておりました。釜から上がってくる強い蒸気が一点に集中するのを防ぐためです。ビーズの間を縫うようにして蒸気を細かく分散させます。これにより、米の蒸しムラがなくなるそうです。
山田錦で醸された醪がございました。
こちらは仕込んで20日のものだそうで、顔を近付けてみると、ぷくぷくと泡が音を立てていました。あと1週間ほどで搾られるそうです。
搾りのところでは、酒粕のお話をしていただきました。
寒梅酒造は、おやつ工房 Haruricca(ハルリッカ) を併設しています。
こちらでは、米麹や酒粕、米粉を使用した酒蔵ならではのスイーツがご用意されています。
搾りのときに出る酒粕は、バームクーヘンなどに余すことなく使っていると聞き、健康にも環境にも良い、とても素敵な取組をしていらっしゃるなと感じました。
蔵見学が終わると、試飲をさせていただきました。
・宮寒梅 純米吟醸
・宮寒梅 純米大吟醸
・宮寒梅 EXTRACLASS 純米大吟醸 至粋
・宮寒梅 超辛口 純米 寸鉄
・陽のしずく ゆず酒
「これは、リンゴっぽい。カプロン酸エチルだ!」
「これは、メロンっぽいから、酢酸イソアミルかな?」
私たちのテーブルでは、
蔵見学で教えていただいたことを復習しながら香りや味わいを楽しみました。
試飲が終わると、蔵見学のときにご紹介があったHaruriccaへ。私は酒粕バームクーヘンを購入してまいりました。
食べてみると、とてもふわふわで濃厚で、思わずほっぺたが落ちてしまいそうになりました。
任期中の際、お世話になった岩崎会長とも久しぶりにお会いすることができました。
この度は、大変お忙しいところ蔵見学をさせていただき、誠にありがとうございました。
【vin-ya jete ashigaru】
宮城美酒探訪ツアー2日目のランチは「ヴァンヤジュテ アシガル(vin-ya jete ashigaru)」でいただきました。
江戸時代の酒蔵を改築した「食の蔵 醸室(かむろ)」の中にあり、ソムリエの資格を持つシェフによる本格的なイタリアンを楽しむことができます。
シェフである氏家様は、在日イタリア商工会議所主催のイタリア料理コンテストで全国8人のファイナリストに選ばれております。
料理の食材は、その日仕入れた地元の物を使ってらっしゃるそうです。
料理の彩りも大変美しく、食欲がそそられました。
特に人気なメニューは石窯で焼き上げる本格的なナポリピッツァです。
石窯を使い、高温でいっきに焼き上げており、表面はパリッとしながらも中はもっちりしております。
原料の小麦もナポリのピッザリアで最も使われている物を使用し、本場の味を再現されているそうです。
寒梅酒造 純米大吟醸(蔵元限定品)とペアリングを楽しみながら、美味しくいただきました。
お食事を楽しんでいる間、氏家様がワインのお話をたくさんしてくださいました。
世界酒であるワインから学ぶことは多く、日本酒がより世界へ広がるためのヒントを得た気がします。
皆様もぜひ、江戸時代に建てられた酒蔵で、シェフこだわりのイタリアンを味わってみてはいかがでしょうか。
【一ノ蔵 蔵見学】
世界農業遺産「大崎耕土」の豊かな自然に抱かれた、宮城県大崎市松山。
この地は古くから米どころとして知られ、清らかな地下水にも恵まれています。
そんな最高の環境で酒を醸してらっしゃる一ノ蔵。
「一ノ蔵」という会社が生まれたのは1973年ですが、その根底には、合併した4つの蔵「浅見商店」「勝来酒造」「櫻井酒造店」「松本酒造店」が江戸や明治から積み上げてきた、数百年におよぶ酒造りの歴史が息づいています。
社名は一般の方から募集されたそうで、「一ノ蔵」という名前には、「オンリーワンの酒蔵を目指す」という意味が込められています。
ロゴマークを見てみると、4社ががっちりとスクラムを組み、互いに支え合う象徴として、どこから見ても「人」の文字になっています。
建物の外観だけを見てみると、一見機械化の進んだ大規模工場に見えますが、実際には、夜通し交代で麹の状態を見守るなど、手間を惜しまない伝統的な製法を大切にされております。
蔵見学の一環で、「引き込み」を体験させていただきました。
手にした瞬間、思わず「重い!」と声が漏れてしまいました。
この重さの熱い蒸し米を抱え、何度も往復して運び入れているかと思うと、ただただ頭が下がります。
運び込む先の麹室はいくつもの部屋に分かれておりました。お米の種類ごとに微妙に温度や湿度が違うそうです。繊細な管理に大変驚きました。
一ノ蔵は自社で精米を行っています。
精米のサンプルを拝見し、普段目にしているお米とは別物のように小さく磨き上げられた姿に驚きました。
粒の大きさを見比べるだけでも、雑味をなくすためにここまで削るのかと圧倒されますが、特に印象的だったのは一升瓶を使った展示です。
「精米歩合35%のお酒一本に、これだけの玄米を使います」と視覚的に示されると、その量の多さに改めて驚かされました。
蔵見学が終わると、試飲をさせていただきました。
・一ノ蔵 特別純米 生酒 超辛口 しぼりたて
・一ノ蔵 特別純米酒 大和伝
・一ノ蔵 吟のいろは 特別純米生原酒にごりさけ
・一ノ蔵 ササニシキ純米大吟醸酒
・一ノ蔵 純米大吟醸 松山天
・一ノ蔵 ひめぜん
・花めくすず音
・すず音GALA
・一の蔵 Madena
しぼりたてでフレッシュなお酒、お米の旨みが感じられるお酒、低アルコールスパークリング、熟成酒など、多彩なラインナップを試飲させていただき、改めて日本酒の振り幅の広さを体感いたしました。
蔵見学後は、松山酒ミュージアムへ行きました。
松山酒ミュージアムは、一ノ蔵が運営する、日本酒の歴史と文化をテーマにした博物館です。
もともとは「一ノ蔵」の蔵元の一つである、旧「松本酒造店」の仕込み蔵があった場所です。
実際に使用されていた貴重な酒造用具や、アニメーション・人形模型を用いたお酒造りの工程の解説があり、初心者でも楽しく学ぶことができます。
向かいにある松山華の蔵では、一ノ蔵の日本酒や地場産品の購入ができるほか、自社栽培のそば粉を使用した地そばなどの食事も楽しむことができます。
ツアーに参加された皆様もお土産にと各々日本酒を購入しておりました。
あっという間の二日間でしたが、まさに五感の全てで宮城県の魅力を再発見する旅となりました。
佐々木酒造店、蔵王酒造、寒梅酒造、一ノ蔵での蔵見学や試飲、そして歴史に触れる体験を通じ、一杯の日本酒に込められた情熱を肌で感じることができました。
微力ながら、今後も一人でも多くの方が日本酒の奥深い魅力に触れるきっかけとなるよう、私なりに発信してまいります。最後になりますが、この度は心に残る素晴らしいモニターツアーに参加させていただき、誠にありがとうございました。
この旅で出会った全てのご縁に、心より感謝申し上げます。
2023 Miss SAKE 宮城 千田瑞穂
























































