皆様、こんにちは。2025 Miss SAKE 埼玉 石﨑智子です。
今回はWSET SAKE LEVEL 1講座に参加しました。
講師は木下明子先生。
この日は、朝から夕方まで、座学とテイスティングを通して日本酒の基礎知識を体系的に学びました。
まず座学では、日本酒の原材料である米と水の重要性、日本酒の基本的な製造工程、精米歩合や酵母、発酵温度が酒質に与える影響について詳しく学びました。
特に印象的だったのは、「純米酒」と「本醸造酒」の違い、そして「吟醸造り」の特徴について。これまで、なんとなくラベルでしか意識していなかった分類に、しっかりと意味があることを理解できました。
続くテイスティングでは、いよいよ実際に日本酒を味わう体験へ。
ただ飲むのではなく、正式な手順に沿ってじっくりと向き合いました。
まず、グラスを軽く傾けて色合いを確認します。
澄んだ透明感のあるもの、ほんのり黄色みがかっているものなど、それぞれに個性がありました。
次に、グラスを鼻に近づけて香りをかぎます。
このとき、勢いよく嗅ぐのではなく、ふわっと漂う香りをやさしく捉えるのがポイント。
米のような穀物香を感じたり、華やかな果実香が立ち上ってきたりと、一杯ごとに違った表情を楽しみました。
そして、口に含むときも、一度にたくさん飲まず、小さじ1杯程度をすくうように口に入れます。
同時に少し空気を含ませることで、香りと味わいがふわっと広がり、より立体的に酒の個性を感じることができました。
<テイスティングした日本酒>
・久寿玉 佳撰(平瀬酒造店様/岐阜県)
本醸造酒。米や穀類、乳酸を思わせる落ち着いた香り。
・作 雅乃智 中取り(清水清三郎商店様/三重県)
純米大吟醸酒。華やかな果実香が広がり、口に含むと繊細な甘みとジューシーさが特徴。
・七田(天山酒造様/佐賀県)
純米酒。口にするとしっかりとした旨味が広がる。食中酒としてぴったりの落ち着き。
・大七 純米生もと(大七酒造様/福島県)
純米酒。生もと造りならではの骨太な酸とコク。温めるとさらに味わいに深みが出ることを学びました。
・上善如水 (白瀧酒造様/新潟県)
純米吟醸酒。すっきりとした飲み口と、爽やかな余韻が印象的。
<追加テイスティング>
澪(宝酒造様/京都府)
スパークリング。微発泡の軽快さと、ほのかな甘み。日本酒初心者にも親しみやすい一本。
・英雄(株式会社釜屋様/埼玉県)
清酒。濁り酒。しっかりとしたお米の味わい。
・羽根屋 煌火生酒(富美菊酒造様/富山県)
純米吟醸酒。生酒ならではのフレッシュ感と華やかさ。
・達磨正宗 熟成3年(白木恒助商店様/岐阜県)
古酒。熟成により生まれたカラメルのような香ばしさと、凝縮された旨味。
今回は、通常の冷酒でのテイスティングだけでなく、一部の日本酒については熱燗にもチャレンジしました。
特に印象深かったのは「大七 純米生もと」を燗にして飲んだ体験です。
温めることによって、もともと感じられた旨味と酸味がさらに際立ち、香りにも丸みと奥行きが出ました。冷酒では硬質に感じた部分が、燗にすることで一気に柔らかくなり、料理と合わせる幅がぐっと広がることを実感しました。
温度によってこれほど表情が変わるとは思っていなかったので、今後日本酒を選ぶ際には「冷」「常温」「燗」という視点も持って楽しみたいと感じました。
また、調味料とのペアリング体験もとても興味深いものでした。
塩、レモン、砂糖、七味など、基本的な調味料を一口ずつ舐めながら日本酒を味わうことで、味の広がりや変化を実感。
日本酒の造りやスタイルを知ったことで、より一層愛着を持って日本酒を選べるようになりそうです。
そして何より、「日本酒は難しい」という先入観が大きく取り払われ、「まずは楽しもう」という気持ちになれたのが一番の収穫でした。
これからも、日々さまざまな日本酒と出会いながら、少しずつ自分なりの表現と言葉でその魅力を伝えられるよう、学びを続けていきたいと思います。
関連リンク
-
- Miss SAKE HP
☞ https://www.misssake.org/
- Miss SAKE HP
- Miss SAKE埼玉大会 HP
- ☞ https://misssake-saitama.jp/
- 2025 Miss SAKE 埼玉 石﨑智子 Instagram
☞https://www.instagram.com/miss.sake.tomoko/profilecard/?igsh=NTNkOWs5MG53NGFi