Miss SAKE News/Blog

『より美しく着こなすために』第四回ナデシコプログラムレポート

皆様こんにちは。
2023 Miss SAKE 宮城 千田瑞穂でございます。

第四回、ナデシコプログラムを受講しましたので、ご報告させていただきます。
第三回に引き続き、本日は「振袖の自装着付け講座 第2弾」
でした。
先生から教わることができる時間が限られていたため、自分の中でしっかり目標をもって臨みました。その目標とは…

  1. 手助けなしで作り帯を自分自身で作ることができるようになる
  2. より美しく着付けをするために細かいところまで意識する
  3. 分からないところはそのままにせず、全て聞き、解決する

 昨日は、帯以外の着付けで手一杯だったため、今回は帯メインで覚えようと自分の中で決め、昨日できたところはより美しくしようと練習に臨みました。まず、帯の作り方についてまとめておきたいと思います。

【『ふくら雀の作り帯』の作り方】

『ふくら雀(袋帯)』とは、皇室の方々が結納の際に結ばれている日本の伝統的な帯結びです。
日本の伝統と格式のある結びを教えていただきました。

<準備するもの>

  • 帯・帯揚げ
  • 帯締め
  • 改良枕
  • 着物用クリップ4〜6本
  • 伸縮しない紐(腰紐でも代用可)2本
  • ガーゼ(縦18cm、長さ140cm程度)・帯板

帯は、両端をそれぞれ「手」と「たれ」という呼び方をします。
私の場合、柄が少ない方が「手」、柄が多い方が「たれ」と覚えました。


1、改良枕の窓に腰紐を1本つけておきます。

2、たれ先が左側になるように帯を置きます。
3、たれ先に改良枕を置き、改良枕の3つ分の長さのところに目印として着物用クリップをとめます。

4、着物用クリップが付いているところで箱ひだを作ります。
5、改良枕を通し、箱ひだの下のところに、持ち手が下になるように置きます。改良枕を軸に帯をL字にします。改良枕よりも右の帯は半分に綺麗におります。

       

6、改良枕の窓の一番右から、手を親指から小指までしっかり開いた手が4個半分のところに目印として着物用クリップをとめます。

         

7、着物用クリップの位置で帯を下に折り返し、改良枕の窓の中に通します。

    

8、箱ひだを作っていない方の帯を改良枕の右側に持ってきて、屏風だたみをして改良枕の上に置きます。

9 、屏風だたみをした帯の中心に3つの山を作り、中心を腰紐で固定します。
10、改良枕の枕の部分にガーゼの中心をかけ、枕の裏にある爪に挟みます。

11、改良枕の枕の部分に、帯揚げの中心をかけ、枕の裏にある爪に挟みます。

12 改良枕の真上に羽根部分を乗せ、そのまま腰紐でしっかりくくりつけます。残った紐は、右側にある帯の中に入れてしまいます。

13、始めに箱ひだを作った帯を上から被せます。
14、帯締めを右側にある帯の中心あたりにくるようにまっすぐ置き、着物用クリップをとめます。                    

15、羽根の真上の部分を左右内側におり、ベースボール状にし、着物用クリップをとめておきます。

16、右側の帯の端を内側に三角形におり、腰紐でくくります。

これで、作り帯は完成です。

装着するときは

  1. 作り帯の形を崩さないようにそっと膝の上に乗せます。
  2. 右側からそっと背中へ持っていきます。
  3. 改良枕の紐を胸の位置でしっかり結びます。(緩いとぐらぐらし、下にずれてしまいます。)このとき、真ん中ではなく、右側で結びます。
  4. 次にガーゼ部分を胸の位置で結びます。このとき、真ん中ではなく、左側で結びます。(先ほどと逆の位置で結ぶことで苦しくなくなります。)
  5. 帯の手先を胴部分にグッと押し付けながら巻いていきます。帯板を入れ、改良枕の窓につけていた腰紐と帯の手先につけていた腰紐をぐっと引っ張り、帯の下で結びます。
  6. 帯締めを結びます。
  7. 帯の上で帯揚げを結び、整えます。

以上で帯の装着が終わり、完成です。

帯の作り方や装着の仕方を教えていただき、その後、振袖の着付けから何度も練習しました。

14時半に一度、先生・ファイナリストで写真を撮りました。

その後、「17時までは会場を開けておくので、自主練をしたい方はどうぞ。」と仰って頂けましたので、17時ギリギリの最後の最後まで何度も練習しました。

最終的に残ったのは三人。
鳥取代表の都田さん、新潟代表の佐藤さん、そして私です。

何とか形になるところまで一歩前進しましたが、美しさまでは自分の中ではまだまだです。

着物は人が着ることで完成します。
どんなに美しい着物でも、美しく着こなせなかったら台無しです。
造り手の想いまでも無駄にしてしまうことになります。

前日と合わせると、トータルで9時間着付けの練習をしました。
山本先生、宇井先生、竹内先生、徳丸先生、2日間にわたり、手取り足取り教えてくださり、本当にありがとうございました。

今よりももっともっと美しく着こなせるよう、引き続き、自宅でも練習に励みたいと思います。

2023 Miss SAKE 宮城 千田瑞穂

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