皆さん、こんにちは。2025 Miss SAKE Japan 館農知里です。
この度、8月30日(土) 神田明神文化交流館 EDOCCOにて開催された「AI時代のキャリア戦略」に出席し、ナレーション進行を務めさせていただきました。本イベントには、2025 Miss SAKE 準グランプリ 弭間花菜、2025 Miss SAKE 愛知 齋藤希とともに参加いたしました。
イベント概要
本イベントでは、元Apple米国本社副社長/ディアワンダー株式会社代表取締役 前刀禎明氏、曹洞宗四天王寺第54世住職 倉島隆行氏を登壇ゲストとして招き、モデレーターとして浄土真宗慈徳山得藏寺第23世代表/仏陀倶楽部代表/著述家 愛葉宣明氏、そして株式会社白夜書房書籍編集者 佐藤直樹氏と計4名がご登壇されました。AI時代に問われる「学び続ける力」と「自分軸の作り方」をテーマに、日々刻々と変化する現代社会をどう生きるべきかを改めて見つめ直すことができる貴重な会となりました。まずは、DURATION株式会社代表取締役 中村信次郎氏より開会挨拶をいただいた後、2つのテーマで対談セッションが行われ、最後にはパネルディスカッションと質疑応答の時間が設けられました。
対談セッション① – AI時代の学びとは何か?
まず、前刀氏よりご講演をいただきました。近年は「IQ(知能指数)」よりも「EQ(感情的知能指数)」、さらに「CQ(Curiosity=好奇心/Creativity=創造力指数)」や「AIQ(AI管理能力)」が重視される時代となり、それらを育む鍵は「Creative Desire(創造的欲求)」にあると言います。つまり、自分が本当にやりたいことを問い直すことこそが、激動の時代を生き抜く力になるという視点です。AIに対抗するのではなく、「自分を刺激し共に進化していく存在」として捉え直すことの重要性を学ばせていただきました。
同じテーマに対して、倉島氏は僧侶としての立場から「人間の役割が変化している」という点に触れられました。AIという存在に対する僧侶の捉え方も多種多様であり、「AIは五感を通した人間の体験を代替できない」という懐疑的な考えを持つ方もいれば、「アンドロイドを積極的に取り入れる」という積極的な姿勢を持つ方もいるそうです。どちらか一つが正解という訳ではありません。ただ共通するのは、今後は「心(こころ)」の領域に寄り添う意識がより一層求められるという点です。
対談セッション② – AIに代替されない「自分軸」の作り方
倉島氏は、自分軸とは環境や出会いなどの「縁」から生まれるものであり、その基盤となるのは自らの「知識」と「行動」であると話されました。幼少期からの坐禅生活や海外で修行経験を重ねられた背景を踏まえつつ、常に敬意を持ち、儀礼を大切にし、感情よりも素直な「心」に従うことで自分の望む未来により一歩近づける、というお言葉に勇気づけられました。倉島氏は、これまで全国曹洞宗青年会会長を務められる中で、「信仰」について深く向き合う映画作品『典座-TENZO-』の製作にもご尽力されるなど、ご自身もまたこの信念のもとで精力的に活動されてこられました。
一方、前刀氏はApple米国本社での経験や創業者スティーブ・ジョブズとの交流を交えつつ、「世の中が変わるから自分が変わるのではなく、自分が変わるから世の中が変わる」というマインドセットで常に主体性を持つことの重要性を強調されました。「人生は余白だらけ、だからこそ未来は面白い」という言葉は特に印象的で、常に可能性を信じ、進化を続ける姿勢の大切さを感じました。
パネルディスカッション – 明日から始める戦略的セルフイノベーション
登壇者全員によるパネルディスカッションでは、セルフイノベーションを始める具体的な一歩について議論されました。
前刀氏は、「どんな偉業を成し遂げた歴史上の人物よりも、自分自身が優れている点は『今を生きていること』にある」と語られました。その言葉には強い説得力があり、考えているだけで現状に甘んじるのではなく、自らの可能性を信じて挑戦し、学び続け、常に進化し続けることの意味を実感させられました。今まさに生きているからこそ、私たち一人ひとりには無限の可能性が広がっているのだと気づかせていただきました。
倉島氏からは「一期一会」の大切さについてお話がありました。歳を重ねるごとに心がときめく瞬間は減っていくものですが、その出会いを受け身で受け止めるのではなく、自らどのようにアプローチするかが重要だと説かれました。縁あって出会う一人ひとりに思いを巡らせ、感謝を忘れず、誠心誠意向き合うこと意義を伝えてくださいました。
活発な意見交換から見えた、AIとの向き合い方
続いて質疑応答の時間が設けられ、会場からは次々と多数の質問が投げかけられました。時間を忘れるほど活発な意見交換となり、参加者の皆さまの関心の高さが感じられました。私からも「AIに依存せず、主体的に活用するにはどうすべきか」という質問をさせていただきました。同世代の多くは、ChatGPTなどのAIを心理的な相談相手や情報検索の手段として、日常生活の中での「相棒」のように使い続けています。そのような状況を踏まえて、登壇者の皆様からは「常に自分が何をしたいのかを問い続けることの重要性」、そして「上手くAIを活用している人の事例を知り、自分自身を俯瞰することの大切さ」を示唆していただきました。他にも「学校教育における自分軸の育て方」、「AI時代におけるアイデンティティ教育」、「現代社会での心の保ち方」など、多岐にわたる内容の質問が寄せられ、登壇者の方々がそれぞれの立場から丁寧に答えられていたのが印象的でした。
酒縁を通じて広がる交流の輪
講演終了後には懇親会が開催され、登壇者や参加者の皆様と交流させていただく機会をいただきました。私達はMiss SAKEとして、日本酒を振る舞わせていただき、今回ご用意した、下記の銘柄を多くの方々に楽しんでいただきました。
【宮城県】一ノ蔵 純米吟醸 蔵の華(一ノ蔵)
【山形県】純米大吟醸 山形讚香(千代寿虎屋)
【石川県】純米大吟釀 五凛(車多酒造)
【長野県】Miss SAKE Nagano(七笑酒造 × Miss SAKE)
【愛知県】純米吟醸 四海王 夢山水(福井酒造)
【愛知県】曻勢 純米酒 達吉の里(永井酒造)
【大阪府】片野桜 THEORY(山野酒造)
【京都府】純米吟醸 花洛(招徳酒造)
【岡山県】御前酒 1859 菩提酛 純米(辻本店)
日本酒に馴染みのある方も、普段あまり口にされない方もいらっしゃり、一人ひとりの好みに合わせて特別な一杯をご提案できたことを光栄に思います。まさに一期一会の空間の中で、日本酒が人と人との縁をつなぎ、語らいに彩りを添える、そんな「酒縁(しゅえん)」を通じて、文化や世代を超えた交流が生まれる様子を拝見できて嬉しく思いました。
今後もMiss SAKEとして、伝統を守りながらも新時代の価値観に寄り添い、日本酒が持つ魅力を多角的に発信してまいります。そして日本酒がAI時代における「人と人とを結ぶ文化の力」としてさらに輝きを増し、世代や国境を超えて愛され続ける存在となるよう、真心を込めて活動を続けていきたいと思います。
2025 Miss SAKE Japan 館農知里


































