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在フィリピン日本国大使館文化事業として名門校Enderun Collegesにて日本酒セミナー講師をさせていただきました – 2025 Miss SAKE Japan 館農知里

皆さん、こんにちは。2025 Miss SAKE Japan 館農知里です。
3月4日(水)、フィリピンの名門校として知られる Enderun Colleges(フィリピン) に在フィリピン日本国大使館の文化事業の一環として、約50名の学生の皆さんに日本酒講座を開講させていただきました。なお、Philippine Wine Merchants の柴原浩明氏、一般社団法人Miss SAKE 代表理事の大西美香氏、2025 Miss SAKE Philippines の村山さゆり氏にも同行いただきました。


Enderun Colleges」について

Enderun Collegesは、フィリピン・マニラに位置する4年制のホスピタリティ・料理専門教育機関です。英語カリキュラムのもとインターナショナルホスピタリティ・マネジメントなどホテル・観光業界向けのプログラムを提供し、実習やインターンシップを通じて実践的な技能を育成しています。またÉcole Ducasseなど海外の著名教育機関との連携プログラムも有し、多国籍の学生が集う国際色豊かな学習環境が整っています。卒業生は国内外の一流ホテルやレストランで活躍しており、国際舞台で求められる専門性と語学力を身につける場として高く評価されています。


学生たちが思い描く「日本」

まずは、「日本」という言葉からどのようなものをイメージするかを学生の皆さんに尋ねました。すると、ワンピースや鬼滅の刃といったアニメ、寿司やラーメンなどの食文化、そして富士山や桜といった自然の象徴など、さまざまな声が挙がりました。多くの学生から日本に対する好意的な印象が寄せられ、特にポップカルチャーへの高い関心と熱意が感じられました。

続いて、日本文化における日本酒の存在についてご紹介しました。日本酒は、地域ごとに特色豊かな「自然」、人々の暮らしに深く根付く「伝統」、そして長年受け継がれてきた「職人技」が融合して生まれる、日本文化の結晶ともいえる存在です。写真や豆知識を交えながら説明すると、多くの学生が興味深そうに耳を傾け、目を輝かせながら話を聞いてくれました。

特に、映画「君の名は。」に登場する口噛み酒のシーンを紹介した際には、多くの学生から「君の名はだ!」という歓声が上がり、日本の伝統文化とポップカルチャーのつながりを実感する瞬間となりました。また、日本は100年以上続く企業が世界で最も多い国であり、その中でも清酒製造業は非常に長い歴史を持つ産業であることを紹介すると、学生の皆さんは伝統文化としての日本酒に強い関心を示してくれました。日本文化や日本語に興味を持つ学生も多く、講義終了後の短い時間にも多くの学生が話しかけに来てくれました。好きなアニメの話題で盛り上がったり、日本語教師というキャリアについて質問を受けたりと、交流を深める貴重なひとときとなりました。


日本酒の多彩な味わいとペアリングの魅力

その後は、日本酒の造りについての解説や、日本酒の提供方法についてご紹介した後、テイスティングの時間に入りました。多くの方々が日本酒を飲むのは初めてとのことでしたが、「美味しい!」という声とともに、好意的な感想を数多くいただきました。

今回は、以下の4銘柄をペアリングフードとともにご用意しました。

  1. 水芭蕉(永井酒造)- MIZUBASHO PURE スパークリング
  2. 大中屋(山梨銘醸)- 純米大吟醸
    Pairing Food:Cold Soba with Tinapa-Dashi
  3. 豊臣 Bros.(奈良豊澤酒造)- 純米吟醸
    Pairing Food:Shrimp Nigiri (Kinilaw-Style)
  4. 御前酒(辻本店)- 菩提もとにごり生原酒
    Pairing Food:Chicken Adobo Yakitori

今回の参加者の中で最も人気が高かったのは、2番の「大中屋(山梨銘醸)- 純米大吟醸」でした。どのような味わいを感じたかを伺うと、「りんご」や「綿飴」のような甘さを感じたという声が多く聞かれました。また、単体で楽しむ日本酒としては、「水芭蕉(永井酒造)- MIZUBASHO PURE スパークリング」の発泡感とフレッシュな味わいも人気を集めていました。さらに、「Shrimp Nigiri (Kinilaw-Style)」 と合わせて「豊臣 Bros.(奈良豊澤酒造)- 純米吟醸」の旨みのあるリッチな味わいが評価され、また「Chicken Adobo Yakitori」と合わせて「御前酒(辻本店)- 菩提もとにごり生原酒」のヨーグルトや乳酸菌を思わせる酸味と甘みも注目を集めていました。

多くの方々に日本酒を試していただき、その味わいだけでなく、フィリピン料理とのペアリングの魅力にも触れていただけたことを大変嬉しく思います。日本もフィリピンも、日常的に米を主食とする食文化を持つ国です。だからこそ、日々の食卓に寄り添う酒文化のあり方を、料理との組み合わせを通してお伝えできたことは、大変意義深い機会となりました。


今回の学校訪問を通して、日本文化に対する学生の皆さんの関心の高さと、新しい文化を積極的に受け入れようとする柔軟な姿勢を強く感じました。料理やホスピタリティを学ぶ皆さんが、将来レストランやホテル、世界各地の食の現場で活躍される中で、日本文化や日本の食文化に触れた今回の経験が、いつか新たな価値や出会いを生み出すきっかけになれば大変嬉しく思います。

Miss SAKEとして今後も、日本酒を通して日本の自然、伝統、そして職人の努力と情熱が生み出してきた伝統文化の奥深さを世界へ伝えるとともに、各国の食文化や人々との交流を大切にしながら、日本と世界をつなぐ架け橋となる活動を続けてまいります。今回このような大変名誉な機会をいただきました関係者の皆さま、そして温かく迎えてくださったEnderun Collegesの学生・教職員の皆さまに、心より感謝申し上げます。  

2025 Miss SAKE Japan 館農知里

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