皆さま、こんにちは。2024 Miss SAKE 兵庫の阿江春果です。
2024年9月29日、肌寒さを感じ始めた秋の日曜日、姫路市で開催された「全国酒まつり in アクリエひめじ」に参加しましたので、その様子をご報告いたします。
当日は多くの日本酒好きが集まり、日本酒の魅力を存分に楽しむ一日となりました。私自身も壇上で利き酒に挑戦したり、鏡開きを行ったりと、充実した時間を過ごすことができました。
日程:2024年9月29日(日)
場所:姫路市 アクリエひめじ
主催:日本酒造組合中央会
この「全国酒まつり」は、播磨地域の日本酒文化を広める目的で開催されているイベントです。
兵庫県内外の70蔵の酒蔵が参加し、なんと約100種類もの日本酒が一堂に集まりました。中でも、兵庫県産の酒米「山田錦」を使ったお酒が多く、地元の酒造りのこだわりや日本酒の奥深さを体感できるイベントでした。
ブースにはさまざまな酒蔵が出展され、どの蔵元も誇りを持って自慢のお酒を提供されていました。来場者は各ブースを巡り、蔵元の方々との会話を楽しみながら、丁寧に試飲をされていました。試飲をするたびに「これ美味しい!」「こちらも素晴らしい!」といった声があちこちから聞こえ、会場全体が温かく、心地よい雰囲気に包まれていました。
最初に行われたのは、利き酒講習会でした。大阪国税局主任鑑定官の方が、日本酒の製造過程や歴史、他の酒類との違いについて丁寧にご説明くださいました。特に、播磨地域が日本酒発祥の地の一つであり、地域特産の山田錦を使った日本酒がいかに優れたものであるかを、改めて深く学ぶ機会となりました。
講習会の後には、利き酒大会が行われました。参加者の皆様は、吟醸酒、純米酒、醸造酒の違いを見極めるチャレンジや、さらに難易度の高い4種類のお酒を飲み比べる試みに真剣に取り組まれており、会場全体に集中感が広がっていました。皆様の日本酒に対する深い情熱がひしひしと感じられるひとときでした。
私もこの大会に壇上にて参加させていただき、思いがけず好成績を収めることができました。これまで日本酒を楽しんできた経験が少しずつ実を結んでいるのかもしれないと思い、さらに日本酒について学び、より深く味わいたいという思いが強まりました。
また、利き酒というとこうした形式ばったものだけに限られる印象がありますが、実は友人や家族と一緒に日本酒を飲みながら、その味わいについて語り合うことも「利き酒」に含まれると知り、日常の中で日本酒を楽しむ新たな視点を得ることができました。
そして、イベントの目玉である鏡開きと一斉乾杯セレモニーが執り行われました。伝統的な鏡開きでは、木槌で酒樽が開かれる瞬間、会場内には拍手が巻き起こり、多くの方々がその光景をカメラに収めようとシャッター音が響き渡りました。
その後、全員で「乾杯!」の掛け声を揃え、日本酒を手にしながら会場全体が一体となり、喜びと笑顔に包まれた素晴らしいひとときとなりました。
この瞬間、私自身も来場者の皆様と共に心が温まり、イベントの盛り上がりを肌で感じることができました。
今回の「全国酒まつり in アクリエひめじ」には、驚くほど多くの方々にご来場いただきました。多くの方が日本酒を求めて訪れ、会場内は終始賑やかな雰囲気に包まれておりました。
特に印象的だったのは、利き酒大会に参加された皆様の真剣な表情です。各々がそれぞれの日本酒を丁寧に味わい、じっくりと考えながら答えを出している様子を拝見し、日本酒への熱意が強く伝わってくる、まさに日本酒好きのためのイベントだと感じました。
今回を通じて、改めて日本酒の持つ魅力とその奥深さを実感する機会となりました。特に、兵庫の酒造りの素晴らしさを再確認できたことは大変嬉しく感じました。日本酒は単に飲むだけでなく、造り手の思いを感じ、文化や歴史を知ることで、より一層深く味わうことができる飲み物だと感じます。
また、若い世代の方々も参加されていたということも印象的で、これからも日本酒文化がさらに広がり続けていくことを強く感じました。今後もこのようなイベントを通じて、日本酒がより多くの方々に愛され、次世代へと継承されていくことを心から期待しております。
本当にありがとうございました。
2024 Miss SAKE 兵庫 阿江春果