Miss SAKE News/Blog

歌舞伎座特別貸切公演「國酒と歌舞伎」に2023 Miss SAKE 宮城 千田瑞穂が参加させていただきました

皆様、こんにちは。

2023 Miss SAKE 宮城の千田瑞穂です。

朝夕の涼しく心地よい風に秋の訪れを感じる9月5日、銀座・歌舞伎座にて開催された「國酒と歌舞伎」歌舞伎座貸し切り特別公演に参加してまいりましたのでご報告いたします。

お酒を醸す「杜氏」の技と、伝統の舞台を守る「役者」の技。

日本酒と歌舞伎は、いずれも幾多の時代を越え、現代へと大切に受け継がれてきた我が国の誇るべき伝統文化です。今回は、そんな世界に誇る二つの文化がひとつの空間で巡り合う、大変貴重なひとときでございました。

私は今回、開演前と幕間に蔵元様方とともに振る舞い酒のご提供を行い、上演中は客席にて舞台を拝見させていただきました。

当日の演目は「秀山祭」の九月大歌舞伎。

二代目 中村吉右衛門様が中心となって始まった「秀山祭」には、「明治から昭和にかけて活躍された偉大な初代の素晴らしい芸や精神を、若い世代の役者たちへしっかり受け継いでいこう」という強い思いが込められています。今年は初代中村吉右衛門の生誕140年、そして「秀山祭」の開幕から20年という、大変おめでたい節目の年にあたります。

今回、私たちは夜の部に参加させていただきました。拝見した4つの演目についてご紹介いたします。

一、雛鶴三番叟
本来、五穀豊穣を祈る「三番叟」の踊りは男性的な力強さが特徴ですが、翁・千歳・三番叟のすべての役を女方だけで演じられておりました。おめでたく格調高い様式美を保ちつつも、女性らしいしなやかさや愛らしさ、そして華やかさが舞台いっぱいに広がっておりました。

ニ、沼津
前半は、旅の呉服屋・十兵衛と、お茶目な荷持ちの老人・平作による、東海道ののどかな旅路が描かれます。この場面では、大変光栄なことに、舞台上の役者様が我々Miss SAKEに触れながら客席の通路を通ってくださるという嬉しいサプライズがございました。
後半、二人が実は「生き別れた実の親子」であると判明してから事態は急転します。お互いが「仇討ちの敵・味方」という深い因縁に縛られていることを知り、義理と情愛の板挟みになって涙する千本松原での別れは、涙なしには拝見できませんでした。

三、京人形
名匠・左甚五郎が彫り上げた美しい人形が、突然動き出す不思議な物語です。最初は彫り手の仕草を真似してギクシャクと男らしく動きますが、懐に鏡を入れると、一転して色気のあるしとやかな女性の踊りへと変化します。人形らしさを残した動きから、人間のように美しく舞う変化まで、観ていて本当に楽しく心が躍りました。

四、一條大蔵譚
平家全盛の世を生き抜くため、あえて「うつけ」のフリをして生きる一條大蔵卿が主人公です。前半は着物をはだけてヘラヘラと笑い、周囲から侮られています。しかし物語の終盤、悪人を成敗した瞬間にそれまでの態度が一変し、源氏再興の野心を秘めた「本物の公家」としての凛とした正体を現します。一瞬にして空気の色彩をガラリと変える圧倒的なギャップに、大変深い感銘を受けました。

幕間には、歌舞伎俳優の松本幸四郎様にもご登壇いただき、格式高くも華やかな鏡開きが執り行われました。木槌が振り下ろされた瞬間、会場は大きな拍手と歓喜に包まれました。

ご参加いただいた皆様への特別なおもてなしとして、歌舞伎座3階の「花篭」では、全国各地の酒蔵様のご協力のもと多彩な日本酒が振る舞われました。

日本酒造青年協議会の皆様のご協力により全国から10の蔵元様が集結したほか、世界最大級のワインコンペティション「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)」のSAKE部門における貴重な出品酒もご提供されました。さらに日本酒だけでなく、京都の佐々木酒造様とMiss SAKE、Miss Amazakeがコラボレーションした特別な甘酒もご用意し、ご来場の皆様にお楽しみいただきました。

甘酒につきましての詳細は、こちらをご覧ください。

https://www.misssake.org/making-amazake/

当日は約15ヶ国の大使館関係者様をはじめ、国内外から多くの方々にご来場いただき、会場は終始笑顔と和やかな熱気に包まれておりました。多大なるお力添えをいただきました全国の酒蔵の皆様に、この場を借りて心より御礼申し上げます。

会場では、私が身につけていた「宮城」のサッシュに気付き、優しくお声掛けをくださる方もいらっしゃいました。

その方は、「震災を乗り越えた宮城県だからこそ、国内外を問わず、もっとたくさんの方にその魅力を知っていただきたいですね」と、深く温かい想いを語ってくださいました。その温かいお言葉に胸が熱くなると同時に、宮城の魅力を伝えていきたいという思いがより一層引き締まりました。

日本酒や歌舞伎など、幾多の時代を経て大切に紡がれてきた日本の伝統文化は、私たちの誇りです。

これからもMiss SAKEとして、私自身もさらに学びを深めながら、日本の素晴らしい魅力をより多くの方々へお届けできるよう、誠心誠意努めてまいりたいと思います。

2023 Miss SAKE 宮城 千田瑞穂

 

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