皆様、こんにちは。
2024 Miss SAKE Japan 南侑里です。 冬の寒気が身にしみる頃となった12月9日、今年第13回ナデシコプログラムでお世話になった日本橋にあります小津和紙様を訪問いたしました。
【日本橋 小津和紙 】
小津和紙様は、承応二年(1653年)創業 東京・日本橋 和紙の専門店です。店内は、和紙の販売、ギャラリー、資料館に加え、和紙漉きや様々なお教室を開催している文化教室もございます。今年のナデシコプログラムでは小津和紙様の手漉き和紙体験工房にて和紙漉き体験をさせていただき、日本の伝統に触れる貴重な機会をいただきました。そして来年のナデシコプログラムでまた小津和紙様にお世話になることが決まりました。
新たなMiss SAKEがここでまた日本の伝統を学び、それを国内外へ伝えていくのだと思うと、とても感慨深い気持ちになりました。 今回の訪問では当時お世話になった高木様にもご挨拶することができ、とても光栄でした。
【東陶会展】
今回は素敵なご縁があり小津和紙様のビル2階にあります小津ギャラリーにて開催されていた東陶会展も訪問いたしました。東陶会様は1927年板谷波山を中心に結成され、2年後には100年を迎えられる団体です。日本の陶芸文化を守りながら新たな可能性を追求する関東近郊の陶芸家の皆様が紡ぎ出される作品が並んだ東陶会展は貴重で見どころ満載の展示会でした。
伺った日は初日ということで、東陶会 会長羽鳥惠子様をはじめとする陶芸家の皆様が集まり、それぞれの作品についてのお話をお伺いすることができました。羽鳥会長は、金沢区富岡西に陶芸・絵画造形教室「工房惠霑(けいてん)」を構え、子どもから大人まで陶芸や絵画造形を指導されておられます。今年の8月に「東陶会」の8代目会長にご就任されました。
展示会場では、多くの作品が並ぶ中、宮村義宣様と大杉幸代様の作品に触れる機会をいただき、お二人からそれぞれ大変貴重な作品を頂戴いたしました。改めまして、温かいご厚意に心より感謝申し上げます。
宮村義宣様からは、お茶やお酒を楽しむための茶器。手にしっくりと馴染む心地よさがまるで使い手との対話を楽しむかのようで、温かみを感じました。宮村様は、大学サークル「陶芸趣味の会」で作陶を始められ、現在は朝日陶芸展などで入選歴を持っておられます。
大杉幸代様からは、赤絵細描が美しい香器をいただきました。細やかな筆致と赤絵の華やかさが調和した作品は、見るたびに新たな発見があるようで、心が惹きつけられました。大杉様は、九谷焼赤絵細描の第一人者である福島武山氏に師事され、数々の展覧会で受賞歴を持つ陶芸家でいらっしゃいます。大杉様の作品「赤絵菊華紋陶筥」が宮内庁に渡るなど、日本を代表する陶芸家としての地位を確立されておられます。
改めまして貴重なお品を頂戴いたしましてありがとうございました。
【最後に】
今回の訪問では、和紙や陶芸といった日本の伝統文化が、現代においても多くの方々に愛され引き継がれていることを改めて実感しました。それぞれの文化が持つ「温かみ」や「奥深さ」は、時代を超えて多くの人々を魅了し続けています。これからも素晴らしい日本の文化を国内外へ発信し、多くの方にその魅力を届けていけるよう努めてまいります。
2024 Miss SAKE Japan 南侑里