皆さま、こんにちは。2025 Miss SAKE Japan 館農知里です。
1月9日(金) 、ホテル椿山荘東京(東京都文京区)で開催された「第40回 民族衣裳文化功労者表彰式」に、2025 Miss SAKE 準グランプリ 弭間花菜とともに出席させていただきました。
「民族衣裳文化功労者表彰式」について
一般財団法人民族衣裳文化普及協会は、日本に受け継がれてきた民族衣裳をはじめ、その染色や織り、文様、造形などに関する知見を広く社会に伝え、理解を深めることを目的として活動されています。伝統技術の継承や研究の重要性を重く受け止め、教育や人材育成、地域との連携を通じて、日本の伝統が次世代へと引き継がれていく環境づくりに取り組んでいます。さらに、国や地域の枠を越えた視点から、日本の伝統を通じた国際的な相互理解や平和的な交流の促進にも力を注いでいます。
本表彰は、同協会の理念に基づく事業の一つとして実施されているものです。民族衣裳やその関連分野について、長年にわたり普及・啓発に尽力してきた方々、ならびに伝統技術の継承や研究に携わる技術者・研究者を対象に、各分野の有識者からの推薦をもとに顕彰を行っています。また、受賞者が今後も活動を続けられるよう、将来を見据えた支援や助成を行い、その取組みを後押ししています。
彬子女王殿下 新春特別御講演「皇室のキモノ―明治から令和へ―」
今回は、三笠宮家 彬子女王殿下(京都産業大学 日本文化研究所 特別教授)によるご講義「皇室のキモノ―明治から令和へ―」を聴講させていただきました。彬子女王は、学習院大学をご卒業後、イギリス・オックスフォード大学にて日本美術史を専攻され、2010年には女性皇族として初めて博士号を取得されました。
今回は、自身のご経験を踏まえつつ、皇室の着物文化について貴重なご講演を賜りました。
驚くことに、皇族が和服を身にまとうのは「新しい文化」だと言います。江戸時代までは、平安時代から受け継がれた伝統的な様式の和装姿であった皇族の方々。しかし、江戸時代末期から明治時代初期にかけての大政奉還や明治維新、開国などの社会情勢の激変を経て、西洋化に向けたシステム整備の一環として「洋装奨励」が遂行されました。興味深いのは、戦時下でも「国民に寄り添う」という理念が根本にあったという点です。養蚕産業の発展と国益増加を重視し、国産布で作られた質素で機能的なデザインの洋服が採用されていたと言います。また、洋装化当初の頃には、長いドレスの裾が、十二単の「裳(も)」と類似していたため受け入れられやすかったという面もあるというお話は印象的でした。学び深い御講義の終盤には、「伝統」の在り方についても述べてくださいました。「伝統」は、元々「伝燈(でんとう)」という言葉が由来だそう。「油断大敵」という四字熟語があるように、燈籠の灯が決して途切れることのないよう、師から弟子へと糸のように静かに、しかし確かに受け継がれていく。そんな意味合いが「伝統」という言葉には込められています。
日本の伝統文化を次世代へと継承していくうえで大切なのは、日本文化の「形」だけではなく、その内側に潜む「精神性」や「美学」、そして歴史に寄り添いながらも時代の変化を受け入れる「柔軟性」を次世代へと継承していく意識であると強く感じました。私も日本人として、先人たちが紡いできた想いや価値観に敬意を払いながら、伝える立場として何を受け取り、何を未来へ手渡していくのかを常に問い続け、時代とともに生きる伝統のあり方を丁寧に発信していきたいと心から思いました。
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鏡開きとともに広がる着物の輪
祝賀会では、本協会会長である原茂利氏、ならびに本協会理事である武田富枝氏よりご挨拶のお言葉をいただきました。その後、私達もMiss SAKEとしてステージ上での盛大な鏡開きに登壇させていただきました。500名ほどの方々を前にして、「よいしょ!よいしょ!よいしょ!」という力強い掛け声とともに木槌が振り下ろされ、酒樽の蓋が開かれた瞬間、会場は歓声に包まれました。その熱気と一体感の中で、記念すべきひとときを共有できたことに胸が高鳴る思いでした。その後は、佐藤実絵子さんによる本会オリジナルソング『着物』の歌唱と、音楽に合わせた即興着付け「花の舞」が披露されました。着物を未来へと受け継ぐ想いが込められた歌詞と、音楽に合わせた流麗な着付けの所作が見事に調和し、会場からは拍手が送られました。祝賀会の終盤には、豪華景品が当たる大抽選会も開催されました。日常で役立つ着付け小物のセットから、数百万円を超える着物や帯に至るまで、華やかな賞品が並び、名前が呼ばれるたびに会場は大きな歓声と祝福に包まれました。
今回の「第40回 民族衣裳文化功労者表彰式」を通して、出席者の多くがそれぞれの「物語」を宿した和装に身を包み、式典に臨まれている光景が強く印象に残りました。近年、価格や実用性、生活様式の変化などを背景に、和装に袖を通す機会は少なくなりつつあります。ですが、一つの空間に集った和装の方々のお姿は、着物が個人の歴史や記憶を内包しながら、人と人とを結び、特別なひとときに新たな価値と品格を与えてくれる存在であることを改めて教えてくれました。この場に立ち会えたことは、今なお秘めている力と可能性を再認識するとともに、それを未来へと受け継いでいく意義について深く考える、貴重な機会となりました。
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また会場内では、Miss SAKEナデシコプログラムや最終選考会での着付けでお世話になった講師の皆様ともお会いすることができました。
今回は、Miss SAKE として、日本酒という垣根を超えて、地域や人々の営みの中で育まれてきた文化や風習を丁寧に伝え、形あるものだけでなく、その奥にある想いや伝統までも含め、次世代へとつないでいく役割の重要性を改めて胸に刻みました。これからも日本酒、そして日本文化が持つ奥深さを、さまざまな場を通して誠実に発信し続けてまいります。
2025 Miss SAKE Japan 館農知里




























