Miss SAKE News/Blog

「発酵バレーNAGANO2周年記念フォーラム」に出席させていただきました – 2025 Miss SAKE Japan 館農知里

皆さま、こんにちは。2025 Miss SAKE Japan 館農知里です。
11月24日(月)、信州大学国際科学イノベーションセンター(長野県長野市)にて開催された、「発酵バレーNAGANO2周年記念フォーラム2025~長野県で発酵食のミライを創る~」に出席させていただきました。


発酵バレーNAGANOについて

古くから発酵食文化が根付く長野県は、「発酵長寿県」として知られています。こうした豊かな食文化を軸に、県内の発酵食品産業(みそ・日本酒・ワイン・醤油・漬物・納豆・チーズ・酢)に携わる8つの団体・企業が連携して誕生したのが、「発酵バレーNAGANO」です。県内外、さらには海外から訪れる人々に向けて、長野県が誇る発酵食の価値と魅力を発信し、「NAGANO=発酵・長寿県」というブランド確立を目指して活動を続けています。さらに産官学の協働により、発酵文化を次世代へと繋ぐ未来志向の基盤作りにも取り組んでいます。

設立2周年を迎えた今回のフォーラムでは、発酵業界・行政・研究者が一堂に会し、発酵食を通じた地域ブランド強化や、未来への継承がテーマとなりました。次世代の発酵産業を担う若手人材による活動報告をはじめ、分科会での研究成果、基調講演、発酵食の未来をテーマとしたプレゼンテーションやトークショーなど、世代や業界の垣根を越えた交流を促す幅広いプログラムが実施されました。長野から発信される発酵文化の可能性を、参加者全員で考える貴重な空間となりました。


長野から発酵文化を世界へ

本フォーラムは、発酵バレーNAGANO理事長 /  マルコメ株式会社 代表取締役社長 青木時男氏による開会挨拶・活動報告により幕を開けました。その後の分科会活動報告では、発酵バレーNAGANOを中心として展開される産官学連携の多彩なプロジェクトが紹介されました。なかでも、発酵文化を海外へ発信する取り組みは非常に印象的で、台湾や北米の在外公館などで実施されるPRレセプションなど、国境を越えて長野の発酵食の魅力を伝える活動が着実に広がっていることを実感しました。

一方、県内に目を向けると、発酵食ツアーや蔵元・ホテルとの協働を通じて展開される「発酵ツーリズム」が各地で進んでおり、発酵文化を軸にした新たな観光の可能性についても深く学ぶことができました。地域資源を生かしながら消費者の体験価値を高める取り組みは、長野ならではの魅力を再認識させてくれる貴重な機会だと感じました。また、とりわけ心を惹かれたのは、新商品開発に向けた挑戦です。酒造への技術支援から生まれた酒粕由来の代替肉、さらに自然由来の冬虫夏草菌やワインの搾りかすを活用したチーズなど、「持続可能な発酵食文化」に向けた研究が着実に進んでいました。実際に提供された冬虫夏草菌とワインのチーズは、発酵によって引き出された凝縮感のある旨味と深いコクが印象的で、長野の発酵技術の可能性を強く感じさせるものでした。

豊かな自然や歴史・文化、巧みな技術力、そして確かなブランド力に支えられた「長野県の発酵食文化」。
その豊かさと未来への展望を改めて実感する、大変貴重な学びの機会となりました。

なお会場では、発酵バレーNAGANO副理事長 / 真澄蔵元 宮坂醸造株式会社 代表取締役社長 宮坂直孝氏にもご挨拶し、今回出席の機会をいただいたことへの御礼をお伝えさせていただきました。


地域をつなぐ力 ― コープさっぽろに学ぶ共生の未来

基調講演では、生活協同組合コープさっぽろ理事長 大見英明氏がご登壇されました。私自身、北海道で生まれ育ち、実家では宅配サービス「トドック」や資源回収、無料配布誌『Cho-co-tto』など、コープさっぽろの取り組みが日常生活の中に深く根付いていました。今回は、そうした「当たり前」の日々の暮らしの背後に、地域と暮らしを支え続ける大きな哲学と実践があることを、改めて深く理解する機会となりました。

講演のテーマとなったのは、4年に一度消費者自らが生産者を選ぶ「コープさっぽろ農業賞」です。生産者の努力を「買う」だけではなく、「評価し選び取る」という行動を通じて、地域の食と農への主体的な関わりを促すユニークな取り組みです。互いの顔が見える関係を築くことが、地域の生産基盤を守り、未来の食卓を支える土台になるという想いには、強い説得力を感じました。

また、人口減少や高齢化により行政サービスが行き届かなくなる中で、地域の課題に寄り添うために不可欠なのが「地域共生」という考え方です。今回はその一例として、生産者と消費者を結ぶ「畑でレストラン」というグリーンツーリズムの取り組みが紹介されました。こうした「実体験を通じた理解」が、地域を支え合う関係性を構築する基盤になっているのだと実感させられました。

発酵バレーNAGANOもコープさっぽろも、未来の社会を見据えながら、地域の資源を生かし、人と人を結び、持続可能な循環を生む仕組みを育もうとする哲学が根底に流れていると感じました。


8種の発酵食品が織りなす一膳 

昼休憩では、「発酵バレーNAGANO特製弁当」をいただきました。長野県の発酵食文化を支える現地企業が共同でつくった栄養満点の弁当です。みそ・日本酒・ワイン・醤油・漬物・納豆・チーズ・酢という、長野県が世界に誇る8種の発酵食品が織りなす、その味わいの奥深さを肌で感じることができました。

「発酵バレーNAGANO特製弁当」
① 高野豆腐の唐辛子味噌和え
 ―「野沢菜青唐辛子味噌漬」(有)宮城商店
② きのこと栗のロースト 鶏肉バルサミコソース
 ―「バルサミコ酢」内堀醸造(株)
③ 鯖の塩麴竜田揚げ
 ―「プラス糀 生塩糀」マルコメ(株)
④ 漬物混ぜご飯
 ―「きゅうりとみょうが梅酢漬」(有)宮城商店
⑤ 牛肉の赤ワイン味噌しぐれ煮
 ―「MdV松本平ブラッククイーン2019」(株)アルプス
 ―「信州味噌 米みそ 上撰 赤こし」(株)マルモ青木味噌醤油醸造場
⑥ チーズの酒粕味噌和え
 ―「ゴーダチーズ」(株)長門牧場
 ―「酒粕」(株)西飯田酒造店
 ―「信州味噌 米みそ 上撰 赤こし」(株)マルモ青木味噌醤油醸造場
⑦ 青菜のドライ納豆醤油麹和え
 ―「ドライ納豆」(有)村田商店
 ―「生しょうゆ糀」マルコメ(株)
⑧ 醤油豆の炊き込みご飯
 ―「しょうゆ豆黒豆造り」マルヰ醤油(株)


長野駅で味わう、信州発酵文化の深み

長野駅に直結する「信州くらうど」は約90坪という広々とした店内に、県内の味噌や漬物などの発酵食品、日本酒、ワインを中心としたこだわりの品を揃えています。店長 松下昌靖氏の「信州の醸造・発酵文化を伝える」という理念のもと、現在では県内約80蔵の日本酒、15のワイナリーのワインが並ぶ充実のラインナップを誇ります。

さらに店内に併設する「醗酵バー 醸」では、長野産日本酒やワイン、クラフトビールがグラスで楽しめるほか、「信州チーズ盛り合わせ」や「市田柿ミルフィーユ」など、発酵の魅力を引き立てるおつまみも充実。観光客はもちろん、出張帰りのビジネスパーソンや、地元の方の「帰り道の一杯」としても人気を集めています。私も、発酵バレーNAGANOのフォーラムを終えて長野駅へ戻る道すがら、日本酒3銘柄とお通しが付く「利き酒セット」を楽しませていただきました。近くで飲んでいた地元の方々とお話をしながら、一日の締めくくりに改めて「長野の発酵文化の奥深さ」を感じるひとときとなりました。

会場では、たまたま期間限定で試飲販売を実施していた春日酒造(長野県)の皆様にもお会いすることが出来ました。新酒「井乃頭 純米無濾過生 ひとごこち」を試飲させていただき、そのフレッシュで旨味がある味わいに癒されました。お忙しい中、話を聞かせていただきありがとうございました。


今回の「発酵バレーNAGANO2周年記念フォーラム」を通して、長野県が培ってきた発酵食文化が、地域の産業・観光・教育・研究といった多分野をつなぎ、新たな価値を生み出す大きな原動力となっていることを実感しました。さらに、発酵が「文化」であり「産業」であり、さらには「地域と人を結ぶ架け橋」でもあることを、各分野を牽引する方々の情熱や想いを通して深く学ぶことができました。

今後もMiss SAKEとして、こうした日本各地に息づく食文化の魅力を、生産者と消費者といった垣根を越えて、他分野と積極的に連携しながら発信してまいります。とりわけ日本酒をはじめとする「発酵」がもたらす豊かさをより深く理解し、国内外、そして次世代へと確かな形で届けられる存在を目指して、これからも精進してまいります。

2025 Miss SAKE Japan 館農知里

関連記事

  1. 「第1回大阪千代むすびを楽しむ会」に2024 Miss SAKE鳥取 林原有香が…

  2. 秋田酒造株式会社に2025 Miss SAKE 秋田 嶋宮里紗が表敬訪問させてい…

  3. 10/28に行われた「第42回 全国きき酒選手権大会」に2023 Miss SA…

  4. 『~居酒屋の未来を創造する~居酒屋 Japan 2019』に2018 ミス日本酒…

  5. 花岡浩司先生主催ダンスパーティー “Una Bella Serata” に201…

  6. 「米子リベンジMICEの集い~米子の学会を盛り上げる~」に2023 Miss S…

2025 Miss SAKE Japan ファイナリスト
2024 Miss SAKE 最終選考会 Full Movie
2024 Miss SAKE 最終選考会 ダイジェスト
Miss SAKE 応募詳細はこちら

Miss SAKE出演・講演・取材依頼

Mrs SAKE

Mr SAKE

Mr SAKE

最近の記事
PAGE TOP
Translate »