皆さま、こんにちは。2025 Miss SAKE Japan 館農知里です。
4月23日(木)、在コロンビア日本国大使館(コロンビア)にて開催された「日本食・日本酒PRレセプション」において、日本酒講座プレゼンターとして登壇する機会をいただきました。あわせて、一般社団法人Miss SAKE 代表理事 大西美香氏とともに、100名を超えるご来場の皆さまに5種類の日本酒をご紹介し、提供させていただきました。
深まる日本とコロンビアの友好関係
本レセプションでは、はじめに駐コロンビア日本国特命全権大使 清水亨氏、農業地方開発省 国際関係局長 Yenly Angélica Méndez 氏、農林水産省 輸出国際局審議官 西浦博之氏よりご挨拶を賜りました。日本とコロンビアは、2028年に国交樹立120周年を控えるなど、長きにわたる友好関係を築いております。さらに2025年9月には、「農業技術、投資及び貿易における協力に関する日本国農林水産省とコロンビア共和国農業・地方開発省との間の協力覚書(MoC)」が署名され、農業・食料分野においても協力関係は着実に深化しており、今後のさらなる発展が期待されています。
「SAKE」をコロンビアの日常へ
乾杯のご挨拶の後には、Miss SAKEとして、日本の食文化を象徴する存在である「日本酒」について会場の皆様にご紹介する機会をいただきました。海に囲まれた島国・日本の風土の中で、自然、伝統、そして職人の技が融合しながら育まれてきた、日本酒。その歴史的背景や地域ごとの個性、原料や製造工程に加え、近年の国際的評価の高まりに至るまで、多角的な視点からお伝えいたしました。とりわけ、日本酒が2000年以上の歴史を有し、2024年12月にユネスコ無形文化遺産に登録された点については、多くの関心をお寄せいただきました。和食文化への関心が高まるコロンビアにおいて、「SAKE」という言葉自体は認知されつつある一方で、その背景にある文化や魅力については、まだ十分に知られていない側面もございます。本講座を通じて、日本酒が単なるアルコール飲料にとどまらず、文化的価値や多様な魅力を持つ存在であることをお伝えできたことを、大変嬉しく思っております。講座終了後には多くの方々にお声がけいただき、「日本酒について初めて深く理解することができた」「これほど長い歴史があるとは知らなかった」といったご感想を頂戴しました。また、「麹(Koji)とは何か」といったご質問も複数寄せられ、発酵文化への関心の高さが強く感じられました。
その後、農業地方開発省 農業問題担当副大臣 Geidy Xiomara Ortega 氏からもご挨拶を頂戴し、「食」と「農業」を通じた両国のさらなる連携強化への期待が述べられました。地理的な距離を超え、同じ目標を共有する両国の関係強化への機運の高まりを改めて実感する機会となりました。
食で繋がる国際交流のかたち
続くレセプションでは、日本酒ブースにて以下の銘柄をご紹介いたしました。
梵 艶 純米大吟醸-加藤吉平商店(福井県)
満寿泉 純米-桝田酒造店(富山県)
鳴門鯛 純米吟醸 LED-本家松浦酒造場(徳島県)
北雪 大吟醸 YK35-北雪酒造(新潟県)
黄桜 純米 にごり-黄桜(京都府)
会場では、和食料理店NANAによる寿司の提供に加え、日本の菓子や飲料、さらにコロンビアの食文化を代表する料理も並び、食を通じた文化交流の場が広がっていました。
ご来場の皆さまには、お好みやお料理との相性を伺いながら、それぞれに合った日本酒をご提案させていただきました。すっきりとした味わいや果実味のあるタイプ、また甘みのある日本酒などが特に好評で、「身体に染み渡るような優しい味わい」「砂糖を使っていないとは思えない自然な甘さ」といったお声を頂戴しました。
また、複数回ブースに足を運んでくださる中で、「料理と合わせるなら純米酒がより美味しい」といったお声も頂戴し、料理とのペアリングによる味わいの変化を楽しまれる姿が大変印象的でした。日本酒を積極的に体験される前向きな様子に触れ、現地における関心の高まりを実感いたしました。日本酒文化がまだ深く根付いていないコロンビアだからこそ、こうした日本酒体験の機会を通じて多様な味わいをご紹介する意義は大きく、今後の日本酒の理解促進および消費拡大の可能性を強く感じる瞬間となりました。
「日本食普及の親善大使」任命の瞬間
会の終盤には、コロンビアで初めて「日本食普及の親善大使」に任命された小川晃司氏(株式会社Encounter Japan 執行役員/コロンビア支社代表取締役社長)および伊元智恵子氏(TERRA MAARU代表)の表彰が行われました。私も光栄なことに、小川氏へ任命バッジを授与する役を務めさせていただきました。
「日本食普及の特別親善大使」および「日本食普及の親善大使」は、日本の農林水産物・食品および食文化の魅力を国内外へ発信し、輸出拡大につなげることを目的として設置されており、特別親善大使は主に発信の象徴的役割を、親善大使は専門的知見をもとに現地関係者への助言等を担います。なお、2025年12月時点で世界70カ国・地域において計225名(海外171名、国内54名)のみが任命されており、極めて限られた存在です。本表彰は、日本食・食文化の魅力発信と国際的な普及を担う重要な役割を示すものであり、今後さらなる文化発信の強化と国際展開の拡大につながっていくことが期待されます。
今回の在コロンビア日本国大使館での「日本食・日本酒PRレセプション」を通じて、日本酒が単なる嗜好品にとどまらず、日本の風土や歴史、そして人々の営みを映し出す文化そのものであることを改めて実感いたしました。また、現地の皆さまが日本酒に真摯に向き合い、その味わいや背景に関心を寄せてくださる姿に触れ、日本酒が国や文化の垣根を越えて人々をつなぐ力を持っていることを強く感じました。本レセプションは、まさに日本とコロンビアの長年にわたる友好関係を背景に、「食」や「農業」を通じた新たな価値創出の可能性を示す機会でもありました。両国の文化や産業が交わることで生まれる相乗効果は、今後ますます広がっていくものと確信しております。
今後もMiss SAKEとして、一つひとつのご縁を大切にしながら、日本酒の魅力を正しく、そして丁寧にお伝えし続けるとともに、日本文化の奥深さを世界へと発信してまいります。そして、日本酒を通じて生まれる新たな対話や交流が、両国のさらなる関係深化へとつながることを願い、引き続き活動に取り組んでまいります。
2025 Miss SAKE Japan 館農知里































