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福光屋にて「老舗酒蔵テイスティング × Miss SAKE」に参加させていただきました – 2025 Miss SAKE Japan 館農知里

皆さま、こんにちは。2025 Miss SAKE Japan 館農知里です。
11月20日(木)、福光屋(石川県金沢市)にて開催された、「老舗酒蔵テイスティング × Miss SAKE」において、神奈川県からお越しのお客様をお出迎えさせていただきました。


福光屋について

「福光屋」は、寛永二年(1625年)創業という約400年もの歴史を誇る、石川県を代表する老舗酒蔵です。長い歳月の中で培われた経験と知恵を礎に、現在も「米・水・人」の調和を目指して酒造りを続けています。原料となる酒米には、全国各地の良質な契約栽培米を使用し、土づくりから農家とともに歩む姿勢を大切にしています。仕込み水には、白山連峰に降り注いだ雪解け水が百年をかけて地中をめぐり湧き出る「恵みの百年水」を使用。清らかでやわらかなその水が、福光屋の酒に澄んだ旨味と品格をもたらしています。さらに、全ての製品を純米造りで手がけるという徹底したこだわりにより「旨くて、軽い」味わいを実現。自然の力を余すことなく引き出すその姿勢は、酒造りへの確かな信念を映しています。代表銘柄の「加賀鳶」をはじめ、「福正宗」「風よ水よ人よ」「すっぴん」…など、個性豊かなシリーズ展開を通じて、日常に寄り添う酒から特別な酒まで、多彩な味わいを届けています。伝統と革新の精神を受け継ぐ福光屋は、これからも日本酒の新たな可能性を、金沢から世界へ発信し続けます。


福光屋で味わう日本酒の奥深さ

今回は、神奈川県からお越しのお客様をお迎えいたしました。まずは店舗のすぐ近くにある、「恵みの百年水」が湧き出るスポットへご案内しました。百年水は、日本三霊山の一つ・白山に降り積もった雨や雪が、長い歳月をかけて地層に磨かれ、約100年後に酒蔵の地下150mから湧き出す名水です。地元の方々も汲みに訪れるほど親しまれており、その澄んだ味わいにお客様も大変興味を持ってくださいました。

酒づくりの季節を迎えた福光屋では、仕込み水が湧く酒蔵の軒下に、酒造りの神様を祀る奈良・大神神社の杉で作られた青々とした杉玉が掛けられ、新しい年を迎えるしめ縄が飾られていました。杉玉は、青から茶へと色づきが変わることで日本酒の飲み頃を知らせる、蔵ならではの季節の風物詩です。さらに、しめ縄にはそれぞれ意味が込められていることを教えていただきました。縄の部分は「雲」、垂れ下がる藁束は「雨」、そして紙垂(しで)は「雷」を表すのだそう。自然への畏敬の念や五穀豊穣への祈りといった日本文化の精神が、今もなお日常の中に息づいていることを改めて感じるひとときとなりました。

その後はセミナー会場に移動し、Miss SAKEとして「日本酒講座」を担当させていただきました。まず冒頭では、Miss SAKEの活動内容についてご紹介し、続いて日本酒がどのような工程を経て造られるのか、さらに温度によってどのように味わいが変化するのかを詳しく解説いたしました。その後、福光屋の酒造りへのこだわりを紹介する映像をご覧いただき、実際に蔵を代表する銘柄の試飲もお楽しみいただきました。日本酒の背景をより深く知った上で味わっていただくことで、より一層特別な体験を楽しんでいただけたご様子でした。

今回ご用意した3銘柄は以下の通りです。

・蔵元限定 純米大吟醸 金澤
契約栽培した酒米の最高峰「山田錦」のみを使用し、伝統の技で丹念に仕込んだ純米大吟醸です。七転八起の所以がある郷土人形「加賀八幡起上」をモチーフにした限定デザイン。
・加賀鳶 いかずち
霊峰・白山の恵みが100年以上の歳月を経て蔵の地下150メートルに届く天然水「百年水」を使用し、契約栽培および特別栽培による山田錦のみで醸された一本です。40%まで磨いた米が生む華やかな香りと繊細な旨味が、軽快さと見事に調和した洗練の純米大吟醸に仕上がっています。
・飄々 古々酒 純米吟醸
米の持ち味を大切にした仕込みによって生まれた純米吟醸を、蔵内で時間をかけて熟成させました。まろやかさの中にしっかりとしたキレがあり、その独特で飄々とした味わいは、他ではなかなか出会えない個性を持っています。


新酒の味わいを求めて

その後は、蔵に併設された「SAKE SHOP 福光屋」へご案内いたしました。海外からのお客様の姿も多く、店内は活気に満ちており、気になる銘柄の試飲を楽しみながら、皆さま思い思いにお買い物をされていました。ちょうど搾りたての新酒が豊富に並ぶ時期でもあり、お土産として複数本まとめて購入される方も多くいらっしゃいました。

私自身も帰り際に、ほどよい発泡感と爽やかな甘みが魅力の「福正宗 純米吟醸にごり酒・生 しろき」と、新年に向けた限定ボトル「福正宗 酒歳時記 吟醸新酒 二〇二六」、さらに米の発酵飲料「ANP71」や一週間に10個限定の酒饅頭などを購入させていただきました。新年ボトルには、アーティスト・上出惠悟氏による可愛らしい馬のモチーフが描かれており、そのデザインをあしらった小皿「くるくるぱっかぱっか」も限定販売されていました。その遊び心のある世界観に、ついつい心を奪われてしまいました。


今回の福光屋様での「老舗酒蔵テイスティング × Miss SAKE」を通じて、蔵に息づく歴史や自然の恵み、そして日本酒の奥深い味わいを、お客様と一緒に味わうことができました。実際に、福光屋ならではの酒造りのこだわりに触れる中で、日本酒がどれほど豊かな伝統を有する存在なのかを改めて感じる貴重な機会となりました。加えて、お客様が楽しそうに試飲される姿を拝見し、日本酒が人を笑顔にする力をあらためて実感いたしました。

そして今回の経験を通して、Miss SAKEとして日本酒の魅力をより多くの方々に届けていきたいという思いも一層強まりました。蔵の想いや土地の個性が詰まった一杯を、丁寧に、そして温かく伝えていくことを目標に、これからも日本酒の魅力を広く発信し、人と日本酒を繋ぐ架け橋となれるよう努めてまいります。

2025 Miss SAKE Japan 館農知里

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