皆さま、こんにちは。
2024 Miss SAKE 兵庫 阿江春果です。
梅雨を目前に控え、不安定な天気の中、兵庫県多可町で「山田錦発祥のまち」の田植えを早乙女衣装を着て体験いたしましたので、ご報告いたします。当日は雨の予報で心配していましたが、幸運にも田植え日和となりました。
日程:2024年6月9日(日)
場所:兵庫県多可町
まず宮司様のもと、神事の意義や目的を説明する祝詞奏上が行われました。
続いて、お祓いや玉串奉奠と進み、最後に御神酒をいただきました。その御神酒の香りが非常に高く、持っているだけで芳香が広がり、心から楽しみました。
その後、ご挨拶をさせていただき、僭越ながら私の掛け声で本格的に田植えが始まりました。
映像でしか見たことのなかった田植えを実際に体験してみると、想像以上の重労働でした。
ぬかるみに足を取られながらも、豊作を祈りつつ、一歩一歩植えていきました。最初は手間取りましたが、次第に慣れていき、「私意外と、田植えの才能あるかも?」などと思いながら、心を込めて植えました!
今回の田植え体験には3世代の家族や多くの子どもたちが参加しており、総勢150人ほどでした。
子どもたちの参加は、農業への関心を高め、就農の促進にもつながると感じました。この体験は五穀豊穣を祈るだけでなく、次世代の農業への関心を引き出す重要な機会であると実感しました。
今回、私が体験させていただいたのはほんの一工程に過ぎませんが、それでもこれほど大変だとは思いませんでした。
特に印象に残ったのは、無農薬である有機栽培や特別栽培で山田錦が作られているということです。
※特別栽培米とは・・・慣行的に行われている農業に比べて農薬・化学肥料の使用を5割以下で栽培すること。
非常に手間がかかり困難を伴うそうですが、その努力が美味しい日本酒の魅力を引き出す鍵だと感じました。多可町の「日本酒で乾杯の町」としてのこだわりを強く感じ、日本酒の製造にはお米作りからのこだわりが欠かせないことに改めて感銘を受けました。
私たちが植えたお米が来年の日本酒になると思うと、山田錦の発展の一端を担っているようで、責任とともに感慨深さを感じました。
田植えの後、多可町産の食材や山田錦を使ったドーナツやうどんをいただきました。
多可町の方々のお気持ちが込められているようで心が温まり、田植えの疲れが吹き飛びました。
地域の方々と交流しながら、多可町の豊かな自然と食文化を満喫しました。
多可町の方々のご厚意に、心から感謝しています。
本当に素敵な町、多可町。皆さんもぜひ、足を運んでみてくださいね!
2024 Miss SAKE 兵庫 阿江春果