皆様こんにちは。2023 Miss SAKE 静岡 古橋花菜です。
この度、静岡県清水市西久保にあります、三和酒造株式会社様を訪問させていただきました。
三和酒造様の創業は1686年に遡ります。静岡県の中でも、大変古くに始まった酒蔵です。
伝統的なお酒「鶯宿梅(おうしゅくばい)」をルーツに、現在では「臥龍梅(がりゅうばい)」で広く知られております。
従来の静岡型吟醸酒とは異なり、「味も香りも豊かでインパクトがあり、後味のきれいな酒質」のお酒です。
歴史深い酒蔵ではありますが、時代の流れに沿って変化を厭わない姿勢でいらっしゃるからこそ、300年以上にわたって多くの方に愛され続けてきたのではないでしょうか。
大変風情がある素敵なご自宅をご案内いただきました。
代表取締役社長の鈴木克昌様と専務の鈴木孝昌様より、お話を聞かせていただきました。
最も印象に残ったのは、海外への輸出についてのお話です。
中国での輸出量が最も多いそうですが、その他にも韓国、タイ、シンガポール、オーストラリア、イタリア、フィリピン等、現在では20カ国以上に輸出を行っているそうです。
「臥龍梅」が世界中で愛されている証に、国内外で数多くの賞を受賞されております。
下記のお写真はKura Masterやワイングラスでおいしい日本酒アワードをはじめとする国内外の様々なコンテストで受賞歴を誇る「Garyubai Sparkling Sake」をいただいた様子です。
「しっかりとした味のお酒を造り出すことができなければ、美味しいスパークリング酒も造ることができない」と鈴木社長はおっしゃっておりましたが、スパークリング酒が認められ受賞されているということは、地元静岡県民としても大変誇り高いことであると思います。
さらに、下記のお写真は全国新酒鑑評会にて金賞を受賞された「臥龍梅 大吟醸生貯原酒」です。
精米歩合は、なんと35%!
香りが豊かでありながら大変キレが良く、美味しくいただきました。
蔵の中も見学させていただきました。特筆すべきは、なんといっても「サーマルタンク」です。
温度を調整し、約-2度で生酒を貯蔵できるのだそうです。
スパークリングのお酒を貯蔵する耐圧式サーマルタンクも見せていただきました。こちらは、密閉式で瓶内2次発酵ならぬタンク内2次発酵ができるのだそうです。特徴的なタンクを見せていただき感動いたしました。
三和酒造様は、都市部の住宅地にあり、清水港の近くに位置しております。この立地を利用して、近くに別の倉庫もあるのだそうです。
出荷までには、-2度のタンク→5度の倉庫→10度の倉庫という過程があります。貯蔵における温度管理が徹底されているということが分かりました。
タンクに貯蔵することで無駄なく在庫を持つことができるというお話に、納得するとともに効率よく貯蔵できるサーマルタンクの素晴らしさを学びました。
また、三和酒造様は「お客様に蔵へ来てもらう」ではなく、「蔵から出かけていく」スタイルの独自イベントを行っておられます。
地方だけでなく首都圏にお住まいの臥龍梅ファンの方々にも楽しんでいただける三和酒造様の素晴らしい取り組みを、皆様もぜひチェックしてみてください!
2023 Miss SAKE 静岡代表として、三和酒造様の更なる国内外での発展に少しでも貢献できれば幸いでございます。
三和酒造株式会社 鈴木克昌社長・鈴木孝昌専務ご夫妻、貴重なお時間をいただきまして、心より感謝申し上げます。
そして、三和酒造様とのご縁を繋げてくださった初代 Miss SAKE 森田真衣様、誠にありがとうございました。
三和酒造様
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2023 Miss SAKE 静岡 古橋花菜
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