皆様こんにちは。
2021 Miss SAKE 石川 稲垣知葉です。
10月6日、「老舗酒造テイスティングとMiss SAKE 石川」が福光屋様にて開かれ、昨年に引き続き参加させていただき、東北・北海道からお出での皆様の素敵な旅の一場面を担わせていただきました。
コロナ禍でなかなか旅行もままならなかった今年。やっと開催された旅行に金沢という土地が選ばれたこと、そこに呼んでいただけたことに喜びを感じました。
まず、福光屋 岡本様のご案内で蔵や杉玉の説明を一緒に聞かせていただきました。
以前のご報告の繰り返しとなりますが、百年水について説明します。
福光屋様の酒造りに使われる仕込み水である百年水は、日本三名山のひとつである霊峰白山に降り注いだ雨雪が地中深く滲み込み、「大桑層(おんまそう)」と呼ばれる貝殻層をゆっくりと潜り抜ける間に酒造りに最適なミネラルをたくわえ、100年の時をかけて酒蔵に辿り着いたお水です。
私が最初に持った感想は「なんてやわらかいお水なのだろう」でした。
やわらかいのに、正体は”やや硬水”。
福光屋様の醸す、辛口の酒造りには欠かせないお水です。
硬水であるのに関わらず、100年かけてゆっくりと白山から届くお陰で、口当たりが大変やわらかくなるそう。この恵みのお水のおかげで、福光屋様は小立野という土地から一歩も動かずにずっとお酒造りを続けてこられたのです。
次に、レクチャールームにて皆様と『酒蔵物語』映像鑑賞をいたしました。
ここでしか見られない福光屋様の酒造りに関する映像です。
ぼた雪(北陸地方の方言。湿気のある大粒の雪のこと)が降る中、杜氏と蔵人が酒造りの成功を祈り手を合わせる姿には心が震えました。
その後、改めて岡本様からご紹介をいただき、
「SAKEとわたし」という題で10分弱のプレゼンテーションをさせていただきました。
稲垣知葉という人間がどうしてMiss SAKEに応募したのか。
Miss SAKEとは。
活動内容、ナデシコプログラムについて、最終選考会の様子を私が参加させていただいた年、そして今年のこともお話しさせていただき、
最後に大好きな石川県の日本酒の特徴をお話しさせていただきました。
宮城代表や北海道代表のMiss SAKE同期のエピソードに触れるとなんだか盛り上がり、皆様の住んでいる土地に対する愛情が伺えました。
岡本様からの提案でオペラアリアから1フレーズだけ歌わせていただいたのですが、大きな拍手をいただき大変嬉しかったです。
最後に、ショップの方に同行し、テイスティングにご案内いたしました。
代表銘柄である加賀鳶をはじめとし、瑞秀、そして長期熟成酒である百々登勢などを利酒していただきました。
やはり東北地方にお住まいの皆様はお酒の味をよく理解していらっしゃり、私もお話しさせていただくのが楽しかったです。
和らぎ水として百年水も飲んでいただき、和やかな時間になりました。
岡本様から私もお酒のことを伺いながらテイスティングさせていただきました。
こちらの百登勢シリーズは、長期熟成酒。
特別な管理方法で長い時間をかけて熟成させたその味には言葉を失いました。
熟成酒とは結構エグ味が強かったりクセのあるイメージがあったのですが、わかりやすくいうと雑味やノイズを一切取り払った紹興酒といいますか。素材を生かす金沢のお料理に合う熟成酒。
福光屋様は、1959年から熟成の研究を重ねており、その腕は確かなもの。
現在、1970年からずっと寝かせているお酒があるそう。50年ものの日本酒、、、気になる!!
初心をいただく際にサーブされたのはこちら、福光屋様オリジナルの大吟醸グラス。
グラスの底に突起があることで吟醸香を、より楽しむことができます。
福光屋様の醸す日本酒は、金沢という土地にしっかり根付いていらっしゃいます。
福光屋様とお仕事させていただいたよと言うと、金沢に住む家族は大喜びして、その夜も日本酒で乾杯いたしました。
私もショップでお酒を買わせていただいたので、またInstagramなどでご紹介させていただきます。
福光屋様、そして関係者の皆様、この度は素敵な経験を誠にありがとうございました。
2021 Miss SAKE 石川 稲垣知葉