2021 Miss SAKE 東京代表の窪真理、佐藤琴音、宮城代表 斉藤百香が参加
皆様こんにちは。
2021 Miss SAKE 宮城 斉藤百香です。
白鶴銀座天空農園とは、「銀座から日本酒文化の情報発信ができないか」との思いで2007年から始まったプロジェクトです。
白鶴酒造様のビルの屋上に田んぼを作り、酒米の製造をされています。
先月、Miss SAKEのナデシコプログラムでも見学させていただき、その光景に大変感動したことは記憶に新しいです。
その際はまだ田んぼは空っぽだったのですが、その後白鶴酒造の皆様が土を入れ代掻きをし、6月15日に田植えが行われることになりました。
2021 Miss SAKEからは、東京代表の窪真理さん、佐藤琴音さん、そして宮城代表の私 斉藤百香の3人で参加させていただきました。
関東甲信は前日の14日に梅雨入りを発表。
お天気が心配されましたが、当日の朝カーテンを開けると・・・雲は多かったものの、見事晴れ!
そよぐ風は心地よく、最高の田植え日和となりました。
田植え自体は何度もやったことがありましたが、最後に行ったのは数年前のこと。上手く植えられるか、少し不安な気持ちを抱えながらそっと田んぼに手を入れました。
まだ午前中ということもあり、ひんやりとした泥。
それが手にまとわりつく滑らかな感触に、”これこれ!”となんだか心が弾みます。
久しぶりのその感覚に懐かしさを覚えているうち、いつの間にか夢中で取り組んでおりました。
一歩一歩後退しながら稲を植えていくのですが、長靴のせいもあり、泥に足を取られます。
危うく転びそうになりながらもなんとか私のパートの田植えは終了。
社員の皆様もあたたかくサポートしてくださり、終始楽しく体験をさせていただきました。
自分の田植えの後は、白鶴酒造の皆様にお話を伺ってみました。
白鶴銀座天空農園はスペースが限られているため、取れる量はわずか。
一粒たりともお米を無駄にできないとの思いで必死に守りながら酒米作りをされているのだそうです。
それを聞いて、ここでの田植えは”古来の田植えの姿”と言えるのではないかと思いました。
機械を使わずに代掻きや田植えをして、雑草をとり、自然災害や虫・鳥から稲を守る。
すべてを人の力で行い、自然に身をまかせる・・・。
そんな神聖な場所が銀座のど真ん中にあるなんて。
白鶴銀座天空農園は、今と過去の日本の姿が交差するような場所だと感じました。
また、数日後には小学生が体験に来るとのこと。
自分のふるさと宮城には田んぼがとても身近にあり、当たり前の様に田植え体験がありましたが、都会の子どもたちにはそれがありません。
そんな中で白鶴様は、子どもたちに滅多にできない貴重な経験と食育の場を提供されていらっしゃいます。
かつて自分もそうであったように、お米作りの苦労を知ることで一粒のありがたみを身を以て感じられるいい機会になるだろうなと思いました。
ナデシコプログラムで試飲させていただいた白鶴錦を使い銀座で醸した日本酒には、忘れられない感動がありました。今日は、美味しいお酒が出来上がるまでの一端を担うことができ、とても光栄でした。
白鶴酒造の皆様、この度は貴重な経験をさせていただき、誠にありがとうございました。
心から御礼申し上げます。
2021 Miss SAKE 宮城 斉藤百香