皆様、こんにちは。2025 Miss SAKE 奈良 安井綾 です。
この度は、2025年6月17日(火)〜6/22(日)の6日間、大阪・関西万博「関西パビリオン」にて、一般社団法人Miss SAKEと一般社団法人Luvtelli様の共催出展にて「ウィメンズヘルスブース」を開催いたしました。
私は、2025年6月20日(金) に2021 Miss SAKE 東京 窪 真理さん、2025 Miss SAKE 京都 堀越 はなさん、2025 Miss SAKE 愛知 斎藤 希さんとともに、参加させて頂きました。
「ウィメンズヘルスブース」では、万博テーマの「いのち輝く未来社会のデザイン」に沿った、日本女性が抱える健康課題に関する展示や相談、体組成・ヘモグロビン・骨密度の数値を測定してアドバイスを受けることができる体験型のイベントを行っています。
また、世界の美の多様性に触れることができる「わたしの美のものさし展」や、生理やPMSなどについて共有できる参加型ブースもございます。
私たちがBMIパネルを持ち、万博内を歩き周り、日本および海外からのお客様を対象に、「各国における美の基準の違い」「美しさに対する考え方の違い」などについて、インタビューを行いました。出身国により体系への感じ方が違い、大変興味深く感じました。
午後からはトークショーが開催され、私は、慶應義塾大学医学部産婦人科 内田 明花先生による、「プレコンと高齢妊娠のリスク」のセッションに、Miss SAKE 代表理事大西 美香さん、2025 Miss SAKE 京都 堀越はなさんとともに登壇させて頂きました。
内田先生とお会いするのは、ナデシコプログラムで講義をして頂いてから約2ヶ月ぶりでした。
ナデシコプログラムでお話をお伺いした時は、初めて知ることばかりで、非常に心が動かされる内容でした。特に印象に残っていることは、現在自然妊娠で出産できる可能性は減ってきており、10人に1人が体外受精で産まれていることです。不妊治療をされている人の数があまりにも多く驚きました。
しかし治療を始める方のほとんどが35歳を過ぎてからで、それでは遅すぎるということ。早くから不妊治療に踏み出していれば授かったかもしれないのに、という悲しい思いをしないためにも、早い行動が重要だということです。
講義を受けるまでは、Miss SAKEの活動や仕事で動き回っている私にはまだ関係ないこと、としか思っていませんでした。しかし、未来の自分のために、その時がくればどうにかなるだろうの精神ではなく、早い段階から自分の未来をどう生きるかの選択をすべきだと思いました。
いまは自分で未来を選択出来る時代にあり、例えば卵子凍結を行うことで、自分のキャリアを優先させることも出来る時代とのことです。しかしそれも早い段階での判断がポイントで、年齢が上がれば上がるほど、可能性も下がるとのことでした。
今回、2度目となる内田先生のお話をお伺いし、自分のキャリアビジョンを見つめ直すことの重要性を、 改めて感じさせて頂きました。そして、つらい思いをする方々を少しでも減らせるように、学んだ知識を私たちが同世代の方々に伝えていく使命があるという責任感を感じました。
私自身、Miss SAKEとして活動する中でナデシコプログラムなどを通して、「外見だけではない内面から輝く美しさ」や「自分を大切にすることの大切さ」に着目してまいりましたが、今回の経験を通じて、より広い視野から“美と健康”について考える貴重な機会となりました。
このような形で万博という国際的な場にて、日本国内にとどまらず、女性の健康課題や多様な価値観を追求できたことを、また様々な国籍、年齢の方に自分自身の身体について考える機会を提供できたこと、大変光栄に思います。
今後も、Miss SAKEとして日本酒や日本文化の魅力を発信していくことに加え、「自分らしく、健康で美しく生きること」の大切さも伝え続けてまいります。
2025 Miss SAKE 奈良 安井綾