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第2回ナデシコプログラムレポート「美しい着付けは目配り・心配りから」2025 Miss SAKE 京都 堀越はな

みなさん、こんにちは。

2025 Miss SAKE 京都 堀越はなです。

3月16日(日) 、東京・日本橋にて第2回ナデシコプログラムが行われました。

昨日に引き続き、民族衣装文化普及協会の着付け師の先生方に、振袖自装の手順・ポイント・所作についてご教授いただきました。

-第2回プログラム内容-

1.『着付け講座2』(民族衣装文化普及協会の着付け師の先生方)

2.『着付け講座3』(民族衣装文化普及協会の着付け師の先生方)

  1. 自習

着付けの手順

本日は10:00~17:00までみっちりと着付け師の先生方にご協力いただき、振袖自装の特訓をいたしました。1分1秒の時間も無駄にするまいと、ファイナリストたちは課題をそれぞれ掲げながらトライアンドエラーをひたすら繰り返しておりました。

☑︎長襦袢を着る。衣紋を抜く。シワを伸ばす

☑︎振袖を羽織る。シワを伸ばす

☑︎裾丈の調整 / 床に平行に / 脇線を揃えおくみ線を足の親指と人差し指の間に揃える

☑︎襟を整える

☑︎おはしょりを整える

☑︎空気を抜くようにお太鼓を整えてふくら雀帯を作る

☑︎羽は背中に沿わせ間が開かないようにする

☑︎帯を強く巻く

…こう文字に書き起こすと、なかなかシンプルに見える振袖の自装なのですが、実際に着付けてみるとそう簡単にはいきません。

まず第1段階の長襦袢。この第1段階をきちんと綺麗に仕上げることが、最後に綺麗に振袖を仕上げるための要点であると言っても過言ではありません。「見えない部分だから」と気を抜いてはいけません。

しかし、この第1段階、早くも私には難関が訪れました。“衣紋を抜く”ことです。

↑昨日の『第1回ナデシコプログラム』後自宅で復習した時の様子(本来は鏡の前で着付けはしません)

こちらの写真の通り、何度着ても衣紋が詰まってしまっておりました。

一生懸命に後ろに引っ張っても前に詰まってきてしまうのです。

ここで、衝撃のアドバイスを先生からいただきました。

「そんなに頑張って引っ張らなくてもいいのよ」

今まで、私はできる限りの力を込めて、あらゆる場所を強く引っ張り、強く締め、、としておりました。

しかし、

抜くところは抜く。衣紋は一度整えたら後は抑えて「シュッと」ナチュラルに腰紐を結ぶ方が綺麗に仕上がることがわかりました。

↑まだまだ衣紋が抜けていませんが、昨日よりかなり衣紋が綺麗に仕上げられるようになったと思います。

そして振袖を羽織る時も同様。無駄な動きはできる限りなくすようにし、畳半畳で着られるようにします。そうすることで着ている最中から着崩れを防ぐことができるのです。

締めるときは締めるけれど抜くときは抜く。コンパクトに無駄なく。このメリハリが大切だと気がつきました。

家で一人で自習していても理解できなかった部分も先生方に「ここはこう仕上げたいからここを意識して」「この方が自分も楽に着られるでしょ」と一つ一つ原理や“考えかたから教えていただいたことで一つの筋が通りました。

また、理解が進んだことで、仲間ともポイントを教え合いながら高め合えるようになりました。

振袖の起源は江戸時代にまで遡り、子供や未婚の女性の衣装として定着しました。一口に「振袖を自装する」と言っても、江戸時代から今まで積み上げられた“着る美しさ”への考え方や心遣いが詰まっているのだと実感しました。

着付け講座を通して

最後に

先生方から学んだのは、

「互いに楽しみながら高めあう姿勢」です。

何回着付けが上手くできなくても、先生方は何回でも優しく見守ってくださり、1回1回楽しく笑い合いながらポイントを細かに優しくご教授くださいました。

2枚目の写真、ふくら雀の帯を作っている私の後ろに映るファイナリストたちの様子をご覧ください。

周りの仲間たち同士でより美しく仕上げようと、声を掛け合い、時には手助けしながら、最後には全員で綺麗に仕上げている様子がわかると思います。

自分の着付けだけに目を向けるのではなく、

周りに目配り気配り

を忘れずに過ごすことで自分自身の改善点も見つかりました。

これからのナデシコプログラムや活動でも仲間うちに限らず全ての人々に感謝し目を配れるよう過ごしてまいります。

民族衣装文化普及協会の着付け師の先生方

お時間を割いてご丁寧な温かい講義をしてくださり、誠にありがとうございました。

着付けだけでなく、人としての大切な心持ちも学ことができました。

来週からも各自自習を怠らず常にレベルアップした姿をお見せできるよう精進いたします。

2025 Miss SAKE 京都 堀越はな

 

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