【第15回ナデシコプログラム】「食べることは、生きること」〜真の食について知る〜
皆さま、こんにちは。
2025 Miss SAKE 鳥取 伊吹莉奈です。
2025年5月17日、第15回ナデシコプログラムが石川酒造様にて開催されましたので、ご報告致します。
【講義内容】
①JAPAN Forwardについて(JAPAN Forward編集長 内藤泰朗様
②健康になる食事学(株式会社コープニュース代表取締役 編集者 田中陽子様)
③和牛・土佐あかうしについて(高知県農業振興部畜産振興課 課長補佐 公文喜一様)
④心震える食体験を一緒に〜FOOD GROOVE JAPAN〜(FOOD GROOVE JAPAN代表 鈴木基次)
⑤土佐あかうしBBQ(石川酒造・酒坊にて)
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JAPAN Forwardについて
Miss SAKEとして日本酒、日本文化を世界に発信するにあたり、とても重要となる英語での日本の発信について、JAPAN Forward(ジャパンフォワード)の編集長・内藤泰朗様より重要な講義をしていただきました。
JAPAN Forwardは、産経新聞社の支援のもと設立された英語ニュース・オピニオンサイトで、日本の歴史・文化・社会課題を多角的に世界へ発信しています。
内藤様は、「JAPAN Forward は、1人の力では実現できなかった。“不思議な力”や“縁”が重なり、多くの人の情熱が集まって形になった」と語られており、内藤様の日本の文化や歴史を重んじて、世界の「変化」を恐れず、情報発信していく情熱的なお姿が、人や縁を惹きつけているのだと感じしました。
私は、内藤様の謙虚でありつつ、芯を持って真摯に挑戦されている姿に大変感銘を受けました。
内藤様が、情報発信をする上で大切にされているのは、「自分が神様にならないこと」だと教えていただきました。
上から目線にならず、主役はあくまで伝える対象であり、自分ではないことを意識し、良さを押しつけるのではなく、「好きになってくれたらうれしい」「笑顔になってくれたらうれしい」という、優しくまっすぐな想いで活動されているとのことです。
そして、「変化に恐れず、広い視野を持って挑戦すること」、「すべてに感謝すること」を大切にされているそうです。
当日は雨模様でしたが、内藤様はその雨すらも“自然の恵み”として感謝する、というお話をされ、物事の捉え方全てに感銘を受けました。
私も内藤様のように、変化をおそれず、挑戦する強い心と、全てに感謝する心を大切にしていきたいと強く感じました。
Miss SAKEとして、日本酒と日本文化の魅力を正しく、誠実に、そして温かな心で伝えていきたいと思います。JAPAN Forwardのように、広い視野で世界と日本をつなぐ「橋渡し役」となれるよう、これからも精一杯努めてまいります。
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健康になる食事学について
株式会社コープニュース代表取締役 編集者 田中陽子様より、「真の安全な食」について学びました。
田中様は、ご自身のお子様がお肉好きであることをきっかけに、「おいしくて安全なお肉を食べさせてあげたい」という思いから、食の安全性について調べはじめられました。
その中で、食にまつわる様々な課題や、知られざる実情と向き合うようになり、少しでも多くの方に「真の安全な食」や「家畜の健康」に関する正しい知識を知ってほしいという想いから、発信を続けていらっしゃいます。
「食べ物は人相(顔)をつくり、心を育み、運命を変える」
古くから伝わるこの言葉の通り、食は私たちの人生に深く関わる、大切な要素です。
心身の健康はもちろん、豊かな人生や健全な社会の土台は“食”にあるといっても過言ではありません。
私たちMiss SAKEは、日本の伝統的な食文化を未来につなげていく立場として、生産の現場で奮闘されている農家の方々の想いや実情を知り、消費者と生産者をつなぐ架け橋となれるよう、学び続けることが大切であると強く感じました。
田中様からは、現代の食における具体的な課題についてもお話をいただきました。
・日本の食料自給率はわずか37%
私たちの食卓の多くが海外からの輸入に依存している現状に、改めて危機感を抱きました。輸入がストップすれば、日常の食生活そのものが立ち行かなくなる可能性もあります。
・食の安全性に対する不安
発がん性が指摘される農薬や添加物、遺伝子組み換え食品などが、私たちの口に入る食材に含まれていることです。そして日本では、それらの表示が諸外国に比べて非常に緩和されている事実にも、深く考えさせられました。
私は普段、養鶏業に携わっております。
田中様のお話を通して、改めて家畜の健康や飼料の添加物について深く考えるきっかけとなりました。
私は、生産者として、安全かつ手の届きやすい価格で食を届けたいという思いで仕事をしていますが、価格だけを重視することには限界があり、本当の意味で「安全な食」を届けるには、消費者の理解と協力が欠かせないと改めて実感しました。
だからこそ、安さだけを求めるのではなく、「安心・安全」に価値を見出していただける方が増えていくよう、正しい情報を消費者の方々へしっかりと伝えていく必要があると感じました。
Miss SAKEとして、そして第一次産業に携わる者として、私はまず「真の安全な食とは何か」について学び、自分の言葉でその大切さを伝えていくことが使命だと感じました。
今回の講義を通して、食を選ぶ力=消費者リテラシーの重要性と学び、自分自身の在り方を見つめ直す貴重な機会となりました。
田中様、このたびは貴重なお話と学びを、誠にありがとうございます。
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和牛・土佐あかうしについて
高知県農業振興部 畜産振興課の課長補佐であり、獣医師としても豊富なご経験をお持ちの公文喜一様より、「土佐あかうし」について学ぶ貴重な機会をいただきました。
公文様は専門家として、生産者と共に長年にわたり土佐あかうしの飼育やブランド化に尽力されており、今回はその歴史や魅力、そして和牛の未来について熱いお話をお聞かせくださいました。
土佐あかうしは、和牛4品種(黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種)のうち、高知県で飼育される褐毛和種に分類されています。
味わい深い赤身のお肉で、旨味がぎゅっと詰まった美味しさが特徴で、西洋のシェフたちからはその旨味が高く評価され、あかうしの良さが認知されています。
土佐あかうしの歴史は明治後期に始まり、当時は主に労働力として利用されていました。歴史の中で、改良が進み、食用として現在の土佐あかうしが誕生しました。
〈土佐あかうしの魅力〉
①かわいい
②飼やすい
③病気に強い
④肉がうまい!
黒毛和牛と比べ、性格が穏やかで、かわいらしい見た目、病気に強く、飼育しやすいことから、近年あかうしに注目が集まっています。
私は鳥取県出身で、鳥取和牛がブランド牛として有名です。今回の学びを通して、自分の出身地の食や農業についても、より深く知り、その価値を多くの人に伝えていくことが、結果として地域の産業支援につながるのだと強く感じました。
公文様、心温まるお話と貴重な体験をありがとうございました。
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心震える食体験を一緒に〜FOOD GROOVE JAPAN〜について
今回の研修では、FOOD GROOVE JAPAN代表・鈴木基次様より、「生産者と消費者を直接結びつける食のかたち」についてお話をいただきました。
鈴木様はシェフであると同時に、生産者の想いを“料理”というかたちで丁寧に伝えることを大切にされており、ただおいしい料理を提供するのではなく、「どこで、誰が、どのように作った食材なのか」を、消費者に伝えることに強い情熱を持って取り組まれています。
鈴木様は、生産者の1を100に広げていくようなイノベーションを起こしていくことを目指して、食をもっと楽しく、もっと身近に感じてもらえるような活動をたくさんされております。
例えば、生産者や産地の魅力を伝えるイベント開催、「遊びながら学ぶ」スタイルで食に対する関心を高める活動などを展開されています。楽しさを通じて、“知る・つながる・味わう”という循環が生まれていくことは、大いなる発展に繋がっていくのだと、大変勉強になりました。
FOOD GROOVE JAPANには、料理人、食材バイヤー、マーケターなど、さまざまな分野の“食のプロ”が集結しています。
たとえば、鮮度の関係で海外では本来味わうことが難しい日本の魚を、発想力と技術、人脈を駆使して、海外でも“新鮮で美味しい状態”で提供できたという実績もあります。
こうした取り組みからも、「食材の可能性は、人の知恵と情熱によって広がっていくのだ」と強く実感しました。
食の魅力は、ただ“味わう”だけではなく、“知る”ことで何倍にも広がります。
生産者がどんな思いで作っているのか、その背景や苦労を知ることは、私たち消費者にとって食材をより深く大切にする第一歩です。
Miss SAKEとして、私たちは日本各地の生産者と消費者をつなぐ「語り手」となり、食の魅力や価値を発信していきます。鈴木様、貴重なお話をありがとうございます。
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土佐あかうしBBQ(酒坊にて)にいて
この日の夕食では、講師の先生方とともに、土佐あかうしを低温調理のローストビーフとBBQで美味しくいただきました。
さらに各県のファイナリスが持ち寄ったおすすめの日本酒や、石川酒造様の熟成酒など、美味しい日本酒で乾杯し、人生の宝物となるような特別な夜を過ごしました。
火加減や焼き加減までこだわって仕上げてくださったお肉は、噛むたびに旨味が広がる、まさに“心に残る深い味”でした。
日本酒との相性も抜群で、お肉の深い旨味と、日本酒の米の甘みが見事に調和していました。
この美味しさを多くの方に届けたい!そう心から思える最高のお味でした。
この様子は、「肉&SAKE」をテーマにしたYouTube撮影を行いましたので、ぜひ公開をお楽しみにしてください。皆さまも土佐あかうしと日本酒の魅力を堪能しください!
今宵は特別に、「多満自慢」で知られる石川酒造株式会社様より、「酒は楽しく」第八段 純米大吟醸〈世の人の心まどはす酒〉(2004年酒造年度)を頂戴いたしました。
約20年の歳月を経た貴重な古酒は、驚くほどまろやかで、奥行きのある深い味わいで、口に含むたびに熟成の豊かさを感じ、特別なひとときを味わわせていただきました。
心より感謝申し上げます。
今回の学びを通じて、私は改めて、日本の食文化には語るべき価値が詰まっていると強く感じました。
一つひとつの食材に込められた生産者の想いや、地域に根ざした歴史を知ることは、未来の“食”を考えるうえで欠かせない要素です。
Miss SAKEとして、これからも日本各地の素晴らしい食の魅力を正しく学び、しっかりと発信してまいります。
【日本酒一覧】
〈各県から持ち寄ったおすすめ日本酒〉
(以下の写真、左から順に)
・榮SAKAE ANNIVERSARY 純米大吟醸(静岡県・御殿場石川酒蔵株式会社)
・島唄 泡盛(沖縄県・まさひろ酒造株式会社)
・三諸杉 三輪伝承蔵仕込み(奈良県・今西酒造株式会社)
・いなば鶴 強力 純米大吟醸(鳥取県・中川酒造株式会社)
・NUE 純米吟醸(京都府・白杉酒造株式会社)
〈その他〉
(以下の写真、左から順に)
・澤乃井 本地酒 純米酒(東京都・小澤酒造)
・八海山(新潟県・八海醸造)
・賀茂鶴 寒造り純米酒(広島県・賀茂鶴酒造)
・一ノ蔵 特別純米酒(宮城県・一ノ蔵)
2025 Miss SAKE 鳥取 伊吹莉奈












































