皆さま、こんにちは!
2025 Miss SAKE 鳥取 伊吹莉奈です。
【第17回ナデシコプログラム】
2025年5月31日に、第17回ナデシコプログラムが石川県にて開催されましたので、ご報告致します。
【スケジュール詳細】2025 Miss SAKE 石川県合宿
(1日目)5月31日(土)
①白山比咩神社正式団体参拝
②車多酒造様 蔵見学
③箔一様 金箔体験
④九谷焼窯元 鏑木商舗様 工房見学
⑤石川県酒造組合様提供のペアリングディナー(いたる様にて)
【① 白山比咩神社 正式団体参拝】
石川県合宿の初めに、白山信仰の総本宮「白山比咩神社」へ正式参拝させていただきました。参拝後には宮司様より、白山がもたらす自然の恵みや、人と人とのつながりを大切にする心についてのお話を伺いました。
自然への感謝と、人とのご縁を大切にする気持ちを、これからの活動にも活かしていきたいと思います。
⬇︎白山比咩神社HP
【② 車多酒造様 蔵見学】
石川県白山市にある創業1823年の老舗〈車多酒造〉様にて、蔵見学とご講話の機会をいただきました。代表銘柄「天狗舞」や「五凛」で知られる酒蔵で、白山の伏流水を使い、土地の恵みと文化を映す「食中酒」を丁寧に造られています。
全量自家精米にこだわり、一秒単位で管理される蒸米や麹づくりに力を入れておられます。
中でも「山廃仕込み」に代表されるように、自然の力を活かした伝統製法を大切にしつつも、他の工程では現代の技術を上手に取り入れることで、品質の安定と革新を両立されています。
杜氏・岡田謙治様の手による麹づくりやもろみの管理、そして蔵全体に息づく「原点回帰」の精神は、日本酒の未来に向けた大切な指針だと感じました。
最後に試飲させていただいた「天狗舞 山廃仕込純米酒」と「五凛 純米酒」からは、しっかりとした旨味とやさしい味わいが感じられ、まさに金沢の食文化を支える“至高の食中酒”でした。
貴重な酒蔵見学、お話を頂き誠にありがとうございます。
⬇︎車多酒造様HP
【③ 箔一様 金箔体験】
金沢を代表する伝統工芸・金箔。その魅力と技術に触れるべく、箔一様にて金箔体験をさせていただきました。
創業以来、伝統を大切にしながらも新しい挑戦を続ける箔一様では、金箔がどのようにして作られ、日々の暮らしや美術工芸に活かされているかを学びました。
体験では、赤い手鏡に梅の絵柄をあしらった金箔押しをさせていただきました。
一枚一枚が驚くほど薄く、息をのむほど繊細な金箔の美しさに触れ、職人の技と心を感じる貴重な時間となりました。
金沢の“華やかさと繊細さ”が凝縮された金箔文化は、まさに日本の美意識そのものです、これからも、こうした伝統文化を大切に発信していきたいと思います。
⬇︎箔一様HP
https://kanazawa.hakuichi.co.jp/
【④ 九谷焼窯元 鏑木商舗様 工房見学】
石川県の誇る伝統工芸「九谷焼」の工房〈鏑木商舗〉様を訪問し、工房見学と文化講話、そして日本酒試飲を通じて、ものづくりの精神と技術に深く触れさせていただきました。
お話では、日本が持つ“努力しなくても武器になるもの”として「観光」「食」「技術」「伝統芸能」「伝統工芸」の5つを挙げられ、特に九谷焼のような工芸の力が、今こそ日本を支えると語られていたのが印象的でした。
実際の工房では、若い女性職人が活躍されており、自由な時間に制作し、その分を正当に買い取る仕組みづくりなど、伝統を“続けられる形”で継承するための努力にも心を打たれました。
さらに、〈車多酒造〉様が鏑木商舗様のために特別に醸した日本酒を、九谷焼のお猪口で試飲するという贅沢なおもてなしもありました。伝統工芸と地酒、それぞれが引き立て合う味わいに、石川の美の融合を実感しました。
またさらに、世界で賞を受けたジェラートを、九谷焼の器でいただくという粋なおもてなしもあり、まさに五感で楽しむひとときとなりました。
⬇︎九谷焼窯元 鏑木商舗様HP
【⑤ 日本酒ペアリングディナー(いたる様にて)】
石川県合宿の締めくくりは、金沢の人気郷土料理店〈いたる〉様にて行われた、石川県酒造組合様主催のペアリングディナーでした。
この場には、講義をしてくださった〈車多酒造〉様、〈鏑木商舗〉様、そして能登半島の〈櫻田酒造〉様もご一緒され、日本酒を酌み交わしながらの貴重な交流のひとときとなりました。乾杯には、車多酒造様と櫻田酒造様の特別な一本をいただき、心がほどけるような始まりとなりました。
お料理は、金沢らしい美しい盛り付けと繊細な味付けが魅力で、旬の海の幸が豪快に盛られた舟盛りの刺身をはじめ、加賀野菜を使った煮物や、味噌の風味が活きた温かい一品料理など、どれも土地の恵みと丁寧な手仕事が感じられる逸品ばかりでした。
その一つひとつの料理に寄り添うように、各蔵の日本酒が登場し、「酒が料理を引き立て、料理が酒の個性を引き出す」そんな見事なペアリングを体感しました。
夜が更けるほどに笑顔が増え、語らいが深まり、日本酒と金沢の食文化が生んだご縁の温かさを実感する時間となりました。
このような素晴らしい体験をさせていただきまして、誠にありがとうございます。
Miss SAKEとして、こうした伝統や想いをしっかりと受け止め、世界へ伝えてまいりたいと思います。
⬇︎櫻田酒造株式会社様HP
⬇︎いたる様HP
2025 Miss SAKE 鳥取 伊吹莉奈