皆さま、こんにちは。
2025 Miss SAKE 岡山の船戸相華です。
前日の4月5日(土)に引き続き、東京都福生市にある石川酒造様にて、2025年4月6日(日)に第6回ナデシコプログラムが行われました。
この日のプログラムは、①株式会社北村商店 代表取締役 北村公克様による、「麹生化粧品・塩麹の仕込、体験」、②SHARE SENSE 乙部彩佳様による、「麹生化粧品・塩麹の仕込、体験」、③事務局長 中村信次郎様による、ファイナリストWEBリテラシー講座「AIに生かされない、個人としてAIを生かすstrategy」の内容で行われました。
①株式会社北村商店 代表取締役 北村公克様による「麹生化粧品・塩麹の仕込、体験」
北村様のお話では、現在の日本酒市場がピーク時の3分の1ほどに縮小し、国内需要の減少から海外展開に活路を見出している現状を伺いました。特に、韓国や中国では日本料理店を現地の方が経営していることも多く、日本酒が本来の味わいで届いていないという課題もあるとのことです。
一方、2024年にはインバウンドが3,600万人を突破し、2025年の大阪・関西万博に向けてさらに多くの外国人観光客が訪れることが予想されています。こうした追い風の中で、Miss SAKEとしての役割はますます大きくなると感じたとともに、日本酒の背景にあるストーリーや酒器、風土までも含めた「文化」としての魅力を、丁寧に発信していきたいと強く思いました。
日本酒造りの工程については、精米、蒸米、麹菌の働き、酵母の発酵といった基本を学びました。特に、日本酒造りにおける「並行複発酵」という独自の製法は、世界の酒造りにおいても非常にユニークであり、文化的価値の高さを再認識しました。
こうした伝統技術は、まさに日本の風土と人の感性によって守り育てられてきたものだと感じます。
②SHARE SENSE 乙部彩佳様による「麹生化粧品・塩麹の仕込、体験」
乙部様のパートでは、「麹と美容」というテーマで、麹が持つ美容成分について具体的な解説がありました。
コウジ酸によるメラニン生成の抑制、フェルラ酸の紫外線対策、アミノ酸による保湿効果、そしてa-EGによるハリと弾力アップなど、麹が「飲む美容液」とも言われる理由が納得できました。
また、実際に生化粧水を手作りする体験を通じて、自然由来の成分を使ったスキンケアの大切さを実感しました。麹の持つやさしい力が、肌にも心にも届くことを感じました。
塩麹の仕込みでは、衛生面から12%程度の塩分濃度が推奨されていることや、5日から1週間で完成するプロセス、冷蔵・冷凍で保存可能なことなど、家庭でも簡単に取り入れられる知識を得ました。
実際に鶏ハムや金柑の白和えなどのレシピを学び、「減塩で体にやさしく、かつ美味しい」という塩麹の魅力を体感しました。甘酒についても、麹とお米だけで作るタイプの甘酒が、ビタミンとアミノ酸が豊富で、まさに「飲む点滴」であることを知り、夏バテ防止や美容ドリンクとして日常に取り入れたいと感じました。
③事務局長 中村信次郎様による、ファイナリストWEBリテラシー講座「AIに生かされない、個人としてAIを生かすstrategy」
こちらの講座では、まさに今話題のAIについて、「AIに使われるのではなく、AIを使いこなす」視点の重要性を学びました。AIを活用することで、レポートや動画制作の効率を上げながらも、最終的な判断と責任は自分にあるという意識を持つことが大切です。
また、SNSの運用についても「自分の価値を誰のためにどう届けるか?」という視点で、アカウントや発信内容を設計する重要性を学びました。ペルソナを明確にし、その人の悩みに応えるように発信すること。これはまさにMiss SAKEの活動にも通じる部分であり、自己ブランディングの軸として活かしていきたいです。
おわりに
今回のナデシコプログラムでは、「麹」という一つのテーマから、酒造り、美容、健康、食、文化、発信と、非常に多面的な学びを得ることができました。伝統を受け継ぎながらも、現代に合わせて進化させていく。その架け橋となれるよう、Miss SAKEとしての使命を再確認しました。
2025 Miss SAKE 岡山代表として、日本酒と麹の魅力を国内外に伝えていけるよう、今後も学びと発信を続けてまいります。
2025 Miss SAKE 岡山 船戸相華