皆様、こんにちは。2024 Miss SAKE Japan南侑里です。
1月25日(土)、石川県金沢港クルーズターミナルにて開催された「匠のわざと日本の文化を未来へ紡ぐ 伝統的酒造りシンポジウム」に参加いたしました。今回は、2023 Miss SAKE Japanの山田琴子さんとご一緒させていただき、伝統的な酒造りの魅力を多くの方々と共有する貴重な機会となりました。
オープニングセレモニーと鏡開き
本シンポジウムの初日、オープニングセレモニーにて2023 Miss SAKE Japanの山田琴子さん、私2024 Miss SAKE Japan南侑里の2名で鏡開きに参加させていただきました。
セレモニーでは、文化庁長官 都倉俊一様よりご挨拶がありました。
続いて、石川県知事 馳浩様、日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術の保存会 会長 小西新右衛門様より、ご来賓代表として祝辞が述べられました。
その後、(写真左から) 参議院議員 宮本周司様、北陸農政局長 遠藤知庸様、金沢国税局長 長内昌三様、石川県酒造組合連合会会長 車多一成様、石川県知事 馳浩様、文化庁長官 都倉俊一様、保存会会長 小西新右衛門様、株式会社北國新聞社 代表取締役社長 砂塚隆広様、文化功労者 滝久雄様、衆議院議員 小森卓郎様**、そして我々Miss SAKEの2名にて鏡開きを行いました。
金箔をあしらった振る舞い酒
鏡開きの後には、会場の皆様へ樽酒の振る舞いをさせていただきました。最初の6杯は、都倉長官、馳知事、小西会長よりお酒を注いでいただき、我々Miss SAKEが金箔を添えるという特別な演出が行われました。
この金箔は、折鶴の形をした特製の入れ物に収められており、羽の部分を動かすと美しい金箔が舞い降りる仕掛けになっていました。金沢らしい華やかな演出に、伝統文化の重みと格式を改めて感じるひとときでした。振る舞ったお酒は「天狗舞」。参加者の皆様と直接触れ合いながらお酒をお渡しし、たくさんの温かいお言葉をいただきました。
「伝統的酒造り」トークショー
続いて、2023 Miss SAKE Japanの山田琴子さんが登壇したトークショーが行われました。
登壇者は、
日本酒造組合中央会 理事 宇都宮仁様
日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術の保存会 会長 小西新右衛門様
日本酒造杜氏組合連合会 相談役 / (一杜)南部杜氏協会 名誉会長 / 天鷹酒造株式会社 顧問 直町昊悦様
諏訪御湖鶴酒造場 酒造本部長 杜氏 竹内重彦様
国税庁 鑑定企画官 岩田知子様
「伝統的酒造り」をテーマに、日本酒の奥深さや、こうじ菌の文化的価値、杜氏の技術継承について語られました。
日本酒ブースでの試飲体験
私は、石川県酒造組合のブースにて参加者の皆様におもてなしをさせていただきました。こちらのブースでは、24種類の日本酒が試飲できるコーナーが大盛況。テーマごとに分けられたお酒の中から2セット(計6種類)を選び、飲み比べができる体験を提供していました。
すべてのセットに能登の酒や復興支援酒が提供され、多くの方がじっくりと味わいながら日本酒の多様性を楽しんでいらっしゃいました。
日本酒文化の未来を考える
このシンポジウムを通して改めて実感したことは、日本酒の未来は明るいということ。伝統的な酒造り技術を守りながら、新たな挑戦を続ける蔵元の方々の姿勢、そして何よりも日本酒を愛し、未来へと繋げようとする熱い想いが、会場のいたるところで感じられました。
「伝統」は決して過去の遺産ではなく、時代とともに変化しながら受け継がれていくもの。 例えば、技術の革新による新しい醸造方法、海外市場への挑戦、食文化とのさらなる融合——どれもが、日本酒の可能性を広げる大切な要素です。
また、会場には若い世代の方々の姿も多く見られました。これは日本酒が多くの人々に愛され、未来へと繋がっていく可能性を示しているのではないでしょうか。
日本酒には、人と人とを繋ぐ力があります。
一杯のお酒を共に酌み交わすことで生まれる会話、心の交流、文化の共有——
これこそが、日本酒の持つ最大の魅力なのだと改めて感じました。
家族で楽しめる伝統文化体験
会場には、日本酒だけでなく、日本の伝統文化を体験できるブースも数多く設けられていました「出張!日本の酒情報館」では、石川県以外の日本酒の飲み比べセットが販売され、日本各地の酒の違いを楽しめる貴重な機会となっていました。
また、家族連れにも人気だったのが、伝統工芸を体験できるワークショップエリア。
九谷焼の上絵付け体験、水引箸置き制作、アルミ鋳物のカトラリーレスト作り、縁起もなか作りなどが開催され、たくさんの親子連れが楽しそうに取り組んでいました。
お子様からも「〇〇の体験をやったよ!」と嬉しそうにお話をいただき、会場全体が温かく和やかな雰囲気に包まれていました。
最後に
伝統と革新が交わる場で、日本酒の可能性を改めて感じた一日でした。 この素晴らしい文化を未来へと紡いでいくために、私も引き続き、日本酒の魅力を伝えてまいりたい思います。
お世話になりました皆様、誠にありがとうございました。
2024 Miss SAKE Japan南侑里