皆様、こんにちは。
2024 Miss SAKE Japan、南侑里です。
2025年3月19日(水)・20日(木・祝)の2日間にわたり東京駅地下1階「スクエアゼロ」にて開催された「『日本一美酒県 山形』プロモーションイベント」に参加いたしました。
本イベントは、「日本一美酒県 山形」フェア実行委員会(事務局:山形県酒造組合)および東日本旅客鉄道株式会社東北本部(JR東日本東北本部)の主催により、山形県産酒の魅力を広く発信し、山形への観光誘致と地酒の消費拡大を目的として開催されたものです。そして今回のプロモーションイベントは、2025年5月30日(金)・31日(土)に「やまぎん県民ホール前特設会場(屋外)」で開催される、県内最大級の有料試飲イベント「日本一美酒県 山形」フェアのプレイベントとして実施されました。本フェアでは、山形県内の酒蔵・ワイナリーが一堂に集い、美酒と美食の魅力を体験できる内容が予定されています。今回の東京駅での開催が、その第一歩となりました。
イベント会場では、山形県おもてなし局長「きてけろくん」とともに、Miss SAKEとして皆様をお迎えしました。
トークショー
今回のイベントでは、2日間で計4回のトークショーが開催され、山形県酒造組合 小関特別顧問、山形県ワイン酒造組合 村上理事長とともに、私も登壇させていただきました。小関特別顧問からは、山形の日本酒づくりを支える清冽な水の話から始まり、新しい担い手の登場による業界の変化など、非常に興味深いお話を伺うことができました。村上理事長からは、ワイナリー運営に携わる高畠ワイナリーについてや、梅雨や雨季の際にどのようにぶどうの品質を守るかといったリアルな対策、さらに山形ならではのテロワールがもたらす味わいの違いなど、他ではなかなか聞くことのできないお話が満載でした。
山形讃香 〜雪女神という酒米が生み出す至高の味わい〜
日本酒を語るとき、その根幹を支えるのは「水」「麹」、そして「米」。
今回のイベントでご提供した「山形讃香」は、山形が誇る酒米「雪女神」を使用した純米大吟醸酒であり、その繊細で上品な味わいが多くの方の心を捉えました。
「雪女神」とは、山形県が長年の研究を重ね、2015年に生み出した大吟醸向けの酒米のこと。その特徴は、大粒で心白が大きく、雑味のないクリアな味わいを実現できる点にあります。精米歩合を極限まで磨き上げることで、透明感のある飲み口と、優雅な香りを引き出せるのが雪女神の魅力。山形讃香は、まさにその特性を最大限に活かし、気品ある香りとすっきりとした余韻を持つ日本酒として仕上がっています。
蔵ごとに異なる「山形讃香」の味わい
今回のイベントでは、大山、千代寿、月山という三つの異なる酒蔵の「山形讃香」を試飲していただきました。それぞれの蔵が持つ個性が、雪女神を通して表現されていたのがとても印象的でした。
大山(加藤嘉八郎酒造)
→ さっぱりとした飲み口で、繊細な酸が特徴。料理とのペアリングがしやすく、食中酒としてもおすすめ。
千代寿(千代寿虎屋)
→ フルーティーな香りとバランスの良い旨み。甘みと酸味のバランスが絶妙で、日本酒単体でも楽しめる一杯。
月山(月山酒造)
→ ふくよかでリッチな味わい。厚みがあり、ゆっくりと余韻を楽しみたくなる日本酒。
同じ酒米「雪女神」を使用していても、造り手の個性によってこれほど味わいが異なるのは、日本酒の奥深さそのもの。
試飲された方々からも、「こんなに違いがあるなんて驚いた!」「それぞれに個性があって面白い」との声が多数寄せられました。
はせがわ酒店とのコラボレーションも実現!
イベントに隣接する「はせがわ酒店 グランスタ東京店」では、今回のプロモーションと連動した特別企画も実施されました。
店舗内のテイスティングバーにて、山形県産酒3種の提供と、山形県産酒米「雪女神」を使ったおにぎり・卵かけご飯の限定販売が行われ、多くの方が山形の“食と酒”のペアリングを堪能されていました。
山形の地酒とともに、旅するきっかけを
「美酒」を通じて、その土地に想いを馳せ、訪れてみたいと思っていただく。今回のイベントは、まさにその第一歩として、多くの方の“次の旅先”に山形を思い浮かべていただける機会になったのではないかと感じています。
本番となる5月の「日本一美酒県 山形」フェアでは、さらに多彩な地酒とともに、山形の風土・文化・食の魅力に触れていただけるかと思います。
当日は、Miss SAKEも参加させていただく予定となっております。山形にて皆様のご来場を心よりお待ちしております!
今回のイベント開催にあたり大変お世話になりました山形県酒造組合 佐藤一良会長をはじめ、山形県酒造組合の皆様、関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
2024 Miss SAKE Japan南侑里