皆さま、こんにちは。2025 Miss SAKE Japan 館農知里です。
11月11日(火)、横浜市内の小学校を訪問し、2023 Miss SAKE 宮城 千田瑞穂さんが担任を務める小学4年生のクラスで「甘酒手作り体験授業」に参加させていただきました。今回は、Miss SAKEとして、甘酒手作り体験授業のお手伝いをさせていただいたほか、麹文化やMiss SAKEについての発表もさせていただきました。
作って、嗅いで、味わう
まずは、千田先生による「甘酒の作り方」の解説から始まりました。なんと今回参加した子どもたちは、今年9月に麹を用いた「味噌手作り体験」に参加経験があるということで、麹の持つ発酵の力への関心が高いことがうかがえました。キラキラと輝く目で、甘酒作りの手順に耳を傾けていました。今回甘酒作りに使用した米麹は、千田先生のご親戚が営む代表銘柄「日高見」で知られる平孝酒造(宮城県石巻市)から特別に直送していただいた生麹です。まずは麹の香りを嗅いでもらったところ、「今まで嗅いだことがない香り」という声が多く上がる中で、「パンケーキのような甘い香り」や「味噌と醤油とみりんを混ぜたような香り」といった具体的な感想もあり、麹の奥深さに触れる学びの機会となりました。その後は、事前に決めておいた役割分担をもとに、各グループごとに真剣な様子で甘酒作りの工程を進めていきました。
「甘酒手作り体験」の中で得られた、香りや味わいを感じる楽しさや、作る達成感を通じて、「食と文化のつながり」を学べる貴重な体験となりました。
今回紹介された「甘酒の作り方」は以下の通りです。
是非皆様も、ご自宅で作ってみて下さい。
【甘酒の作り方】
①ご飯350gを袋に入れる
②水250mlを量り、袋に入れる
③麹200gを袋に入れる
④袋の中をしゃもじでよく混ぜる
⑤炊飯器の湯の温度を55∼60℃に調整する※半分くらいまで入れる
⑥袋の中の空気を抜く
⑦お湯の中に被るように、袋を入れる
⑧袋が動かないように皿でおさえる
※1時間ごとにお湯の温度を確認し、調整する
※均一になるように袋の上からもむ
⑨8時間待つ
発酵の力と日本の魅力を世界へ
続いては、一般社団法人Miss SAKE 代表理事 大西美香より、麹文化について発表いたしました。味噌手作り体験の記憶がある子どもたちは、「麹」という言葉にすでに親しみを感じている様子。今回は、麹菌の正式名称や、麹を用いた伝統的な酒造りがユネスコ無形文化遺産に登録されていること、さらには酒に関連する神様が日本古来の神話に登場することなどを紹介しました。生徒たちは真剣なまなざしで耳を傾け、特に麹菌の学名「Aspergillus oryzae(アスペルギルス・オリゼ)」を何度も口にする子や、「甘酒の神様はいますか?」と質問する子もおり、それぞれ深い興味を持って授業に参加してくれました。
後半は、私からMiss SAKEの活動について発表させていただきました。千田先生の最終選考会での発表や、Miss SAKEとしての様々な活動の様子を写真で紹介すると、生徒たちは「すごい!」と目を輝かせ、釘付けになる姿が多く見られました。また、Miss SAKEの海外活動についても触れ、「日本を好きな人が世界中にたくさんいる」ということを伝えると、「へ~!そうなんだ!」と驚く声も上がりました。日頃の授業で海外の国々や英語を学んでいるという小学4年生に向けて、「日本の魅力を世界に発信する」という目標を持って活動しているMiss SAKEの姿を伝えることができ、大変嬉しく感じました。
麹と発酵の楽しさを味わう
最終的に甘酒が完成するまでには約8時間かかります。子ども達は、授業後から1時間ごとに炊飯器の温度を確認しながら、丁寧に自分たちの甘酒を育てました。翌々日には、無事に完成した甘酒の試飲が行われたそうです。千田先生によると、「味が濃い」「砂糖を使っていないのに甘くておいしい」「お米のつぶつぶが残ってる」といった感想が聞かれたとのこと。冷たい甘酒や温かい甘酒など、温度による味わいの違いも体験し、何度もおかわりをする子もいたそうです。
一方で、中には甘酒が少し苦手な子もいたようですが、「苦手な子も栄養たっぷりの甘酒を楽しめるように」との想いから、クラス全員で甘酒を使ったレシピ開発に挑戦しているのだとか。こうして日本が誇る「麹」の力を、実際に手を動かしながら体験することで、発酵の面白さや食文化への理解が自然と深まったようです。Miss SAKEとして、子ども達に麹や発酵の楽しさ、日本の食文化の魅力を伝えることができた貴重な機会となりました。
今回の「甘酒手作り体験授業」への参加を通じて、子どもたちが自ら手を動かし、五感で学ぶことの大切さを改めて実感しました。また、麹や発酵という日本の伝統文化の魅力や価値が日常の食や体験を通して伝わる瞬間に立ち会えたことは、Miss SAKEとしても大変意義深い時間となりました。これからも誠意をもって、発酵や日本の食文化の奥深さを次世代に伝え、世界中へと発信していく活動を続けていきたいと強く感じました。
2025 Miss SAKE Japan 館農知里



























