皆さま、こんにちは。
2021 Miss SAKEの松崎未侑です。
先日、半田市 市長 久世孝宏様、常滑市 市長 伊藤辰矢様へ表敬訪問に伺いました。
西に伊勢湾、東に三河湾に面した南北に長い半島、知多半島に位置するのが半田市と常滑市です。
知多の酒は江戸時代に全国的に認知され、かつては200以上もの酒蔵が存在しているほどの隠れた酒どころです。
半田市 市長 久世孝宏様 表敬訪問
私の地元、半田市は温暖な気候と良質な地下水に恵まれ古くから【醸造のまち】として知られています。
半田運河の街並みをはじめとしてミツカン酢様の「MITSUKAN MUSEUM」や中埜酒造様の「國盛 酒の文化館」など人気の観光スポットを通して、訪れる人々に醸造文化と伝統を伝承しています。
半田市長 久世孝宏様への表敬訪問では、知多半島の6蔵と酒蔵復興に奮闘中の伊東株式会社様、半田市議長、副議長、観光課、経済課、福祉共済課、企画課、商工会議所、観光協会の皆様、とマスコットキャラクターだし丸くんがいらしてくださいました。
先月から新市長として就任した久世孝宏様は2030年に向けて、文化や歴史、自然を大事にし、人と人の繋がる「まちのぬくもり」を感じられるまちづくりを目指していらっしゃいます。
半田商工会議所様の計らいもあり、各酒造様からも直接お話を伺い、蔵元の想いや挑戦について理解を深める機会となりました。
「国盛」中埜酒造様(半田市)
酒造りの博物館「酒の文化会館」(入場無料)をはじめ、立派な工場設備など酒造りの基盤を持ち地元に根付いた中埜酒造様。
製造料も多く多種多様な日本酒に加え、酒蔵景気(ケーキ)や知る人ぞ知る銘酒「超」を通してファンを魅了しています。
「金鯱」盛田金しゃち酒造様(半田市)
2010年にかつての天酒造の土地を活用して開業し、伝統の継承と刷新に挑戦される盛田金しゃち酒造様。
「初夢桜」や「金鯱」は地元の人々にも愛されています。知多の酒の発信を頑張ってほしいと激励をいただきました。
「敷嶋」伊東株式会社様(半田市)
かつては大名相当の土地を持ち、銀行、保険、酒造りなどで人々の暮らしを支えていた伊東家。2000年に一度幕を閉じた「敷嶋」を地元での蔵復活に奮闘中です。今年中に復活目処が立ちそうなのだとか。蔵を利用して娯楽スペースの展開も視野にいれているそうで、今後のご活躍が楽しみです。
「生道井」原田酒造様(東浦町)
代表銘柄の名前は、日本武尊(やまとたけるのみこと)ゆかりの井戸「生道井」より伝統を継承している歴史深き原田酒造様。
G20にも乾杯酒として各首脳に振舞われた「生道井 純米大吟醸 夢吟香」でも有名です。
「今後はこの伝統を海外の方にも味わってもらいたい」と海外進出にも貪欲な姿が印象的でした。
「ほしいずみ」丸一酒造様(阿久比)
所阿久比町に位置し、「笑顔のこぼれる日本酒を作りたい。」という想いを語ってくださった丸一酒造様。
地元では「ほしいずみ」として好まれ、県外では「星泉」として親しまれています。
「純米大吟醸 ほしいずみ 夢銀河」はフルーティーさとキレが共存していて、夏にもぴったりです。
「ねのひ」盛田株式会社様(常滑市)
桜酵母や木桶造り、オーク樽熟成の日本酒などユニークな商品でファンが飽きないように楽しませる盛田株式会社様。
豆味噌やたまり醤油、さまざまな飲料など枠に囚われない商品開発をしています。
蔵開きは盛大に、お笑い芸人などのステージを交えてのエンターテイメントも届ける、素敵な酒蔵様です。
「白老」澤田酒造様(常滑市)
昨年の火災以降麹室が復活し、自社での酒造りを再開された澤田酒造様。
酒造りができるようになった喜びと応援いただいた皆様への感謝の気持ちをお伝えしたいと意気込んでいらっしゃいました。
「日本酒の本来の価値『人と人の心を結ぶもの』という価値を再認識してもらえる働きかけをしてください」との激励に私自身のルーツを振り返る機会になりました。
常滑市 市長 伊藤辰矢様 表敬訪問
午後には、常滑市長 伊藤辰矢様へ訪問致しました。
日本遺産にも認定された日本六古窯(越前・瀬戸・常滑・信楽・丹波・備前)の一つ常滑焼で有名な土地です。
やきもの散歩道はインスタ映えをする小道やお店で賑わい、陶芸やガラス拭き体験などが楽しめることから、休日には是非訪れたい観光地としてオススメです。
中部国際空港もあることから日本中・世界中から人が往来し、まさに伝統と近未来が交わるところ。
市長 伊藤 辰矢様は大変気さくに対応してくださり、
普段の料理酒にも日本酒を使うことで、より濃厚な味わいになると話してらっしゃいました。
今回の表敬訪問を通して、日本酒本来の価値『人と人の心を結ぶもの』を再認識することができました。
幼い頃から実家の飲食店で、お客様がお酒を酌み交わして、笑顔で談笑する姿をみるのが好きだったことを思い出しました。
最近は「悪」として捉えられてしまう日本酒。
日本酒自体はアルコールのため殺菌を促すものでもあり、豊富なアミノ酸がコロナウィルスの増殖を抑制するという研究もあるほど、付き合い方さえ弁えれば私たちの味方になる存在です。
コロナウィルスで疎遠になりがちな人と人との繋がりを、是非日本酒の力を借りて取り戻せるようになる日がすぐ来るようにと願います。
この度、貴重な気づきを与えてくださった、半田市長 久世孝宏様、常滑市長 伊藤辰矢様、知多半島の6蔵(中埜酒造様、盛田金しゃち酒造様、原田酒造様、丸一酒造様、盛田株式会社様、澤田酒造様)と酒蔵復興に奮闘中の伊東株式会社様、半田市議長、副議長、観光課、経済課、福祉共済課、企画課、商工会議所、観光協会の皆様、だし丸くんに厚い御礼を申し上げます。