Miss SAKE News/Blog

第16回ナデシコプログラム / 2023 Miss SAKE 神奈川 山田琴子

皆様こんにちは。
2023 Miss SAKE 神奈川 山田琴子です。

5月14日の第16回ナデシコプログラムについてご報告させていただきます。

初日の講義内容は、以下2講義ございました。

  • 「Miss SAKEグランプリご経験談」- 2021 Miss SAKE 松崎未侑様
  • 「国税庁特別プログラム」- 国税庁 鑑定企画官室 井原信二様

「Miss SAKEグランプリご経験談」

2021 Miss SAKE である松崎未侑様にMiss SAKEの実際のご経験談を伺いました。松崎様は、愛知県半田市のご出身で、Miss SAKEの就任と同時に、半田醸造PRアンバサダーを兼任なさっていたそうです。

講義の中で、松崎様が2021 Miss SAKEとなり良かったことを3つ共有くださいました。

1つ目は、Miss SAKEには圧倒的な活動量があるということ。

松崎様の任期はコロナ禍であったため、オンラインの活動も活発に行われていました。

Japan Society of North Californiaで、日本文化を発信するきっかけとしてオンラインで北米の130名ほどの方に日本酒セミナーを行ったこともあるそうです。
また、Miss SAKEは日本だけでなく世界中にいるということから、日本酒を共通点として同世代の世界中の女性とも交流があることが魅力だとおっしゃっておりました。

私は海外の大学を卒業していることもあり、是非グランプリに選出いただいたら母校や私の第2の故郷であるアメリカ、世界にいる友人とのコラボレーションをしたいなと思っていたため、それを実際に実施されている松崎様の姿はまさに私の憧れそのものでした。

2つ目は、日本酒の専門的な知識を学ぶ機会をいただけること。

2021 Miss SAKEに選出後、松崎様は半年間かけてWSET Level 3の取得をされたそうです。
また、お燗のコンテストやワイングラスで飲む日本酒のコンテストなどに参加することを通して、それぞれの日本酒の飲み方の知識を学習されたそうです。

Miss SAKEとしてイベント等の活動に参加するにあたり、会場を華やかにすると言う役目だけでなく、確かな日本酒の知識で、自分の言葉で日本酒や日本文化の発信ができる松崎様の活動の裏には、大変多くの勉強と努力があったことを実感いたしました。

3つ目は、酒縁ができたこと。

Miss SAKEの活動を通して、自分が出会った方々だけではなく、Miss SAKEがイベントに参加をすることを通して、人と人のご縁を創ることができたというお話を伺いました。

普段顔を合わせることのない異なる業界の方通しや、生産者と消費者の方などがMiss SAKEがいるからと言うことで、イベントにいらしてくださり、それによって、新たなご縁を結ぶ機会を創ることができているのが大変活動の中でも意義のあることだとおっしゃておりました。

日本酒とMiss SAKEを通した「お酒のご縁である酒縁」で結ばれた出会いがこれからの日本酒と日本文化を盛り上げることに貢献できていると思うと、Miss SAKEの活動は大変重要な役割を果たしていると言うことがわかりました。

今回松崎様のお話を伺い、Miss SAKEの活動は、沢山の努力と勉強があって初めて「呼んで良かった」と思ってもらえるアンバサダーとなれるのだなと言うことを痛感いたしました。

胸を張って参加するために、毎回のイベントに密かにかけられている並外れた努力があったことで、素敵なイベントが出来上がり、様々なご縁を生むことができるのです。

このことをしっかりと心に留め、自分が自信を持ってイベントにて大好きな神奈川県の日本酒をご紹介できるよう、更に勉学に励みたいと決意を新たにさせられた、そんな講義となりました。
現在、受講させていただいているナデシコプログラムでの学びの機会を1つ1つ大切にし、この学びを自分の知識という装備として堂々と活動ができるよう、感謝の気持ちを忘れずに頑張ってまいりたいと思います。

改めて、大変貴重な講義をいただきました松崎様と、この学びの機会を提供くださっている一般社団法人Miss SAKEの皆様に感謝を申し上げます。
皆さんが誇れるMiss SAKEの一員となれますよう、今後とも精進してまいります。

「国税庁特別プログラム」

皆様は、国税庁様が日本酒の発達に関わっていることをご存知ですか?

この日の午後の講義は、国税庁 鑑定企画官室 井原信二様、川崎千尋様と、石川酒造の石川太郎様より国税庁の業務について講義を賜りました。

<国税庁の鑑定官について>

国税庁は、全国で56,000人もの人がいらっしゃる大変大きな国の組織で、その中にあります国税局の中に、私たちが日々お世話になっている税務署などがあります。この大きな組織の中で、100名ほどの方がお酒に関わるお仕事である鑑定官のお仕事をなさっています。

国税庁の任務は、大きく3つあります。

  1. 内国税の適正かつ公平な賦課および徴収の実現
  2. 酒類業の健全な発達
  3. 税理士業務に関すること

この中で、1と3は、聞いたことがあったのですが、2の酒類の発達に国税庁様が関わっていたのは驚きでした。この理由は明治時代に遡ります。

明治32年、酒税収入は国税収入の首位となり、翌年には国税収入全体の4割を酒税が占めていたそうです。
現在は、国税収入全体の2%(約1.4兆円)にはなっていますが、酒税は景気に左右されにくい、国にとっても大変重要な安定した財源であったことから、国税庁の管轄下に置かれることになったそうです。

国税庁の中で、このお酒に関わる業務を行っているのが「鑑定官」の方々です。

鑑定官の方のお仕事は、貴重な税収となるお酒が製造中に腐造してしまうことがないよう、種類の腐造防止、品質及び安全性の確保を行うことだそうです。
鑑定官の方が日本酒の品質を保証くださっているからこそ、日本の國酒である「日本酒」のブランドがあるということに感謝に堪えません。誠にありがとうございます。

そんな鑑定官の方がいらっしゃる国政庁技術系の方の任務は、以下になります。

  1. 課税物件の分析鑑定
  2. 酒類業者への産業支援
  3. 酒類の品質及び安全性の確保

2番の産業支援では、製造技術基盤の強化や酒造りに関するアドバイスを行うため、酒蔵様に、実際に訪問し、製造現場を観察しながらアドバイスを行なっているそうです。例えば、もろみであれば、粘り具合によって、どのくらいアルコール醗酵が進んでいるかがわかるようです。

支援の中には、「鑑評会」の実施も含まれます。この鑑評会を通し、品質改善につながるような、データの収集も行っているそうです。

<日本酒の輸出に関して>

日本酒は、10年以上、輸出額が増えています。

2022年の輸出金額は1392億円となっており、前年より2割以上コロナ期間であったにも関わらず増えているそうです。
日本酒は、いままで品質が高くても販売価格が低かった過去がありましたが、年々日本酒が世界的に求められてきており、販売価格も上がっているそうです。

国税庁様でも輸出促進に関する取り組みを実施されており、ブランド化の促進、酒蔵ツーリズムの推進、販路開拓支援、国際的プロモーション輸出拡大に向けたせ制度改正等、国際交渉、そして技術の活用などがあります。

Miss SAKEの活動も、この「国際プロモーション」の一部に当てはまるものです。このお話を伺い、私たちの活動が、このように国をあげて行っているものであるということに大変誇りと責任を実感いたしました。

<清酒の官能評価について>

講義の後半は、実際に鑑定官の方々が鑑評会にて行われている清酒の官能評価を体験いたしました。

清酒の香りを表す用語として、フレーバーホイールというものがございます。これを使用することにより、共通の言語を用いて評価ができるようになっています。似たような香りが隣同士になっており、右側が香り、左側が味わいになっています。

初めに日本酒の代表的な香りを試験薬を使って学びました。
例えば、吟醸香であればりんごの香りと言われますが、それはカプロン酸エチルという成分のことだそうです。

このように、香りに化学式があり、定義されていることで、客観的に判断ができるということが大変驚きでした。
吟醸香だけでなく、日本酒が劣化した香りであるヨーグルトのようなジアセチルや、腐ったチーズのような酪酸の香りまで日本酒をいただく上で大変貴重な学びをいただきました。

最後に、講義の締めくくりとして、8種類の日本酒を実際の鑑評会のように評価するというアクティビティをいたしました。

試験薬の1つの香りだけの際には、簡単だった香りも、いくつもの香りが混ざり合っている実際の日本酒では、大変難しく、鑑定官の方々の技術力には大変感銘を受けました。

8種類の日本酒は、一般社団法人Miss SAKEの顧問蔵であります酒造様と、毎回お世話になっております石川酒造様のお酒をいただきました。

8種類のお酒は以下の通り、写真の左から順に記載。

  • 白鶴酒造様:淡雪スパークリング
  • 石川酒造様:多満自慢 ふわる白 純米吟醸
  • 出羽桜酒造様:出羽桜 桜花吟醸酒
  • 石川酒造様:多満自慢しぼりたてかめぐち
  • 桝田酒造店様:満寿泉 純米
  • 株式会社佐浦様:純米吟醸 浦霞禅
  • 増田徳兵衛商店様:月の桂 京都 祝80%
  • 出羽桜酒造様:出羽桜 枯山水 三年熟成

今回の講義を受けて、国税庁の鑑定官の皆様の絶え間ない努力と技術力、徹底した品質の管理のおかげで、今私たちがこのように日本酒を日々楽しむことができているということを学びました。講義だけでなく、鑑定官のお仕事の体験までさせていただき、Miss SAKEの一員として活動していく中で大変貴重な学びとなりました。

国税庁 鑑定企画官室 井原信二様、川崎千尋様誠にありがとうございました。

2023 Miss SAKE 神奈川 山田琴子

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

  1. 埼玉県 大野元裕知事の元へ2021 Miss SAKE 埼玉の阿久沢莉良が表敬訪…

    2021.08.16
  2. Japan Women’s SAKE Award 美酒コンクール表彰式&大試飲会…

    2023.10.31
  3. 「グローバルな時代を生き抜くコツ」2023 Miss SAKE 静岡 古橋花菜

    2023.04.15
  4. 「原宿キモノマルシェ」に2023 Miss SAKE 秋田 高橋凜が参加いたしま…

    2023.10.18
  5. 「着付けの総仕上げ、そして食文化について」第三回ナデシコプログラム / 2022…

    2022.04.14
  6. 海外ブランドパートナーの皆様と京都の文化と日本酒の歴史を学びました

    2023.06.27

Miss SAKEとは?

2023 Miss SAKE Japan ファイナリスト

2023 Miss SAKE 最終選考会 Full Movie

2022 Miss SAKE 最終選考会 ダイジェスト

Miss SAKE 応募詳細はこちら

Miss SAKE出演・講演・取材依頼

Mr SAKE

Mr SAKE

最近の記事

PAGE TOP
Translate »