皆さま、こんにちは。
2025 Miss SAKE 静岡の永田しおりです。
2025年5月3日・4日の2日間、代々木公園イベント広場にて開催された「カンボジアフェスティバル2025」のオープニングセレモニーに、Miss SAKE 静岡として参加させていただきました。
本フェスティバルは今年で9年目を迎え、10万人もの来場者が訪れる、日本最大規模のカンボジア文化イベントです。
初夏の陽気に包まれた会場は多くの方々で賑わい、カンボジアと日本の絆を肌で感じる、大変貴重な経験となりました。
登壇者のスピーチより
開会式には、宮路拓馬外務副大臣、トゥイ・リー 駐日カンボジア大使、今村雅弘 日本・カンボジア友好議員連盟前会長、そしてカンボジアから来日されたフル・セイラ観光省副長官が登壇され、外交に関するお話をしてくださいました。
日本とカンボジアは、1953年の外交関係樹立以来、親密な友好関係と実り豊かな協力関係を築いてきました。発展支援として、地雷除去・教育・インフラ開発など多岐にわたる分野で連携しており、近年では安全保障やサイバー分野にも協力の幅が広がっています。
2023年には両国関係が「包括的戦略的パートナー」へと格上げされました。特に1990年代以降の日本によるカンボジア復興支援には深い感謝が述べられ、日本は中国、米国、ベトナム、タイに次ぐ第5位の貿易相手国として、カンボジア経済の発展にも大きな役割を果たしているとのことでした。
具体的な近年の経済発展事例として:
・2024年外国人観光客数:約670万人(前年比22.9%増)
・観光収入:約36億ドル
・日本からの観光客:約11.2万人(前年比30.4%増)
・新空港の開設:
シェムリアップ・アンコール国際空港(2023年開設)
テチョー国際空港(2025年7月運用開始予定)
など、観光を通じた国の発展に力を入れていることが紹介されました。
フル・セイラ閣下が述べられたスローガン
「観光とはすべての人のために、観光とは平和の中で繁栄するものであり、一人一人がカンボジアと日本の観光の推進者である」
というお言葉が、特に印象に残っています。
当日は、カンボジア王国文化芸術省舞踊団による伝統舞踊も披露されました。
神話に登場する女神をモチーフにした優雅な舞は非常に美しく、アンコール遺跡群バイヨン寺院の彫刻を表した衣装も煌びやかで素敵でした。
こちらのステージでは終日ライブなどのイベントが開催され、会場ではカンボジアの雑貨や織物、伝統工芸、本場のカンボジア料理などを取り扱う約70ものブースが出展されていました。来年の第10回も、ぜひ足を運びたいと思っております!
カンボジア日本希望協会のお取り組み
カンボジア日本希望協会の西島様にもご挨拶させていただきました。
同協会は、カンボジアと日本の関係をさらに強化するためのプラットフォームとして、2024年6月28日に設立されました。
理念として掲げる「未来(Future)・絆(Bond)・希望(Hope)」のもと、幅広い活動を展開されています。今年にはカンボジアに病院の設立が予定されており、実際に現地に赴く理学療法士の方のお話も伺うことができました。
おわりに
日本の伝統文化である日本酒を通じて、その魅力を国内外に発信するMiss SAKEとして、こうした国際文化交流の場に参加できたことは、たいへん光栄でした。
このフェスティバルを通じて、文化交流こそが国と国との絆を深める大きな力であると改めて感じました。恥ずかしながら学ぶことばかりでしたが、外交の最前線で尽力されている方々のお話を直接伺うことができたことにも、心より感謝しております。
当日は、「Miss SAKEも来てるね」といったお声も耳にし、Miss SAKEという存在が世の中に浸透してきていることを実感するとともに、その代表として活動できることへの喜びと、身の引き締まる思いを感じました。
今後もMiss SAKEとして、日本文化の魅力を多角的に発信し、国際的な交流の懸け橋となれるよう努めてまいります。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
2025 Miss SAKE 静岡
永田 しおり



















