Miss SAKE News/Blog

横浜の小学校で甘酒作り体験と日本酒文化の講義をしてまいりました。*English follows

皆様、こんにちは。2024 Miss SAKE Japan南侑里です。

2024年1月10日に横浜市内の小学校にお邪魔し、甘酒作り体験を通じて日本の誇るべき日本酒文化についての講義を弊社団 大西美香代表理事とともに行いました。今回お伺いしたのは、2023 Miss SAKE 宮城の千田瑞穂さんが担任を務める小学5年生のクラス。

こちらの小学校にはこれまでにも何度か講義でお邪魔し、日本酒の素晴らしさや、その背景にある発酵文化、伝統についてお話しする機会をいただいてきました。

「Miss SAKE×教育」2023 Miss SAKE 宮城 千田瑞穂

「Miss SAKE×教育 PART.2 日本酒授業編」2023 Miss SAKE 宮城 千田瑞穂

特に昨年、「伝統的な酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことは、日本酒文化の価値が世界的に認められた象徴的な出来事であり、その素晴らしさを未来の世代に伝えていくことの重要性を改めて実感しております。

そんな中、「学校で育てたお米を使って甘酒作りをしてみたい」「そのために、まずは練習として実際に甘酒を作り、試飲してみたい」というご相談をいただき、今回の講義が実現しました。このお米は、子どもたち自身が田植えや稲刈りを通じて大切に育ててきたもので、そのお米が発酵の力で甘酒に変わる過程を体験することで、発酵文化の奥深さや日本酒文化への理解がさらに深まるのではないかと思い、ご一緒させていただきました。


甘酒作り

甘酒作りのお話をいただいたとき、子どもたちが自ら育てたお米で甘酒を作り、そこから日本酒の文化を学ぶという試みは、まさに「食と伝統」を結びつける素晴らしい機会だと感じました。

甘酒作りに使用した米麹は、千田さんのご親戚が営む平孝酒造様から特別に頂戴した生麹。生きた麹そのものの香りを体験する場面では、子どもたちの目が輝き、「栗のような香りがする!」「初めてこんな香りを嗅いだ!」という驚きの声が教室に響きました。その瞬間、この体験が彼らの記憶に深く刻まれるものになると確信しました。


甘酒作りのプロセスと期待感

甘酒作りはシンプルですが、発酵という過程を子どもたちが体験するにはぴったりの工程でした。

  1. お米を炊く
    子どもたちが学校で収穫したお米と同じ品種のお米で炊き、ジップロックに丁寧に詰めます。
  2. 米麹と水を加える
    炊いたお米に米麹を加え、水を入れて手でしっかり揉み込みます。
  3. 発酵させる
    55〜60度のお湯を炊飯器に用意し、その中にジップロックごと浸して約8時間発酵させます。この待つ時間もまた、発酵の神秘に触れる大切なひとときです。

発酵文化と日本酒の未来を学ぶ

発酵のプロセスを待つ間、子どもたちに日本酒の歴史やその魅力についてお話をしました。2024年に日本酒の伝統的な酒造りがユネスコ無形文化遺産に登録されたことや、麹菌「オリゼー」、Miss SAKEとしての活動内容を伝えながら、日本の発酵文化がいかに世界に誇れるものかを感じてもらえるよう努めました。

特に甘酒が「飲む点滴」と呼ばれるほどの栄養価を持ち美容や健康に役立つことを伝えると、子どもたちは目を輝かせてくれました。


子どもたちの疑問

最後の質疑応答の時間では「日本酒は誰が初めて作ったのか?」といった質問などが飛び交い、子どもたちの知的好奇心の高さに感動しました。彼らが目を輝かせながら質問する姿を見て、この経験が日本の伝統文化をより深く理解し、未来へ繋げるきっかけになればと心から思いました。


日本の伝統文化を未来へ

今回の甘酒作り体験を通じて、子どもたちとともに発酵文化の奥深さとそこに込められた先人たちの知恵と努力に触れることができました。このような小さな体験が、子どもたちにとって大切な記憶となり、将来日本の文化を守り伝えるきっかけになれば幸いです。

自ら育てたお米を使った甘酒作りという素晴らしい取り組みの過程に参加させていただき、この経験を共有できたことに心から感謝しています。これからもこうした活動を通じて、日本酒文化の未来を照らしていきたいと思っております。

2024 Miss SAKE Japan南侑里


Summary in English

Hello everyone, my name is Yuri Minami from 2024 Miss SAKE Japan.

On January 10, 2024, we visited an elementary school in Yokohama City to give a lecture on Japanese sake culture through an amazake making experience. This activity was conducted together with Mika Onishi, Representative Director of our group, and Mizuho Chida of 2023 Miss SAKE Miyagi, who is in charge of the 5th grade class.

This amazake-making experience was very meaningful, as the children used rice that they themselves had grown. The children learned about the mechanism of fermentation through the process of adding raw koji provided by Hirataka Sake Brewery, run by Ms. Senda’s relative, to the cooked rice and allowing it to ferment for about 8 hours. The children were very interested in the aroma and changes of the raw koji, and their surprise was impressive.

Using the fermentation time, I spoke about the history of sake and the traditional sake brewing process, which was registered as a UNESCO Intangible Cultural Heritage in 2024. I also told them that amazake is a drink so good for one’s health that it is called a “drinking infusion,” and they were very interested in it. The children asked many curious questions such as “Who invented sake? It was a valuable opportunity for the children to experience their interest in Japanese culture.

We hope that this experience will help the children to better understand the wonder of Japan’s fermentation culture and traditions, and to connect them to the future. I am sincerely grateful to have been allowed to participate in this kind of activity.

2024 Miss SAKE Japan Yuri Minami

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