皆様、こんにちは。2024 Miss SAKE Japan 南 侑里です。
2025年3月18日、令和6年度 欧州大使会議における日本酒交流会が外務省本省にて開催され、2024 Miss SAKE Japan南侑里と2024 Miss SAKE 準グランプリ 寺崎千波が参加させていただきました。
3月11日には令和6年度 アジア大洋州大使会議における日本酒交流会にも参加させていただきましたが、欧州ではまた異なる視点からの交流が生まれ、日本酒を通じた文化外交の可能性をさらに実感する機会となりました。
この交流会は、平成23年(2011年)に始まった赴任前研修「日本酒講座」を運営する在外公館課の主催で、一昨年から大使会議に合わせて実施されているものです。日本各地の蔵元の皆様と、年に一度の大使会議のために帰国された欧州各国の日本大使の方々が交流する、貴重な場となっています。
今回も株式会社 コーポ・サチ 代表取締役であり、日本酒講座の講師兼コーディネーターを務める平出淑恵様のご縁で、この素晴らしい機会に参加させていただくことができました。
平出様をはじめ、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
今回参加された蔵元と提供された日本酒・おつまみ
今回の交流会では、6つの蔵元が日本を代表する銘柄を提供し、各国の大使の皆様に日本酒の多様性をお楽しみいただきました。さらに、日本酒とともに各県の特産品を活かしたおつまみも用意され、日本酒とのペアリングを楽しむ貴重な機会となりました。
① 櫻正宗株式会社(兵庫県)
•櫻正宗 純米大吟醸四〇
•宮水の華
② 加藤吉平商店(福井県)
•梵・夢は正夢
•梵・日本の翼(冷蔵保存)
•梵・特選純米大吟醸(冷蔵保存)
③ 関谷醸造株式会社(愛知県)
•ほうらいせん 摩訶
•ほうらいせん 和
④ 株式会社車多酒造(石川県)
•天狗舞 山廃仕込純米酒
•五凛 純米酒
•天狗舞 山廃純米大吟醸
⑤ 株式会社南部美人(岩手県)
•南部美人 特別純米
•南部美人 あわさけ スパークリング
•南部美人 天翔る
⑥ 泉橋酒造株式会社(神奈川県)
•いづみ橋 純米大吟醸
•とんぼラベル 楽風舞 生酛造り
•いづみ橋 恵 青ラベル 純米吟醸
•いづみ橋 桜とんぼ 雄町 純米吟醸
日本酒を通じた文化交流の広がり
参加者一覧(順不同)
– 駐アルバニア大使 加藤 喜久子様
– 駐アルメニア大使 青木 豊様
– 駐英国大使 鈴木 浩様
– 駐オーストリア大使 岩間 公典様
– 駐ギリシャ大使 伊藤 康ー様
– 駐クロアチア大使 和田 充広様
– 駐スウェーデン大使 水越 英明様
– 駐スロバキア大使 川上 泰弘様
– 駐チェコ大使 長岡 寛介様
– 駐デンマーク大使 宇山 秀樹様
– 駐ドイツ大使 志野 光子様
– 駐トルクメニスタン大使 佐々木 浩様
– 駐ノルウェー大使 杉山 明様
– 駐バチカン大使 千葉 明様
– 駐ベルギー大使 三上 正裕様
– 駐モルドバ大使 山田 洋一郎様
– 駐リトアニア大使 清水 信介様
– EU代表部大使 相川 一俊様
– ユネスコ代表部大使 加納 雄大様
– 駐中国大次席公使 横地 晃様
大使の皆様とお話しする中で、特に印象的だったのは、駐モルドバ日本国大使 山田洋一郎様のお話でした。
モルドバといえば、世界的に有名なワインの産地。山田大使も「モルドバではワイン文化が根付いており、日本酒とワインには共通点が多く、とても興味深いですね」とおっしゃっていました。確かに、日本酒とワインはどちらも「テロワール(風土)」が大きく影響するお酒。土地の気候や土壌、水質によって個性が生まれます。日本酒にとっての「酒米」は、ワインにとっての「ブドウ品種」と同じように重要な要素であり、どちらも発酵を通じて深い香りや味わいを引き出します。
山田大使とは「モルドバの方々にも、ぜひ日本酒の魅力を伝えていきたいですね」と話が弾み、日本酒の可能性を改めて感じる素晴らしい機会となりました。
日本酒がつなぐ未来
今回の交流会を通じて、日本酒は単なる飲み物ではなく、日本の伝統や文化、そして歴史を映し出す存在であることを改めて感じました。グラスを交わすことで生まれる会話や笑顔は、日本酒が国境を越えて人々を結びつける力を持っています。
今回の交流会では、日本酒が生み出す交流の温かさや広がりを実感する機会となりました。
最後に、ご参加いただいた欧州各国の大使の皆様、今回の交流会を企画・運営してくださった外務省の皆様、コーディネーターを務められた平出淑恵様、そして素晴らしい日本酒を提供してくださった蔵元の皆様に心より感謝申し上げます。
2024 Miss SAKE Japan 南 侑里