皆さま、こんにちは。2025 Miss SAKE Japan 館農知里です。
10月17日(金)、野村コンファレンスプラザ日本橋(東京都中央区)にて開催された、「IWC 2025 受賞プレミアム日本酒試飲会 前夜祭」に出席させていただきました。当日は、2025 Miss SAKE 宮城 芦立愛美とともに会場を周遊させていただきました。
「IWC 2025受賞プレミアム日本酒試飲会」について
「IWC 2025 受賞プレミアム日本酒試飲会」は、野村不動産主催により開催された、IWC 2025「SAKE部門」で選ばれた上位入賞酒が一堂に会する特別な日本酒イベントです。
IWC(International Wine Challenge)は、1984年に創設された、世界最大級のワインコンペティションです。
2007年に「SAKE部門」が新設される際には、現在IWCアンバサダーを務める平出淑恵氏、そして若手蔵元の全国組織である「日本酒造青年協議会」がともにその創設に尽力されました。今年2025年には、世界18ケ国70名の審査員がイギリス・ロンドンに集まり、SAKE部門出品酒1,476銘柄を対象に厳正なるブラインドテイスティング審査を実施しました。毎年上位数%にはゴールドメダル、各部門最高位にはトロフィーが受賞され、その中からSAKE部門最高賞である「チャンピオンサケ」が選出されます。IWC歴代上位受賞酒は在外公館で数多く振舞われ、日本酒文化を世界へ発信する上で重要な役割を果たしています。
また、昨年2024年度より、IWC公式スポンサーである野村不動産によって新たなアワード「IWC Sake Prefecture of the Year」が創設されました。この賞は、都道府県別にエントリーされた各社の実績を集計し、最も高い評価を得た地域を表彰するものです。2025年度の受賞県は「宮城県」。これまで個々の「銘柄」に注目が集まっていた日本酒の世界において、「地域性」に焦点を当てた新たな評価軸を提示する、意義深い取り組みとなっています。
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日本酒の新たな未来へ、前夜祭の幕開け
今回、10月17日(金)に開催された「IWC 2025 受賞プレミアム日本酒試飲会 前夜祭」には、翌日18日(土)開催の本祭に先立ち、野村不動産関係者や業界関係者をはじめとする多くの皆様にご来場いただきました。第1部・第2部それぞれ1時間という限られた時間ながら、合計約400名もの方々が来場され、全国各地から選ばれた受賞銘柄の数々を心ゆくまで堪能されました。
開会式では、野村不動産 代表取締役社長 松尾大作氏、取締役 / 専務執行役員 黒川洋氏より開会のご挨拶があり、受賞された酒蔵へのお祝いのお言葉、IWCアンバサダー 平出氏への謝辞とともに、新アワード「IWC Sake Prefecture of the Year」に懸ける想いが語られました。ワインとは異なり、まだ「地域」への注目が発展途上にある日本酒業界において、この新たなアワードの誕生が、日本文化の世界的発信や地域貢献に大きく寄与することへの期待が示されました。
会場内では、各受賞蔵のブースで蔵元の方々が来場者へと直接日本酒を振る舞い、酒造りへのこだわりや地域の特色について語る姿が見られました。来場者の皆様は、一つひとつの銘柄をじっくりと味わいながら、日本酒の多様性と奥深さに触れていました。終始和やかな雰囲気の中、来場者・蔵元・主催者が一体となり、日本酒の新たな未来に向けた期待と熱意を共有できる貴重な機会となりました。一般来場者向けに開催される翌日の本祭への期待がより一層高まる、華やかで意義深い前夜祭となりました。
受賞蔵の歓びを味わうとき
私達もMiss SAKEとして会場を巡り、来場された皆様とともに全国各地の銘酒の数々を楽しませていただきました。またその中で、各蔵ブースを訪問し、蔵元の皆様から受賞決定時のエピソードを伺うと、「知人からの連絡で初めて知り、信じられなかった」という驚きの声や、「蔵人全員で大盛り上がりしました」という歓喜の声など、当時の喜びと熱気が鮮やかに伝わってまいりました。来場者の皆様も、思い思いに日本酒を味わい、気に入った銘柄をご自宅用やお土産として購入される方が多く見受けられました。
今回は、各部門から以下の合計26銘柄の受賞酒が振る舞われました。
限られた時間の中で、各酒蔵ブースには多くの方々が集まり、行列ができる場面も見受けられました。
受賞出品酒一覧
<純米酒の部>
・純米トロフィー:「浅間山 IBUKI」浅間酒造株式会社(群馬県)
・兵庫・樽酒トロフィー:「菊正宗 純米樽酒」菊正宗酒造株式会社(兵庫県)
・兵庫・純米トロフィー:「松竹梅白壁蔵「然土」」宝酒造株式会社(兵庫県)
・広島・純米トロフィー:「特別純米 雨後の月 十三夜」相原酒造株式会社(広島県)<純米吟醸酒の部>
・純米吟醸トロフィー:「大雪渓 純米吟醸 D 雄町」大雪渓酒造株式会社(長野県)
・神奈川・純米吟醸トロフィー:「セトイチかくかくしかじか」株式会社瀬戸酒造店(神奈川県)
・長野・純米吟醸トロフィー:「十六代九郎右衛門 純米吟醸 愛山」株式会社湯川酒造店(長野県)<純米大吟醸酒の部>
◎チャンピオンサケ/純米大吟醸トロフィー:「七賢 純米大吟醸 白心」山梨銘醸株式会社(山梨県)
・栃木・純米大吟醸トロフィー:「純米大吟醸 新たな」菊の里酒造株式会社(栃木県)
・千葉・純米大吟醸トロフィー:「甲子 純米大吟醸 山田錦50」株式会社飯沼本家(千葉県)
・兵庫・純米大吟醸トロフィー:「播州一献 純米大吟醸 山田錦」山陽盃酒造株式会社(兵庫県)
・鳥取・純米大吟醸トロフィー:「千代むすび純米大吟醸強力30」千代むすび酒造株式会社(鳥取県)<本醸造酒の部>
・本醸造トロフィー:「愛宕の松 県内本醸造」株式会社新澤醸造店(宮城県)
・宮城・本醸造トロフィー:「愛宕の松 別仕込本醸造」株式会社新澤醸造店(宮城県)
・にごり・本醸造トロフィー:「本醸造 にごり酒 白貴天龍」喜久水酒造株式会社(長野県)<吟醸酒の部>
・吟醸トロフィー:「陸奥八仙 ピンクラベル」八戸酒造株式会社(青森県)<大吟醸酒の部>
・大吟醸トロフィー:「長崎美人 大吟醸」福田酒造株式会社(長崎県)
・群馬・大吟醸トロフィー:「プレミアム大吟醸 秘幻」浅間酒造株式会社(群馬県)
・埼玉・大吟醸トロフィー:「菊泉 大吟醸」滝澤酒造株式会社(埼玉県)<古酒の部>
・奈良・古酒トロフィー:「談山 累醸酒」西内酒造(奈良県)<普通酒の部>
◎グレートバリュー・チャンピオンサケ/普通酒トロフィー:「華秋田」株式会社北鹿(秋田県)
・栃木・普通酒トロフィー「鮮」北関酒造株式会社(栃木県)<スパークリングの部>
・スパークリングトロフィー:「スパークリング日本酒 賀茂鶴光壽」賀茂鶴酒造株式会社(広島県)
・山形・スパークリングロゼトロフィー:「米鶴 スパークリング・ロゼ」米鶴酒造株式会社(山形県)
・山口・スパークリング生酒トロフィー:「雁木 スパークリング 純米大吟醸」八百新酒造株式会社(山口県)<熟成酒の部>
・熟成酒トロフィー:「超特撰 純米大吟醸 残響 Super7 2018」株式会社新澤醸造店(宮城県)※太字の銘柄は、「IWC各部門最高賞トロフィー受賞酒」です。
※「県名・地名トロフィー」は、各部門最高賞トロフィーに次ぐ高評価を得た次席の銘柄に授与されるものです。
今回の「IWC 2025 受賞プレミアム日本酒試飲会 前夜祭」を通して、世界的に評価を受けた一杯一杯は、土地の恵みとともに、造り手の技術や日々のたゆまぬ努力に裏付けられた唯一無二の味わいを有していることを実感しました。国際的なコンペティションの場は、「伝統的な酒造り」が次世代へと継承されるべき文化的価値を有していることを改めて世界へ示す貴重な機会でもあります。こうした受賞銘柄を味わう場をきっかけとして、国内外のより多くの方々に日本酒文化の奥深さ、そしてその裏側にある「物語」に触れていただければ幸いです。
加えて、「IWC Sake Prefecture of the Year」を受賞した宮城県をはじめ、各地の蔵元の皆様がそれぞれの土地の風土を生かし、地元に根ざした酒造りを大切にされている姿が印象的でした。日本各地の多様な自然と伝統文化こそが、日本酒文化の未来を支える礎であると感じます。
Miss SAKEとして、これからも日本酒が持つ多彩な魅力と、そこに息づく日本の心を世界へ伝え、日本酒文化の未来をともに育んでいけるよう努めてまいります。改めまして、日本酒の未来を照らす素晴らしい受賞に、心より敬意とお祝いを申し上げます。
2025 Miss SAKE Japan 館農知里


































