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JTBならではプラン「老舗酒蔵テイスティング(福光屋) × Miss SAKE」に参加させていただきました – 2025 Miss SAKE Japan 館農知里

皆さま、こんにちは。2025 Miss SAKE Japan 館農知里です。
10月27日(月)、福光屋(石川県金沢市)で開催された「老舗酒蔵テイスティング × Miss SAKE」にて、熊本県からお越しのお客様をお迎えさせていただきました。


福光屋について

「福光屋」は、寛永二年(1625年)創業という約400年もの歴史を誇る、石川県を代表する老舗酒蔵です。長い歳月の中で培われた経験と知恵を礎に、現在も「米・水・人」の調和を目指して酒造りを続けています。原料となる酒米には、全国各地の良質な契約栽培米を使用し、土づくりから農家とともに歩む姿勢を大切にしています。仕込み水には、白山連峰に降り注いだ雪解け水が百年をかけて地中をめぐり湧き出る「恵みの百年水」を使用。清らかでやわらかなその水が、福光屋の酒に澄んだ旨味と品格をもたらしています。さらに、全ての製品を純米造りで手がけるという徹底したこだわりにより「旨くて、軽い」味わいを実現。自然の力を余すことなく引き出すその姿勢は、酒造りへの確かな信念を映しています。代表銘柄の「加賀鳶」をはじめ、「福正宗」「風よ水よ人よ」「すっぴん」…など、個性豊かなシリーズ展開を通じて、日常に寄り添う酒から特別な酒まで、多彩な味わいを届けています。伝統と革新の精神を受け継ぐ福光屋は、日本酒の新たな可能性を、金沢から世界へ発信し続ける存在です。


酒蔵で味わう日本酒の奥深さ

今回は、熊本県からお越しのお客様をお迎えいたしました。
まずは店舗のすぐそばにある「恵みの百年水」が湧き出るスポットへご案内しました。「百年水」は、日本三霊山・白山の麓に降り積もった雪や雨が、百年の歳月をかけて地中深くを巡り、地下150メートルから湧き出る名水です。まさに福光屋の酒造りを支える「命の水」と言えます。ミネラルを多く含むやや硬水でありながら、口当たりは柔らかく優しいのが特徴。実際にその味わいを体験していただきました。中には「おかわり」をされる方も多く、短い時間ながらも、名水の魅力を存分に味わっていただきました。

その後、会場へと移動し、Miss SAKEとして「日本酒講座」を担当させていただきました。はじめに、Miss SAKEの活動についてご紹介した後、日本酒の製造工程や温度による味わいの変化について詳しくお話しいたしました。最後には、石川県発祥と言われる「和らぎ水」の重要性についても触れ、皆様との対話を交えながら、和やかで学びのあるひとときをお届けすることができました。

その後は、福光屋の酒造りを紹介する映像を鑑賞していただき、実際に福光屋を代表する銘柄を試飲していただきました。
今回ご用意した3銘柄は以下の通りです。

蔵元限定 純米大吟醸 金澤
契約栽培した酒米の最高峰「山田錦」のみを使用し、伝統の技で丹念に仕込んだ純米大吟醸です。七転八起の所以がある郷土人形「加賀八幡起上」をモチーフにした限定デザイン。

加賀鳶 純米吟醸
伝統の吟醸造りで丹念に仕込んだ純米吟醸酒です。豊かに広がる華やかな香りと、おおらかにふくらむ米の旨味が生きた、透明感のある味わいが特長です。

黒帯 悠々 特別純米
吟醸仕込みと純米仕込みとでキレの良い芳醇な旨味を持つ辛口に仕上げ、さらに蔵内でじっくりと熟成させた、ゆったりと落ち着きのある「悠々(ゆうゆう)」とした味わいです。黒帯のはじまりの酒であり、最もスタンダードな黒帯で、昭和51年の発売以来、金沢の料理屋を中心に味覚のプロ達に鍛えられてきました。辛口ながら辛さを感じさせず、燗にするとやわらかく一層持ち味を発揮します。


味わいから暮らしへ

その後は、お待ちかねのショッピングタイム。蔵に併設されたショップへと皆さまをご案内いたしました。試飲で気に入っていただいた銘柄の他にも、フルーティな香りの純米大吟醸酒や奥深い味わいが楽しめる30年熟成の古酒など、幅広い銘柄をご購入いただきました。また、福光屋では日本酒だけでなく、有機米や酒粕を使用したスキンケアシリーズも展開されています。今回は男性のお客様が多い中、試供品を手に取りながら、ご自身用やご家族へのお土産として購入される方も多く見られました。気づけばレジ前には時間ぎりぎりまで行列ができ、ショップは終始活気に満ちていました。


今回、福光屋で開催された「老舗酒蔵テイスティング × Miss SAKE」を通じて、日本酒の奥深さや造り手の情熱、そして金沢の風土が育む豊かな味わいをお客様にお届けする一端を担えたことを、大変光栄に思いました。お客様との交流を通して、日本酒が人と人を結び、地域と文化をつなぐ存在であることを、改めて実感いたしました。

Miss SAKEとして、これからも全国各地の酒蔵や生産者の皆さまと共に歩みながら、日本酒文化の魅力、そしてその背景に息づく日本の自然や伝統を、国内外へ発信してまいります。

2025 Miss SAKE Japan 館農知里

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