Miss SAKE News/Blog

美食美酒を探求しにキャビアソムリエ会長出口様と2023 Miss SAKE 香川 川地さくらが香川県へ伺いました

 

皆さまこんにちは。

2023 Miss SAKE 香川 川地さくらです。

この度、ナデシコプログラムでも講義いただきました、キャビアソムリエ会長の出口様と【香川県の美食と美酒をテーマに生産者を訪問する探求記】を開催いたしました。

8月27日、28日の2日間にわたりキャビアに合う日本酒やワインを探求するべく合計3つの酒蔵、2つのワイナリー、そしてキャビアの養殖場へ伺いました。2日間に分けてご報告させていただきます。

美食美酒探求記~2日目~

 

東かがわ・つばさキャビアセンター

2日目は、旅の目的の一つである東かがわ市にある「東かがわ・つばさセンター」様へ伺いました。CAVIC JAPAN社長板坂直樹様にご案内いただきました。

まず驚いたのは、なんと中学校が養殖場になっていることです。板坂様の母校である中学校が移転し、旧校舎を購入されて今の養殖場を作られたとのこと。学校の面影を残し、元図書館であった部屋にてキャビアについてお話を伺いました。

温暖で豊かな自然に抱かれた瀬戸内の地にて、清らかな天然水でチョウザメを飼育していらっしゃいます。世界的グルメガイドブック 「ゴ·エ·ミヨ2020」にて日本の最高峰の食材として テロワール賞を受賞するほどです。

皆さんはキャビアにどのような印象をお持ちでしょうか?高級食品であることは知っていても、塩辛い、固いなどと耳にしたことがあります。

今回は実際に瀬戸内キャビアのベステルという品種のチョウザメのキャビアを試食させていただきました。見た目の美しさはもちろんのこと、口に入れると優しくとろけてゆき、まろやかで少し磯のニュアンスを感じます。

現在、市場に出回っている輸入キャビアの多くは、採卵後に加熱処理されて劣化を防ぐために塩分濃度の高い状態で缶詰めされているそうです。CAVIC JAPANのキャビアは生キャビアでありながら、塩分濃度3%未満、無添加であるた輸入キャビアとは全くの別物です!実際に体育館で養殖されているチョウザメも見学させていただきました。

稚魚から1メートルを超えるチョウザメがおり、ここである程度大きくなったチョウザメは基本的に徳島県にある「 鳴門・つばさキャビアセンター」へ移します。

稚魚のうちは鳥などの外敵に襲われることも多く、それらから守ることのできる設備として体育館を使用しているそうです。

是非一度、素晴らしい品質の香川県産【瀬戸内キャビア】をお試しください♪

さぬきワイナリー

瀬戸内海を見渡すことのできる丘の上のワイナリー【さぬきワイナリー】様を訪問いたしました。現在ブドウの収穫中でワイン造りはまだ始まっていないとのことでしたが、ワイン造りのご説明をいただき使用する機材などの見学をさせていただきました。

香川県でワイン造り?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は1988年に四国唯一のワイン工場として設立されたのがこちらのさぬきワイナリー様です!
こちらでは、日本のブドウ品種を代表とした「甲州」、「マスカット・ベーリーA」を始め、香川大学農学部が開発したオリジナルぶどう品種「香大農R-1」100%で醸造したワインもあります。

日本酒のオリーブ酵母と同様に、香川県ならではのブドウ品種から造られるワインです!

午前中に伺ったCAVIC JAPAN様のキャビアと実際にペアリングをしてみました。

通常、お料理を口にしてからワインを飲みマリアージュを楽しむことが多いと思いますが今回驚いたのは、口当たりが優しいミディアムボディの赤ワインを飲んだ後にキャビアを口に運んだところ、渋みと言われるタンニンがキャビアのまろやかさに包まれ心地のよい両方の余韻を感じられたのです!

また、この度の香川県の美食と美酒探求記にご参加いただいた皆さまからは「香大農R-1」を使用した赤ワインに、希少糖含有シロップをブレンドした甘口のワインが人気でした。

私はプライベートでも好きでよくお料理とお酒のペアリングを楽しみます。そのマリアージュは足りない部分を補填する場合もあれば、お互いのボリューム感が心地よく合わさり相乗効果を発揮する場合もあります。

甘口ワインは後者に当てはまるのだなと皆さんの感想を聞きながら楽しく美味しいワインとキャビアを楽しませていただきました。

ワイナリーの後は、近くにある地元のみんなに愛されているこしのあるうどんと一緒におでんをいただきました。香川県ではうどんとおでんはセットで、うどん屋さんには必ずと言っていいほどおでんがあります!
ぜひ香川で食べてみてくださいね♪

 

西野金陵

お腹を満たした後は香川県の西の方へ移動し、金陵の蔵元「西野金陵株式会社 多度津工場」様へ伺いました。

西野金陵 多度津工場長の前田良平様にご案内いただきました。

西野金陵様は創業1789年から讃岐のこんぴら酒として品質一筋に日本酒造りを行っていらっしゃいます。

西野金陵 多度津工場の北には葛原正八幡神社があり境内にあるクスノキは、「葛原正八幡神社社叢」として香川県自然記念物に指定されていています。多度津町のパワースポットとしても知られており、そんな気持ちのいい場所の近くで日本酒が造られております。

今まで様々な酒蔵見学をさせていただきましたが、これまでで一番規模が大きくとても驚きました。工場というだけあって各工程の場所が建物で分かれており、品質管理の徹底ぶりが見受けられました。

見学の後は、恒例の試飲の時間です。

こちらでも実際にキャビアと合わせて、どの日本酒との相性がいいのか参加者の皆様とお話しながら日本酒をいただきました。
日本酒は五味のうち、塩味以外の四つの味で構成されています。
そこに塩味を含んだキャビアを合わせることで五味がすべてそろい、贅沢なマリアージュを体験することができるのです!

どの日本酒も甲乙付けがたいのですが、キャビアを合わせる観点からは写真中央にございます、香川県産米オオセトを使用した純米吟醸の濃藍が素晴らしかったです。キャビアと合わせることで日本酒の旨味が引き出され、コクと余韻の長さを感じられました。濃藍の日本酒ラベルは瀬戸内海を連想させる綺麗な藍色に高級感のある金色で文字が書かれており、まさに瀬戸内キャビアにピッタリです。
日本酒好きの方にはぜひ試していただきたい組み合わせです!

 

実際に瀬戸内キャビアと香川県産の日本酒やワインをペアリングしてみて、想像とは違う発見や面白さがたくさんありました。
この度の香川県の美食と美酒をテーマに生産者を訪問する探求記を機に香川県の魅力を感じていただき、足を運んでいただけますと大変嬉しいです。

この度、ご協力いただきました各酒蔵様、ワイナリーの皆様、そしてこのような貴重な機会をいただきましたキャビアソムリエ協会会長、出口様に心から御礼申し上げます。

 

瀬戸内キャビア 株式会社CAVIC https://www.cavic.jp/

 さぬきワイナリー        http://www.sanuki-wine.jp/

西野金陵            https://www.nishino-kinryo.co.jp/

2023 Miss SAKE 香川 川地さくら

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