皆様、こんにちは。
2021 Miss SAKEの松崎未侑です。
先日パレスホテル東京で取り仕切り行われた「世界酒蔵ランキング2021」表彰式に、表彰補助として参加させていただきました。
今年度のランキングは世界酒蔵ランキング2021 HPよりご覧いただけます。
( http://www.sakaguraranking.jp )
世界酒蔵ランキング概要
- その年に開催された有力な日本酒コンテストの受賞実績をポイント化して酒蔵ごとに集計し、スコアの上位50位の酒蔵を格付けするものです。2021年にランキングの対象となった酒蔵は643蔵、商品は2,044です。したがってコンテストに出品しない酒蔵は対象外となります。
- 人気投票の要素を廃して、プロフェッショナルな専門家がブラインドで審査する、厳正な審査会の入賞実績をポイント化します。
- 商品だけでなく酒蔵を評価することで、どれを選べばよいかわからないという方の日本酒選びのガイド役となります。
(世界酒蔵ランキングHPより引用: http://www.sakaguraranking.jp )つまりは、専門家が真剣勝負で高く評価した日本酒をより多く扱っている、最も優れた酒蔵様を順位づけるランキングなのです。正に、日本酒にあまり詳しくない人にも分かりやすい指標です!
表彰式の様子
世界酒蔵ランキングのチェアマン山田 聡昭(やまだ としあき)様と、遊佐 勇人(ゆさ ゆうじん)様による挨拶からの開会。
私は盾授与のお手伝いをさせていただきました。
素晴らしい日本酒を醸す酒蔵に必要なのは、 意欲、設備、技術、原材料、そして人材のすべてが継続的に高いレベルの状態を保つことです。 禁酒法と言われるような状態が続いたご時世。 その逆境の中で、日々の努力を耐えずに日本酒を着実にこだわって造り続けた50蔵が表彰されました。
上位10蔵は以下の通りです。
1位:八戸酒造株式会社 (青森県) 「陸奥八仙」
2位:平和酒造株式会社 (和歌山県) 「紀土」
3位:有限会社渡辺酒造店 (岐阜県)「蓬莱」
4位:清水清三郎商店株式会社 (三重)「作」
5位:株式会社新澤醸造店 (宮城)「愛宕の松 」
6位:小西酒造株式会社 (兵庫県)「白雪」
7位:米澤酒造株式会社 (長野県)「今錦」
8位:三和酒造株式会社 (静岡県) 「臥龍梅」
9位:白鶴酒造株式会社 (兵庫県)「白鶴」
10位:中埜酒造株式会社 (愛知県)「國盛」
日本には1000件以上を超える酒蔵がありますが、 上記酒蔵様から、日本全国の様々な県で品質の高い日本酒が製造されていることがわかります。
今年度堂々の第1位に輝いた八戸酒造株式会社様は、16種類の日本酒が国内外の日本酒鑑評会や大会で表彰されました。 辛口の「陸奥男山」と、 1998年に立ち上がったフレッシュでフルーティな「陸奥八仙」が代表銘柄。
米は全量青森県産米( 「華想い」「華吹雪」「吟烏帽子」「レイメイ」)使用にこだわり、 八戸・三戸・十和田の契約農家に作って頂いたで酒を醸しております。
製造においては、普通酒から出品酒まですべて同じ工程管理をしており、 醸造用乳酸を使用せずに、白麹のクエン酸を利用した高温糖化酒母が特徴です。 この白麹酒母で仕込むことにより、白麹由来のクエン酸が酒全体を引き締め、 爽やかでフレッシュな印象を与えてくれます。
八戸酒造株式会社 常務取締役 製造責任者 駒井 伸介(こまい のぶゆき)様のスピーチからは、 幾年にもわたる妥協なき研究改善がこのような鑑評会を取りまとめた総合的なランキングで実り、身を結んだことへの喜びが心の底から感じられました。
「祝杯を会社の従業員とあげたい」という言葉から、チーム一丸となって努力を続けられていたことがよくわかりました。人の心と心が重なり醸される日本酒をぜひ皆様もお試しくださいませ。
末筆ではございますが、この度受賞されました50蔵の皆様に心からの祝福を申し上げます。
消費者の思いに立ち返り、「日本酒のわかりやすさ」と「素晴らしい酒蔵の評価」を第3回世界酒蔵ランキングとして成功に導いた、チェアマンの山田 聡昭様と、遊佐 勇人様のご尽力に尊敬と感謝の念が堪えません。
私も日本酒アンバサダーとして「わかりやすさ」「日本酒に隠された影の努力や緻密な化学」にも視野を当てながら活動をできるよう、精進して参ります。
2021 Miss SAKE
松崎未侑