皆様こんにちは。2024 Miss SAKE 準グランプリ宮澤麗です。
青葉が色鮮やかに輝くこの季節、いかがお過ごしでしょうか。
5月31日、調布市グリーンホールにて姉妹都市40周年記念 木島平村 銘酒試飲会が開催されました。
木島平村と調布市は40年前に姉妹都市盟約を結び、調布駅前には新鮮屋という木島平村アンテナショップもございます。
(https://www.instagram.com/shinsenya_chofu?igsh=YWNjM3JtYmtrejRr)
今回は40周年を記念し、木島平村で多く生産されている、金紋錦を使った日本酒を揃えた試飲会が開催されました。
⚫︎木島平村のご紹介
木島平村は長野県の北部にあり、長野県内でも有数の豪雪地帯です。北陸新幹線飯山駅から車で15分の距離に位置し、特に冬は周辺のスノーレジャーや温泉を楽しみに多くの方が訪れます。また、寒暖差が激しく、様々な農作物が豊かに育つ環境でもございます。
そんな木島平村の特産は「米」です。米・食味分析鑑定コンクールでは何年にも渡り金賞を受賞しております。
そして酒米の栽培も盛んに行われております。特に全国的にも栽培が難しく、幻の酒米と呼ばれる「金紋錦」はここ、木島平村で多く生産されております。
⚫︎幻の酒米「金紋錦」
金紋錦は今から約60年前に、長野県が山田錦とたかね錦を交配させて生まれた酒米です。栽培及び当時の技術では精米が難しく、また美山錦の台頭により、買い手不足で栽培が困難になりました。そんな時に救いの手を差し伸べたのが、石川県の福光屋です。農家からの全量買取の契約栽培を開始し、品質向上の指導も行いながら金紋錦の歴史を紡いできたのです。
そして20年ほど前から、長野県の一部の酒蔵でも金紋錦を用いた日本酒が誕生しました。
近年は金紋錦で醸された日本酒が高く評価されています。
小規模の契約栽培となっていることから、希少価値の高い酒米です。味わいの特徴としては、旨味やコクを楽しむことができます。吟醸酒として醸されることが多く、すっきり香り高い中にもコクを感じ、調和の取れた味わいになります。
根強いファンが多く、金紋錦サミットというイベントも開催されております。
⚫︎試飲会の様子
試飲会は2部制で行われましたが、どちらの部も大変多くの方が訪れ、長野県の日本酒をお楽しみいただきました。同じ日本酒でも味わいに大きな違いがあること、風土によって味わいの傾向が変わること等、長野県の特徴をおさえてお伝えさせていただきました。
沢山の方に楽しんでいただき、大変嬉しく感じます。
また、テレビ広報ちょうふの皆様が取材に訪れており、各務アナへ日本酒をご紹介させていただきました。
とても美味しそうに飲んでいらっしゃったのが印象的です。放映についてはまたお知らせいたします。
この度は誠にありがとうございました。
今後も木島平村と調布市の交流が益々深まり、更なる発展を願って御礼の言葉といたします。
2024 Miss SAKE 準グランプリ/長野 宮澤麗