皆様こんにちは。
2021 Miss SAKEの松崎未侑です。
名古屋市中区大須のミニシアター・大須シネマにて1月22日に開催された、日本酒ドキュメンタリー「かもすひと」0号試写会に登壇致しました。
映画「かもすひと」
3年の月日をかけて酒蔵で働くひとりの女性を追ったドキュメンタリー映画。
大学在学中から日本酒の魅力に惹かれ、農業と酒造りを行う会社で働き始めた若い女性蔵人。
そんな後藤実和様に出会って児玉監督が感じた、「日本酒の良き伝統を受け継ぎ、地元愛知の地酒を全国に広げようと奮闘する姿を一人でも多くの方に知って頂きたい」という願いから制作が決まりました。
舞台は愛知県愛西市にある水谷酒造。
江戸時代末期から続く造り酒屋である水谷酒造は、収穫されるお米の出来や変動する気候に神経を研ぎ澄まし、 繊細にそして真摯に麹や酵母と向き合います。 めざすのは、清らかで心にしみ渡る、そして楽しく飲めるお酒です。
代表銘柄「千瓢」をはじめとして「めぐる」「千実」など、地元の方々に愛される飲み飽きしない酒質が人気です。
今回の試写会では「めぐる しぼりたて生原酒」が上映前に振る舞われました。
「かもすひと」0号試写会
試写会は満員御礼。立ち見も出るほどの賑わいでした。
当日は、シネマフロント代表 児玉監督と、カメラマン 高井様に加えて、サプライズゲストとして後藤実和様ご本人と水谷酒造 5代目蔵元 水谷政夫様、提携米農家 アグリ:サポートの立松様も加わり、制作者様・生産者様の声を直接お伺いできる貴重な会になりました。
映画上映の後のアフタートークではMCをさせていただき、
実和様には、入社から2年間の経験や想いと、ご自身でプロデュースした「千実」に関する酒造り探究にまつわる小話、
蔵元には、実和様の蔵人としての成長裏話や、冬場は気温マイナス2度ほどにも下がる中で行われる手作業での醸造などについて、
米農家様には、飯米に対してより粒が大きく背が高い酒米を育てる苦労や今後の稲作体験の企てについて、
監督には、制作のきっかけや作詞をした主題歌等についてもお話をお伺いいたしました。
毎年閉業に迫られる酒蔵が絶えない現状がある中、水谷酒造という後継者の見通しが立っていなかった小規模の酒蔵に焦点を当て、
多くの醸造機械を使わずに手作りにこだわる酒造りと、生物化学にストイックに向き合いより安定した美味しい酒造りを体当たりで学ぶ若き後継者候補の女性蔵人を映像に残した本ドキュメンタリーは、文化の保存という観点からも非常に価値のある作品です。
美しき自然、繊細な酒造りと稲作までもを網羅する本作品は、エンターテイメントでありながら、酒蔵のありのままを学べる酒造りの最高の教科書だと感銘を受けました。
今後も各地で上映会や試飲つき試写会が開催されるそうです。最新速報はシネマフロントSNSにて追っていただけます。
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本試写会を通して同世代の日本酒を愛する一人の女性として、後藤実和様の酒造りに実直に向き合う精神と覚悟に強い衝撃を受け身が引き締まる想いを感じました。また今回は初の進行役でしたが、足を運んでいただきました皆様に沢山のグッドコメントをいただき、交流の時間から私自身も学び多き時間を過ごさせていただくことができました。
本映画のさらなる展開を祈念申し上げます。関係者の皆様に心より感謝いたします。
2021 Miss SAKE
松崎 未侑