Asami Sudo, 2018 Miss SAKE, visited the Koganei Sake Brewery in Atsugi-City, Kanagawa Prefecture.
[English Follows]皆様、こんにちは。
2018 ミス日本酒の須藤亜紗実です。
5月2日に神奈川県酒造組合会長 黄金井康巳様が代表取締役社長を務めておられる黄金井酒造様に、2018 ミス日本酒 神奈川代表として、酒蔵見学に行って参りました。
黄金井酒造様は江戸時代後期の文政元年(1818年)、相模の國 玉川村七澤において造り酒屋を始められ、今年で創業200周年を迎えられる老舗の蔵元様です。
神奈川県厚木市の地酒「盛升 さかります」をはじめとし、地ビール「さがみビール」、粕取り焼酎「旗頭」、米焼酎「弥太郎」、芋焼酎「黄金の露」、リキュール「黄金の酒」、と年間を通じて実に多様な酒類を製造していらっしゃいます。
そして銘酒「盛升」は「水源の森百選」にも選ばれる東丹沢山麓より溢れ出る清らかな伏流水を仕込水として作られます。私自身今回初めて黄金井酒造様を訪問させて頂きましたが、厚木市七沢の豊かな自然、美味しい空気に、大変心洗われる気持ちがいたしました。
そして当日は、ご多用の中光栄なことに黄金井会長直々に酒蔵を案内して頂きました。
まずは敷地内にある、最も歴史あるお蔵を案内して頂きました。明治時代に建築され関東大震災をも耐え現在に至っているというお蔵は、一歩足を踏み入れると少しひんやりとした空気に包まれており、その屋根や土壁の作りが歴史を感じさせてくれました。
そして仕込みの時期を終えられた後ではありましたが、お蔵の中にはかすかに醸造の良い香りが漂っており、自然と心高鳴る気持ちを覚えました。
黄金井会長からは、日本酒造りの一つ一つの工程に添いながら、お蔵の中を丁寧に説明して頂きました。古いお蔵を案内していただいた後は、新しいお蔵も見せて頂きました。
さらに、ちょうど製造の真っ只中であった地ビールの製造過程も見学させていただきました。
そして、最後には焼酎の醸造の様子も見学させて頂きました。
黄金井酒造様では清酒「盛升」の酒粕を原料とした粕取り焼酎「旗頭」、地元のお米やサツマイモ等を原料とした米焼酎「弥太郎」、芋焼酎「黄金の露」などを製造していらっしゃいます。
黄金井酒造様は200年の歴史を誇る老舗の蔵元様ではありますが、伝統の技法を単に受け継ぐのみではなく、機械の導入や醸造技術の工夫、そして「新たなお酒作り」への挑戦も積極的に行っていらっしゃいます。
そしてその一つ一つには全て、黄金井酒造様の理念が込められており、常により良いものを目指され、「造り酒屋」としての誇りを持っていらっしゃるお姿に大変大きな感銘を受けました。
最後には日本酒、ビール、焼酎の利き酒もさせて頂きましたが、銘柄ごとにそれぞれの特徴がしっかりと感じられ、お酒作りの奥深さを改めて学ばせて頂きました。
実際に訪問させて頂いたからこそ、感じ、学ぶことのできる「地域の自然、地域社会との関わり、伝統、そして蔵元様の理念。」
今回の黄金井酒造様への酒蔵訪問を通じ、そんな「日本酒造りの真髄」のようなものを改めて感じさせて頂いた気がしております。
黄金井会長、そして黄金井酒造の皆様、この度は大変貴重な経験を誠に有難うございました。
[for English Speakers]
On May 2nd, I visited Koganei Sake Brewery in Atsugi-City, Kanagawa Prefecture.
Koganei Sake Brewery was founded in 1818 and celebrates 200th anniversary this year. The brewery produces not only sake but craft beer, shochu made from sake lees, rice or sweet potato and fruit liquor.
Mr. Koganei, president of the brewery, showed me the facilities where all the alcohol beverages are produced, with the precise explanation of the know-hows to make such good products.
Although Koganei Sake Brewery is a long-established brewery, it’s always had a challenging spirit to make attempts to continue to improve. In fact, the explanation of Mr. Koganei gave me an impression that each novel technique and process has a good reason to be adopted.
After the brewery tour, I had a chance to taste sake, beer and shochu of Koganei Brewery, and I was impressed by the delicate snd sophisticated tastes.
Through the brewery tour, I think I could feel kind of essence of sake brewing, which might be felt only by visiting the brewery by ourselves.
As 2018 Miss SAKE, I’d like to try to have more people know that sake is a precious beverage made with such great care and passion.
I extend my deep appreciation to Mr. Koganei and people in Koganei Sake Brewery for the great experience and learning.
Asami Sudo, 2018 Miss SAKE