皆さま、こんにちは。
2023 Miss SAKE 準グランプリ 齋藤ひかりです。
立冬を過ぎ、日ごとに寒さが深まってまいりました11月中旬、京都駅ビル 2階 西口広場にて京都・伏見のお酒を楽しめるイベント「京都駅ビルFUSHIMI SAKE STAND」が開催されました。
こちらのイベントは、11月10日(金)から12日(日)までの3日間開催され、会場には京おつけものやおばんざいの盛り合わせと共に、伏見19蔵元の日本酒を飲みくらべていただける酒スタンドが設置されました。京都駅ビルのイベントにてアルコールの提供が行われるのは今回が初の試みであったと主催の京都駅ビル開発株式会社ご担当社様より伺い、このような貴重なイベントに参加させていただけたこと大変光栄に存じます。
今年6月に京都・ウェスティン都ホテルにて行われた、最終選考会のダイジェスト動画も会場内で放映いただきました。
初日の11月10日(金)には、Miss SAKEの顧問もしていただいている増田徳兵衛商店十四代目当主の増田徳兵衛様がご来場し、開会のご挨拶と共に、伏見に酒造りが根付いた背景や伏見のお酒の特徴についてお話してくださりました。
僭越ながら、私も日本酒好きの一人として、私なりの地域のお酒の楽しみ方についてお話させていただく機会を頂戴いたしました。
また、11日(土)には京都酵母の開発もされている、京都市産業技術研究所 次席研究員の清野珠美様にお越しいただき、伏見のお酒造りと京都オリジナルの酵母「京都酵母」についてお話いただきました。
講演中に会場より挙がった燗酒におすすめなお酒や初心者向けのお酒についてのご質問にもお答えいただき、私自身も伏見のお酒についての知識をより深めることができました。
伏見の酒
京都府伏見地域は日本酒の歴史と伝統を誇る場所であり、その酒造りの歴史は古く、日本に稲作が伝わった弥生時代に始まったと言われています。
伏見は、古くから水運の要所として栄え、京都への酒の供給地としても重要な役割を果たしてきました。「灘の男酒、伏見の女酒」という言葉の通り、伏見の水で造られたお酒は、なめらかできめ細やかな味わいが特徴的です。
また、近年は一度伏見より姿を消してしまった京都産酒造好適米「祝(いわい)」を約20年ぶりに復活させるなど、地域全体で繊細で伏見の味を守っています。こうした自然の恵みを生かし、伝統的な製法と最新の酒造技術を組み合わせ、伏見では洗練された高品質な日本酒が造られています。
京都酵母
「京都酵母」は京都市産業技術研究所が独自に開発してきた酵母で、現在は香り・味わいが異なる5種類の酵母がございます。
「吟醸、大吟醸という米の精米歩合による”ランクの価値”から、「京都酵母」がつくる日本酒の香味を楽しむ”スタイルの価値”への転換。」
(引用:京都市産業技術研究所 ホームページより https://tc-kyoto.or.jp/top-kyotokobo/ )
清野様が開発した京都酵母は、甘酸っぱく初恋を思い出させるような味わいであることから、「京の恋」と名付けられました。
増田徳兵衛商店でもこちらの酵母を使って醸した日本酒を展開されており、「京の華」で醸した日本酒とブレンドされた「月の桂 The Assemblage(アッサンブラージュ)」が誕生しました。(写真一番右)
開催場所はJR京都駅の西口改札前ということもあり、終日人通りが多く大変賑やかでした。観光客の方のみでなく、お買い物の途中や帰宅前に立ち寄ってくださる方もいらっしゃり、時間帯によってはイベントエリア内のテーブルが全て埋まりました。
普段日本酒を飲む機会がないとおっしゃっていた伏見ご出身の方もせっかくの機会だからと寄ってくださり、新たな層へのPRのみでなく、地元の方にも伏見のお酒の魅力を改めて知っていただけるきっかけにもなったことを実感いたしました。
「英勲」齊藤酒造 齊藤洸社長にもお会いすることができました。
イベントにお越しいただきました皆様、足元の悪い中ご来場いただき誠にありがとうございました。
ご関係者の皆様、この度はこのような素晴らしいイベントにお招きいただきありがとうございました。私自身もイベントを通して京都や伏見のお酒について知識を深めることができ、大変貴重な機会となりました。
今後ともどうぞご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
2023 Miss SAKE 準グランプリ 齋藤ひかり