皆さま、こんにちは。
2026 Miss SAKE 大阪 大植花です。
5/16(土)開催の第15回ナデシコプログラムについてご報告いたします。
〇当日のスケジュール
「江戸切子作成見学」(講師:江戸切子の店華硝取締役 熊倉千砂都様、輿水 一輝様、吉良 玉絵様)
「和紙梳き体験」(講師:小津和紙 髙木清様)
「2026 Mrs & Mr SAKE最終選考会(第3回プログラムで習った、お客様への日本酒及び燗酒提供の実践)」
今回のナデシコプログラムでは、はじめに小津和紙様で伝統的な和紙の製造方法についての映像を拝見しました。
3班に分かれてそれぞれのプログラムに参加した後、全員で神田明神に集まり、2026 Mrs & Mr SAKE最終選考会に参加させていただきました。最終選考会では、お客様への日本酒及び燗酒提供を実践させていただきました。
〇日本の伝統文化、和紙作り体験
まず体験にうつる前に、和紙の製造工程についての映像を拝見いたしました。和紙は日本酒づくりと同様、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。埼玉の細川紙、岐阜の本美濃紙、島根の石州半紙の三つの和紙に加え、2025年12月には福井の鳥の子紙も追加登録されました。伝承されている職人のわざ、岐阜の美濃和紙ができるまでを映像で学びました。
和紙の原料は、楮という桑科の植物です。冬に刈り取られ、剥皮を行います。表面の黒皮を取ったら、川の水と日光にさらし、自然に白くします。これを炭酸ソーダが入った大釜で煮ることで、楮の線維だけを残し、木槌でたたいて、楮を細かくほぐします。これに、楮を均等にする役割を持つ、トロロアオイの根っこからとった、ねべしを混ぜ合わせます。とろとろになった和紙のもとを専用の型にすくい、和紙を作っていきます。すきあがった紙にシャワーをあてることで紙に模様をつけた和紙、落水紙という和紙の紹介もありました。このように、和紙づくりには複数の工程があり、100㎏の楮からできる和紙はわずか4㎏です。和紙は、太陽の光と、清らかな水を使って作られる日本の伝統工芸の一つです。日本酒と同じように、日本の豊かな自然が生み出す工芸品であると言えそうです。
実際に、和紙梳きを体験させていただくこともできました。一度お手本を見せていただいた後に、実践にうつりました。まずは、液体の楮を専用の型にすくい、横にゆする、またすくい、縦にゆする、を何度か繰り返します。
ぷにぷにとした感触の和紙が出来上がり、その和紙から余分な水分を除いたら、機械で高速乾燥させます。これを熱をもった鉄板にハケで貼り付け数分経てば完成です。液体の楮を均等に行きわたらせるように型をゆすることを大変難しく感じました。均等にできないと、和紙が一様な厚さにならず、線や波ができてしまいます。
しかし、その線や波があることで、他にはないオンリーワンの、味のある和紙になります。伝統的な製造法を体験できた、貴重な機会をいただくことができました。
〇キラキラ光る職人技
江戸切子の店華硝様に伺い、「江戸切子の作成に関する講義、見学」をさせていただきました。江戸切子とは、東京で作られており、江戸時代に編み出された技術で紋様が刻まれている、ガラス細工のことを言います。江戸後期に、当時商業の中心であった日本橋で、加賀屋久兵衛により生み出され、現在まで職人技が伝承されています。華硝様で作成された江戸切子は国賓の贈呈品にも選ばれており、実際に目で見たり、手に触れたりして、繊細な職人技を実感することができました。
江戸切子は、割り出し、荒削り、削り仕上げ、磨きの順に作られていきます。透明な硝子の上に色のついた硝子を被せ、二重構造になった硝子に、カットのためのガイドラインを引く、割り出しという作業が最初の工程です。次に、ガイドラインにそって下削りをした後、仕上げダイヤで削りを仕上げていきます。これを荒削り、削り仕上げと言います。荒削りの時は完成の7~8割のカットをほどこし、削り仕上げの時にさらに深めにカットを入れます。削り仕上げが終わった時の紋様の部分は半透明ですが、磨きが終わった時の紋様は透明です。
ガイドラインにそってカットを入れる様子を、実際に見せていただくこともできました。万が一、間違ったカットを入れてしまった場合、その硝子は破棄になってしまいます。江戸切子は二層構造になった特殊な作りの硝子を使っているためです。カットには慎重な手さばきが求められます。カットは職人さんの個性が出る部分であり、同じ職人さんの入れたカットでも、カット1本1本にその日の体調や気持ちが表れるということです。
江戸切子の紋様は多様であり、それぞれに意味が込められています。江戸時代から受け継がれている紋様の一つに、麻の葉の紋様があります。麻の葉はまっすぐに丈夫に育つことから、今後もずっと健康でいられるようにというメッセージが込められています。長寿祈願の節目の日には、麻の葉紋様の江戸切子を贈り物にするのもおすすめです。また、華硝で生まれた切子紋様もあります。国賓の贈呈品に選ばれた、江戸切子のワイングラスの紋様にもなっている、米つなぎがその一つです。五穀豊穣への祈りとして、稲は繁栄の象徴とされてきました。どんなお祝いの場にもふさわしい紋様であると思います。
店内には様々な色の江戸切子が並んでいました。江戸切子は藍色や紅色であるという印象が強いですが、黄色やピンクなどのポップなカラーの切子もあり、江戸切子も日本文化の一つとして、伝統を守りながらも革新を遂げていることを実感することができました。
〇最終選考会の見学
午後には神田明神に移動し、2026 Mrs & Mr SAKE最終選考会に参加させていただきました。第3回プログラムで習った、お客様への日本酒及び燗酒提供の実践をさせていただけただけでなく、6月の最終選考会のための勉強にもなりました。
私は日本酒及び、甘酒、ソフトドリンクの提供ブースに立たせていただきました。会が始まるまでに、ブースにおいてある多種多様な日本酒の製造地域、酒造名、特徴などを調べ、提供させていただきました。ブースで提供させていただいた日本酒は、純米満寿泉(富山)、多満自慢 瑞る青(東京福生)、白鶴 山田錦(兵庫神戸)、月の桂(京都伏見)、純米吟醸 浦霞 禅(宮城塩釜)、出羽桜 吟醸酒 桜花(山形天童)などです。午前中にMiss Amazakeが開催されていたこともあり、甘酒を飲まれる方も多くいらっしゃいました。
2026 Mrs & Mr SAKE最終選考会が開催され、アピールの時間、審査員からの質問の時間がありました。出場者の方々は緊張された面持ちの方もいらっしゃれば、堂々としたたたずまいの方もいらっしゃり、6月に行われるMiss SAKEの最終選考会を想起し、自分自身のことのように緊張いたしました。
6月の選考会まで1か月弱あります。ナデシコプログラムも残すところあと数回となりましたが、プログラムを通して、日本酒に関してだけでなく、日本文化に関すること、スピーチの仕方に至るまで、様々な面で成長できている自分を感じます。最終選考会において、後悔を残すことが無いよう、準備にしっかり取り組んで、来てくださった皆様に成長を見せられるような演出が出来たらと思います。
最後になりますが、2026 Miss Amazake、2026 Mrs SAKE、2026 Mr SAKE最終選考会に出場された皆様、お疲れさまでした。そして、入賞された方々、おめでとうございます。
2026 Miss SAKE 大阪 大植花
[Brief summary in English]
During the program, I experienced traditional Japanese culture through washi paper making, learning about Edo Kiriko craftsmanship, and attending the 2026 Mrs & Mr SAKE final selection event.
First, I learned about the traditional process of making washi, which is recognized as a UNESCO Intangible Cultural Heritage alongside Japanese sake brewing. Washi is made from kozo fibers using natural elements such as clean water and sunlight. During the hands-on workshop, I experienced how difficult it is to spread the fibers evenly while moving the frame. At the same time, I realized that the uneven textures can create the unique beauty and character of handmade washi.
We also visited the Edo Kiriko studio and attended a lecture and demonstration on traditional cut glass craftsmanship. Edo Kiriko is a glass art technique developed in Tokyo during the Edo period. I learned that the artisans carefully carve delicate patterns into layered glass, and even a small mistake can ruin the entire piece. I was especially fascinated by the meanings behind the traditional patterns, which often symbolize health, prosperity, and longevity.
In the afternoon, I attended the 2026 Mrs & Mr SAKE final selection event at Kanda Myojin Shrine, where I helped serve sake and amazake to guests. I also studied the characteristics of several sake brands in order to introduce them properly. Watching the finalists reminded me of my own upcoming Miss SAKE final selection in June. Lastly, I would like to congratulate all of the award recipients of the 2026 Miss Amazake, Mrs SAKE, and Mr SAKE Final Selection Event, and extend my sincere respect to everyone who participated.
Hana Oue, 2026 Miss SAKE Osaka
























