Miss SAKE News/Blog

第16ナデシコプログラムレポート「Carrying the Spirit of “和” to the World」2026 Miss SAKE 愛知 加藤七海

皆さま、こんにちは。2026 Miss SAKE 愛知の加藤七海です。

2026年5月17日(日)に第16回ナデシコプログラムが開催されましたので、以下にその内容をご報告申し上げます。

~プログラム内容~

①巫女体験 日本文化伝承協会 代表理事 宮澤伸幸様
②グローバルな感覚を養うための1day講義、異文化理解 グローバル・エデュケーションアンドトレーニング・コンサルタンツ株式会社 創業者布留川 勝様

今回は、以前より大変心待ちにしておりました「巫女体験」に参加させていただきました。

まず初めに、宮澤伸幸様より、神道とは何かについてご講義いただきました。

日本人は古来より、“頭で理解する”だけでなく、“体感すること”を大切にしてきた民族であり、だからこそ所作や作法が重要であること。そして、所作と作法が整うことで、自然と心も整っていくというお話をしてくださいました。

さらに、「表面的な美しさだけではなく、その人の内面や積み重ねてきた知識・経験が“奥ゆかしさ”として滲み出る」というお言葉は、大変印象的でした。自分自身が学び、感じ、積み重ねてきたものが、そのまま人としての在り方を形づくっていく、まさに、Miss SAKEとして私が目指す“大和撫子像”にも通じる学びであったと感じております。

また、「宗教」とは、①教祖がいること、②経典があること、③信者がいること

この三つが揃って成り立つものであり、神道は“宗教”という枠組みに属しながらも、一般的な宗教とは異なる存在であることを教えていただきました。

では神道とは何か。それは、日本人が古来より大切にしてきた“精神性”や“心の在り方”であるというお話でした。

キリスト教が誕生して約二千年余りであるのに対し、神道の起源はさらに古く、縄文時代にまで遡るとされております。そして、日本人は古くから「八百万(やおよろず)の神」という考え方を持ち、自然や祖先、物や出来事など、あらゆるものに神様が宿ると考えながら生活してきました。

「万物に感謝する」という精神を日常の中で大切にすることで、自然と丁寧に暮らす心が育まれ、所作や振る舞いにも品格が宿るというお話は、日本文化の本質を改めて考えさせられる大変深い学びでした。

さらに、「巫女」の“巫”という漢字には、“天と地を結ぶ”、つまり“神と人とを繋ぐ存在”という意味が込められていることも教えていただきました。

また、神道にはバイブルのような明確な経典は存在しない一方で、“口伝”によって大切な精神性が受け継がれてきたこと、「中今(なかいま)」という、“今この瞬間に全集中して生きる”という考え方についても学ばせていただきました。

過去に囚われず、未来への不安に支配されるのではなく、“今をどう生きるか”を大切にすること。そして、「浄明正直」という、清らかで曇りのない心を持つことの重要性についてお話しいただきました。

その中で、思考・言葉・行動、この三つ全てにおいて美意識を持つことの大切さを教えていただき、自分自身の日々の在り方を見つめ直す貴重な機会となりました。

講義後は、実際に巫女装束へと着替え、お辞儀の作法や立ち居振る舞いについて実践的に学ばせていただきました。

30度・60度・90度といった礼の角度、それぞれに適した時間や手の位置、目線の向け方など、一つひとつの所作を丁寧にご指導いただきました。

また、歩き方や礼拝の作法についても学ばせていただき、5月末に控えている三重合宿での伊勢神宮参拝の際にも、今回の学びをしっかり活かしてまいりたいと思っております。

 

昼食時には、各自がおにぎりを持参し、「おにぎり」と「おむすび」の違いについても宮澤様より教えていただきました。

これまで何気なく使っていた二つの言葉でしたが、そこに込められた意味の違いに大変驚かされました。

“米”という漢字には神様がこもっているというところから出来ており、握る人の感謝や想いを“結ぶ”ものが「おむすび」。一方で、「鬼を切る」という意味合いから、邪気を払うものが「おにぎり」であることを教えていただきました。

同じ食べ物を指す言葉でありながら、「結ぶ」と「切る」という全く異なる意味が込められていることに、日本語や日本文化の奥深さを感じました。

今後、誰かにおむすびを握っていただく時、あるいは自分自身が誰かのために握る時にも、この学びを思い出し、感謝の気持ちを大切にしたいと思います。

 

今回の巫女体験を通じて、日本人として生きていく上で大切にすべき精神性や美意識について、改めて深く学ばせていただきました。

最後に、榊を持った舞をご指導くださった水野様より、「私も愛知なんです」とお声がけいただき、一緒にお写真を撮っていただきました。

Miss SAKE 愛知として毎週東京でナデシコプログラムを受講しておりますが、その中で愛知出身の方と出会うと、初対面であってもどこか家族のような安心感を覚えます。

地元を離れているからこそ感じる、“愛知”という繋がりの温かさ。改めて、愛知への愛着と誇りを感じた瞬間となりました。

 

 

この度は、このような貴重な体験と学びの機会をいただき、誠にありがとうございました。

午後からは、グローバル・エデュケーションアンドトレーニング・コンサルタンツ株式会社 創業者 布留川勝様より、「真のグローバル人材とは何か」というテーマでご講義いただきました。

講義の冒頭では、日本社会が抱える深刻な現状について、さまざまなデータをもとにお話くださいました。日本は、G7の中でGDP成長率が最下位であり、社会人の学習時間や、仕事に熱意を持つ社員の割合も世界最低水準にあるという現実を知り、私は大きな衝撃を受けました。薄々感じていた日本社会の停滞感や危機感の薄さが、数字として可視化されたことで、改めて深く考えさせられました。

布留川様は、その背景として、「日本は長年成功を収めてきた国だからこそ、小さな幸せが容易に手に入る環境となり、向上心や危機感が薄れてしまったのではないか」とお話しされていました。講義内ではTED Talkにも触れられましたが、私は以前より英語学習の一環としてTEDを視聴していたため、大変興味深く拝聴しました。

TEDの年会費は非常に高額であるにも関わらず、アメリカではそれを“高い”ではなく、“自分への投資”として捉える価値観があるそうです。その姿勢からも、日本と海外における学びへの意識の違いを感じました。

また、現代はVUCA時代であるとも教えていただきました。

・Volatility(変動性)

・Uncertainty(不確実性)

・Complexity(複雑性)

・Ambiguity(曖昧性)

このような、将来予測が困難な時代においては、過去の成功体験や従来の常識が、未来を保証してくれるとは限りません。布留川様は、「No more Maps」という言葉を用いて、これまでの“正解ルート”が通用しなくなっている現代社会について説明してくださいました。

その中で特に印象的だったのが、「Adaptive Agility」という考え方です。これは、変化する環境や状況に柔軟に適応しながら、自らを進化させ続ける力を意味しており、布留川様はこれを「生涯磨き続ける武器」であると表現されていました。日本国内だけでなく、グローバルな環境でも成果を出し続けるためには、どこでも、誰とでも働ける柔軟性が必要であることを学びました。

また、日本の伝統的なビジネススタイルと、グローバル・デジタル型のビジネススタイルを対立的に捉えるのではなく、双方を理解しながら柔軟に行き来できる人材こそが、これからの時代に求められるというお話も非常に印象的でした。

私はこれまで、「グローバル人材」とは、単純に“海外でも活躍できる人”や“語学力が高い人”というイメージを持っていました。しかし布留川様は、「グローバル人材とは、単なる語学力を超え、多様な価値観の中でシナジーを生み出し、新たな価値を創造できるプロフェッショナルである」と定義されており、その言葉が深く心に残りました。

さらに、ハーバード大学MBAのディベート映像も見せていただきました。学生たちが自分の意見を臆することなく主張し、互いに議論を交わしている姿は非常に印象的でした。一方で、日本人は「反論=相手の否定」と受け取ってしまう傾向があり、自分の意見を強く主することや、異なる意見をぶつけ合うことに苦手意識を持つ人が多いと感じます。私自身もその一人であり、日本人のコミュニケーションにおける課題について改めて考えさせられました。

今回の講義を通して、真のグローバル人材とは、単に語学を話せる人ではなく、多様な価値観を受け入れながら、自ら学び続け、変化に適応し、新たな価値を生み出していける人なのだと学びました。これから私自身も、現状に満足することなく、常に学び続け、自分自身をアップデートし続けられる人でありたいと思います。

Through both the Miko experience and the lecture on global leadership, I came to realize that true global talent is not defined simply by language skills or international experience.

During the Miko experience, we learned that in Japanese culture, one’s inner character is reflected through posture, manners, and behavior. By refining our actions and presence, we also refine our minds. I was deeply moved by the idea that true elegance is not superficial beauty, but something cultivated from within through knowledge, discipline, and lived experience.

In the global leadership lecture, we explored the realities of today’s VUCA world, a time defined by uncertainty, complexity, and constant change. We learned that success in the future will require “Adaptive Agility”: the ability to continuously evolve, adapt, and create value across different cultures and environments.

What connected these two experiences for me was the importance of having both a strong inner foundation and the flexibility to adapt to change.

To be truly global is not to abandon one’s identity. Rather, it is to understand who you are, respect different perspectives, and continue growing throughout life while staying grounded in your own values.

I realized that Japanese spirituality, humility, and mindfulness are not weaknesses in the global era they can become strengths that allow us to connect deeply with people around the world.

Thank you very much,

2026 Miss SAKE Aichi Nanami Kato

関連記事

  1. 『第4回awa酒認定式およびawa酒大使叙任式』に2020 Miss SAKE …

  2. 「白雪蔵まつり」に2024 Miss SAKE Japan南侑里が参加いたしまし…

  3. ザ・カハラ・ホテル&リゾート Kokusai Sake Kai 主催『…

  4. Courtesy Visit to NARIKOH Co., Ltd. — 2…

  5. 香川県酒造組合様に、2023 Miss SAKE 香川 川地さくらがご挨拶に伺い…

  6. 英語で学ぶ『日本酒とワインの違い(The Differences between…

2025 Miss SAKE Japan ファイナリスト
2024 Miss SAKE 最終選考会 Full Movie
2024 Miss SAKE 最終選考会 ダイジェスト
Miss SAKE 応募詳細はこちら

Miss SAKE出演・講演・取材依頼

Mrs SAKE

Mr SAKE

Mr SAKE

最近の記事
PAGE TOP
Translate »