Miss SAKE News/Blog

第1回ナデシコプログラムレポート「自分を知り、他者に目を向ける」2025 Miss SAKE 北海道 館農知里

皆さま、こんにちは。

2025 Miss SAKE 北海道 館農知里です。

こちらで、3/15(土)開催の第1回ナデシコプログラムについてご報告いたします。

〇当日のスケジュール

「Miss SAKEとして、所作・マナー講座」(講師:2024 Miss SAKE 南侑里さま)

「契約・経費精算について」(講師:一般社団法人Miss SAKE 理事 田中康治さま)

「ぶれない自分軸・自分らしさを発掘するコアチョイスメソッド」(講師:事務局長 中村信次郎さま)

「着付け講座1」(講師:民族衣装文化普及協会の皆さま)

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〇日本酒を通じて繋がる「世界」

 2024 Miss SAKE 南侑里さまより、「Miss SAKEとして、所作・マナー講座」を開講していただきました。今後Miss SAKEとして、どのようなイベントや会場に足を運ぶのか、座り方・髪型・挙手の仕方…等、Miss SAKEとしての自覚や責任を持つべき点を改めて実感する貴重な機会になりました。

 一番印象深いのは「自分にとって日本酒とは…?」という問いかけです。

 大学時代に初めて飲み衝撃を受けた「日本酒」、海外の日本食レストランで偶然出会った外国人と交わした「日本酒」、世界一周から無事帰国し最初に口にした「日本酒」、新年に家族と食卓を囲んだ「日本酒」…、これまでの日本酒体験が走馬灯のように頭の中を駆け巡りました。すべての日本酒体験を経て、私にとって日本酒は「<乾杯>で人と人とを繋ぐ存在」です。国・年齢・性別・宗教・歴史などの壁を乗り越えて、「乾杯!」という一言とともに同じ酒を飲み交わすことに、人と人の親睦を深める一つの魔法がかかっていると思います。それだけではありません。実際に、日本酒は古くから日本の風土と歴史に根付く国酒であり、沢山の杜氏さんの職人技によって生み出されてきた日本文化の一つでもあります。日本酒を通して、こうした日本の美学や精神を世界に広めていきたいです。

 他の受講生の中からは、「作り手の想い」「老若男女を繋ぐ縁」「地方創生の希望」「日常であり特別なもの」「ご褒美」「海外とのコミュニケーションツール」など、多種多様な表現が出てきました。全て異なる答えではありますが、「日本酒の可能性を国内外、そして未来に繋げていきたい」という全員の意思が反映されているように感じました…!南さんは、日本酒は「文化であり物語」という表現をされていました。一人ひとりの作り手の技と想いが、一つの物語を生み出し、それが文化や歴史といった大きな潮流を作っていくのだと深く考えさせられました。

 私自身、日本酒に対する熱い想いやその背景にある日本酒体験を忘れずに、日本酒の魅力を発信し続けられるような存在になれたらと思います!

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〇「信頼」を築くための第一歩 

 次に、一般社団法人Miss SAKE 理事 田中康治さまより、「契約・経費精算について」のご講義をしていただきました。Miss SAKEとしての活動に関わる仕事の流れや経費精算の仕組みについて、具体例を交えつつ、詳しく丁寧に教えていただきました。

 講義全体を通して、契約や経費精算は、社会人としての責任を果たすために欠かせない基本的なスキルだと改めて実感しました。加えて、契約や経費精算の仕組みをきちんと理解し、適切に運用することは、自身のキャリアアップにも繋がる重要な要素であることが強く印象に残りました。

 こうした金銭面への姿勢は、他者からの信頼に直接繋がると思います。こうした一つ一つの作業への取り組みが、自分自身の誠実さや責任感を映し出す鏡であるという自覚を持ちつつ、丁寧な経費精算を心がけたいです。今後は、Miss SAKEとしてのプロフェッショナル意識を忘れず、イベントなどの活動において責任感を持って行動できるよう努めていきたいです。

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〇自分軸を見つけ、人生を切り拓く 

 続いて、事務局長 中村信次郎さまより、「ぶれない自分軸・自分らしさを発掘するコアチョイスメソッド」を開講いただきました。「自分らしさ≒私の提供できる価値」という前提のもと、自分自身と向き合う上でのプロセスとその価値を深く学ぶ時間になりました。

 講義の冒頭で「あなたは何歳まで生きたいですか?」と問いかけられた時、ハッとしました。人生には時間の制約があること、それと同時に、そのことを無意識のうちに忘れてしまっている自分に気付きました…。私は、数年前に亡くなった曾祖母の年齢「103歳」を目指すことにしました。逆算すると、残された人生はあと約80年…。実際はもっと短いかもしれません。そう思うと、人生の目的やその達成に必要なことが、驚くほど短時間のあいだに次から次へと出てきました。

 中村さまのお話の中で特に印象的だったのは、「思考が感情を変え、感情が行動を変え、行動が人生を変える」という言葉です。どうしても自分の狭い思考のもと、すべての世界を描いてしまいがちだと思います。ですが、周囲を、そしてより先の未来を見据えていくことで、自分の思考や感情を見つめ直し、行動、そして人生までをも変えることができるということが大きな発見になりました。

 私は現時点での課題の一つとして「自分を知り、他者により目を向けること」を挙げました。Miss SAKEへの挑戦は、自分と向き合い、自分を取り巻く周囲へと視野を広げる絶好の機会だと思います。それぞれが十人十色の魅力を持つ素晴らしい仲間達と共に、これからの3か月間、切磋琢磨していきたいと強く思いました。

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〇着物で感じる「アイデンティティ」

 最後に、民族衣装文化普及協会の皆さまのご協力のもと、「着付け講座1」の講座を受講させていただきました。私は、茶道のお稽古を通して、普段から人よりも着物に触れる機会がありました。ですが、初めて挑戦する振袖の着付けは想像以上に難しく、特に帯結びには沢山の時間を要しました。

 衣紋を抜くこと、腰紐をねじって固定すること、帯を胴にぴしっと巻きつけること…、いろいろと意識すればするほど、焦りが押し寄せ、汗だくになりながら着付けをしました。「上手に着付けていますね」と褒めてもらいながら、講師の先生にチェック・修正してもらい、あとは他の受講生の皆さんと一緒に復習に専念しました。最初はポイントを意識しつつ一人で黙々と着付けていましたが、一度落ち着いて他の受講生への先生のアドバイスを聞いていると、自分にも役立つコツを沢山吸収することができました…!

 今回の「ふくら雀」という帯結びは、帯の結び目が丸く膨らんだ形になり、小さい雀が羽を膨らませたような可愛らしい姿を表現しているそうです。そんな帯結びの由来や完成形も常に頭にいれながら着付けると、少し意識が変わるのを感じました。そして私は着物を着るといつも、自分の日本人としてのアイデンティティを実感します。特に、今回着た振袖は母から受け継いだもので、私たち家族の世代を結ぶ懸け橋のような着物でもあります。もっと堂々とした立ち居振る舞いが出来るように、これからより一層練習を重ね、自分で綺麗に着付けられるように努力したいと思います!

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 今回は、2025 Miss SAKEナデシコプログラムの記念すべき第1回目でした!

 もともと「大和撫子」という言葉には、外見的な美しさだけではなく、内面的な気品や奥ゆかしさ、そして忍耐力などの意味も含まれているそうです。そんな「日本古来の伝統的な美」を体現する存在になることを目指して、これから約20回のプログラムに全身全霊で望んでまいります。応援の程、どうぞよろしくお願いいたします!

 

2025 Miss SAKE 北海道 館農知里

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[Brief summary in English]

This is Chisato Tateno, 2025 Miss SAKE Hokkaido.
On Saturday, March 15th, the first session of the Nadeshiko Program was held!

During the program, we attended various lectures. First, 2024 Miss SAKE Yui Minami conducted a “Manners and Etiquette” lecture, where I learned about the responsibilities of being a Miss SAKE and how to approach sake. Through the question, “What does sake mean to you?”, I reaffirmed that for me, sake is something that connects people through a “Kanpai.”

Next, Mr. Yasuharu Tanaka, a director of the Miss SAKE Association, gave a lecture on “Contracts and Expense Reimbursement.” I learned the importance of being honest and responsible with finances as a member of Miss SAKE. Proper expense reimbursement is key to building trust, and I plan to consciously focus on this aspect in my future activities.

Mr. Shinjiro Nakamura, the program director, taught us about “Discovering Your Own Axis.” This lecture made me realize the importance of being aware of time constraints in life and encouraged me to reassess my life’s purpose. The phrase, “Thoughts change emotions, emotions change actions, and actions change life,” deeply resonated with me, and I plan to use it for my personal growth going forward.

Finally, during the “Kimono Dressing 1” workshop, I experienced dressing in a furisode kimono, which helped me reaffirm my identity as a Japanese person. I will continue to practice wearing the kimono and aim to become more confident in my posture and behavior.

The term “Yamato Nadeshiko” not only represents outward beauty but also the inner beauty, grace, and perseverance that are essential qualities. I will work hard to embody Japan’s traditional beauty throughout the upcoming program. I sincerely appreciate your continued support!

Chisato Tateno, 2025 Miss SAKE Hokkaido

 

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