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第12回ナデシコプログラム〜女性の体について学ぶ一日〜2024 Miss SAKE 京都 津田朋佳

皆様こんにちは!

2024 Miss SAKE 京都 津田朋佳です。

第12回ナデシコプログラムの内容についてご報告させていただきます。

◇内容

▪️ フィトテラピーによる女性のためのセルフケア

株式会社ONEtoONE Professional 代表 竹知万季様

▪️米の力について

東洋ライス株式会社 開発推進室 鈴木梨沙様

▪️尊厳について

「NAO LINGERIE」代表取締役及びデザイナー

日本ランジェリー協会専務理事 川嶋菜緒様より尊厳について学ばせていただきました。

▪️月経、病気、妊娠などから学ぶ女性の生き方について

産婦人科医/生殖医療専門医 内田明花先生

一般社団法人ラブテリ代表理事 予防医療・栄養コンサルタント 細川モモ様

総合診療医/母性内科医 三島就子先生

◇感想

▪️ フィトテラピーによる女性のためのセルフケア

株式会社ONEtoONE Professional 代表 竹知万季様によるフィトテラピーによる女性のためのセルフケアの講義を受講しました。まずフィトテラピーとは、植物療法のことで日々の暮らし方や人とのつながり方、といったその人の生き方そのものに大きなヒントをもたらす可能性があると言われている療法です。

以下の3つによる両方があります。

①飲む・食べる

②香る

③塗る

どういった悩みに有効かというと、PMS、月経痛、冷え性、緊張・焦り・不安、にきびなど、特に女性が日々抱えているような悩みに有効であることを学びました。

※PMS: 月経前症候群と呼ばれるもので、月経が開始する3~10日ほど前から身体的、精神的に現れる不快なさまざまな症状のこと。

具体的な療法として特に印象的だったのは、PMSに効く療法で、「レモンバームのハーブティーを月経の2週間前から朝晩飲む」というものです。効果が出るまで一年程度かかるそうですが習慣化することで緩和されるそうです。PMSはずっと向き合っていかなくてはならない悩みだと思っていたので、こういった対策があることを知ったことが何より嬉しく思いました。

この学びを通して、日々の小さな不調の対策は意外と簡単にできるんだということが分かりました。心が発している声なき声に耳を傾け一つ一つ丁寧にケアしていくことが、しなやかで健やかな体に繋がるのだと思います。自分自身が実践していくことはもちろんですが、このような悩みを抱えている人も多いと思います。同じ悩みを抱える方にこういった対策ができることを伝えていき、1人でも多くの方が生きやすくすこやかに過ごせる力になりたいと思いました。

 

▪️米の力について

東洋ライス株式会社 開発推進室 鈴木梨沙様よりお米の持つ力についてご教授いただきました。東洋ライス様は金芽米と呼ばれる栄養価の高い白米を製造・販売されている企業様です。米の消費量は減り国の医療費は上がるという統計から問題意識を持たれ、「精米技術が進み、栄養価の低い白米を摂取するようになったことが原因ではないか」と考え金芽米の開発に至られました

米は元は玄米ですが精米により糠を取り白米を作ります。ですが実際漢字を見ると分かるように、「糠」は健康の「康」が入っているように体に良い、逆に白い米と書く「粕」は「かす」と読み栄養価が低いです。ですが、玄米の構造は実は複雑で様々な層から出来ています。その中で美味しく健康に良い層までも削り落としてしまうのが通常なのですが、同社はその部分(亜糊粉層:酵素やミネラルや旨みが豊富なほぼ白色の部分、澱粉貯蔵層:旨みの部分)だけは残す精米方法を開発されました。

そのため、白米ですが栄養価が高く旨みもあるお米を生み出されたわけです。実際に給食で導入されている地域もあり、導入していない学校よりも健康の指数が高いという結果も出ているとのことでした。お米は主食であるため、健康への影響も非常に大きいと思います。

今回、同社の玄米お弁当をいただきましたが、玄米にも旨みがあり大変美味しくいただきました。今度は金芽米もぜひ食べたいと思いました。

▪️尊厳について

「NAO LINGERIE」代表取締役及びデザイナー 日本ランジェリー協会専務理事 川嶋菜緒様より尊厳について学ばせていただきました。ここでは、川嶋様の来歴や考え方を伺い、生き方や考え方について学ばせていただけました。

川嶋様が仰っていたことで非常に印象に残っている二つのことがあります。

1.デザインとは考えていることをどう表現するかだということ

2.つまづいたときには自分の尊厳に立ち返ること

〈1.デザインとは考えていることをどう表現するかだということ〉

これは、川嶋様がランジェリーの学校で学んだことだそうです。誰もがランジェリーを作るためのデザイン方法を知りたいと思うものですが、デザインに重要なのは「方法」ではなく、「自分の中にどういう想いがあるか」だそうです。それが無いとデザインしたくても何も形にすることができません。この話を受けて、自分について知り、それを頭で整理できることが何より大切なのことなのだと学びました。

〈2.つまづいたときには自分の尊厳に立ち返ること〉

誰かに心無いことを言われて落ち込む時は誰にでもあります。そんなときには自分の尊厳に立ち返ることが大切です。尊厳とは、個人の存在や価値を尊重し、人間らしさを保ちつつ、自分らしい生き方ができるようにすることを指します。よく承認欲求と間違えられがちですが、大きく異なります。他者から評価されることを望む承認欲求に対し、尊厳はあくまで主観的なものであり自分が自分に対しての存在意義を持つことを指します。すなわち誰にも奪われたり脅かされたりするものではないということです。先生の「何かにつまづいた時、常に自分の尊厳に立ち返り何度でも、自分の価値を確認し、”大丈夫、私には価値がある”と思って乗り越えていってください」という言葉が非常に心に響きました。

何かに落ち込んだ時には、この言葉を思い出し乗り越えていきたいと思います。

▪️月経、病気、妊娠などから学ぶ女性の生き方について

産婦人科医/生殖医療専門医 内田明花先生、一般社団法人ラブテリ代表理事 予防医療・栄養コンサルタント 細川モモ様、総合診療医/母性内科医 三島就子先生による妊娠、月経、病気などについての講義を受講させていただきました。

〈月経に関して〉

月経は健康のバロメーターであることをご教授いただきました。例えば、周期は25〜38日が通常、生理日数は3〜7日、量は20〜140ml/一回の月経全体などです。これからずれている際には病気が隠れていたり体が無理していたりする可能性があるとのことです。

また、生理痛がひどいという人もいますが、場合によっては低容量ピルを飲むなどして改善するのも一つの方法だそうです。

〈病気に関して〉

先ほど生理異常の裏側に病気が潜んでいる可能性があるというお話がありましたが、具体的には子宮筋腫、子宮内膜症、子宮頚がん、多嚢胞性卵巣症候群、卵巣機能不全などがあります。病気に関して、最悪の場合は子宮摘出など子供が産めない体になる可能性もあります。嚢胞性卵巣症候群、卵巣機能不全などは病気には直結せずとも妊娠しにくくなるというリスクがあります。子宮頚がんに関してはワクチン接種により防止できる可能性が高まったり、婦人科の定期検診により早期発見早期治療ができたりもするのでこういった予防や対策も大変重要だということを学びました。

〈妊娠に関して〉

元気な赤ちゃんを産むためにすべきことや、不妊治療について学びました。

まず、不妊治療についてですが、そもそも35歳を越えると妊娠可能性は下がり、流産の可能性は上がります。また元気な赤ちゃんを産める可能性も下がるそうです。また不妊治療の段階があります。比較的自然な手段から始まりますが、それでもなかなか妊娠しないとなると、だんだん人工的になり、精神的、体力的、経済的にも大変になります。子供を望むとすればより一層人生設計をしっかりするべきであり、子供を持つ持たないをまだ考えていない人も、不妊治療についての知識をしっかりと持ち、もし子供を望んだ場合、いつから不妊治療を始めるべきかなどもしっかりと考えておくべきだと思いました。

それとは別に現代は卵子凍結という卵子を残しておく手段も選べる時代です。体に大きく負担がかかったり、必ず妊娠できるというわけでは無いというデメリットもありますが、将来の選択肢を増やすためにもこういった選択をしておくことを知ることや、検討することが大切だと思いました。

次に、元気な赤ちゃんを産むためにすべきことですが、何より母親の丈夫な体が必要だと学びました。そうでないと、低出生体重児の子供や障がいを持つ子供が生まれる可能性が高まるそうです。

丈夫な体には、先述の年齢に加えて、体型や生活習慣などが重要な要素となります。体系に関して言うと、現代の日本人女性は痩せ型の女性が非常に多いということです。具体的にはBMI19未満だと痩せ型になります。痩せ型だと、妊娠しにくくなることはもちろんですが、妊娠しても妊娠糖尿病になる可能性が上がります。特に体を作っている食事には気を付けて、良質な油を摂取したり、魚や卵などのタンパク質を意識してとるべきだと学びました。

また、喫煙や飲酒についても、妊娠が発覚する頃には胎児の形成は始まっているため妊娠を志すようになれば喫煙や飲酒も控えることが大事なのだと学びました。

これらの知識は私たち女性にとって大変重要で知っておくべき知識です。年齢などは特に、過ぎてしまうと帰ってこないものなので早い段階で知っておくべきだと実感しました。また、日本人女性は痩せ型が多くヘルスリテラシーが低い人が多いそうです。「大事な情報を知らない」女性が1人でも減らせるようにするべきであることも同時に学びました。

◇京都代表 津田朋佳のまとめ

本日は1人の人間として、特に女性として知るべきことがたくさん詰まった一日でした。PMSや月経痛などの緩和に効果的な方法などの健康的な生活を送るための方法を学んだり、自分との向き合い方も学ぶことができました。また、病気のリスクも非常に勉強になりました。また、私は現在25歳ですが、周りでは結婚や妊娠する人も出てきて自身も当事者意識も持ち始めつつ、ある程度妊娠を望める世代でもあり、妊娠に関しては特に学ぶべき年齢でこの授業を受けられて本当に良かったと思いました。

講義の合間には体組成計で自身の体を測定し、管理栄養士の方からアドバイスもいただきました。いつも自分は健康だと思い、自分の体のことは後回しにしてしまいがちですがどうすればもっと健康になれるかを学べる非常に貴重な時間でした。

社会人になると自分から学びに行かないと学べず、仕事を優先しているといつの間にか時間が経っていたということも出てくると思います。私以外の多くの女性にもこの知識を伝えられる社会になるべきであり、私もその一助となりたいと思いました。

 

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