皆様こんにちは。
2021 Miss SAKE 千葉 阿部さくらです。
10月20日に開催されました、【令和4年度 「木更津産米」食味分析コンクール】へ参加させていただきましたので、ご報告いたします。
木更津市長 渡辺芳邦様ご自身が、木更津市をはじめ千葉県全域の農業振興を願い、会長を務めていらっしゃる本コンクール。
木更津市の小学校給食で出されるお米をオーガニック米にするという取り組みもされており、「3年後くらいには木更津市内の小学校給食に出される全てのお米がオーガニック米になる。」というお話を伺いました。
愛郷心や口にする食べものの重要性を、子供たちにとって身近な”給食”から食の教育をするということはとても重要で素敵な取り組みだと感じます。
コンクールには今年度、118点の検体が出品され、厳正な審査と評価の下、生産者上位15名の中から「美味しいお米賞」「優秀賞」「最優秀賞」が決定いたしました。
審査は2段階に分かれており。
【予選審査】
食味計という機械で水分・タンパク質・アミロース等を数値で分析し上位15位までを選出する予選審査
【最終審査】
審査員が試食をして外見、香り、味わい(粘り、旨味)を評価し上位3種類に投票する最終審査
この度、僭越ながら私も一般審査員として食味官能審査に参加させていただました。
「オニギリスト」としても活動する私にとって、大変光栄で貴重な経験となりました。
〈米・食味分析鑑定コンクールとは〉
「等級検査」のみが主流であった頃から、お米の食味にこだわり、また、衰退しつつあった「地方・農業・稲作の復興」を後押しするべく全国、世界的に始まったコンクール。
世界最大のお米コンクールであることから、お米のオリンピックとの別名でも知られる大会です。
今回の最優秀賞受賞米は、中郷地区 伊藤卓様の「ゆうだい21」。
なんと、伊藤様は今回が最優秀賞2度目の受賞!
コンクール最後の米・食味鑑定士協会 今関様による講評でもありましたが、今年度の出品されたお米たちはどれも評価が高く僅差での結果となったそうです。
今年は地球温暖化や天候の影響で、例年より大変だったというお話を伺いました。
そんな中、今回選ばれた生産者の皆様は、“沢山田んぼに通い、稲と会話をされたのでしょう。” というお言葉がとても心に残っています。
私たちが日々口にするお米は、生産者皆様が毎年、毎日変わる天気や環境と向き合いながら試行錯誤を重ね、弛まぬ努力と想いが込められているのだと改めて実感いたしました。
昼食には、木更津産米を使った房総の太巻き寿司弁当と具沢山の豚汁をいただきました。
どちらもJA木更津女性部の皆様による手作りで、美しい太巻きとあたたかい豚汁が心に染み渡りました。
このような素晴らしいコンクールに、審査員・表彰補助としてお呼びいただいたことをこれからの糧にして、一層精進して参ります。
そして関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
上位15名に選出された生産者の皆様、この度は誠におめでとうございました。
2021 Miss SAKE 千葉 阿部さくら