皆さん、こんにちは。2025 Miss SAKE Japan 館農知里です。
2月22日(日) 、塔世山 四天王寺(三重県津市)にて開催された「令和の大観音 開眼法要」に出席させていただきました。
令和の大観音 開眼法要について
三重県津市の歴史ある塔世山 四天王寺にて、「令和の大観音 開眼法要」が厳かに執り行われました。本法要は、約二十年の歳月をかけて建立された高さ約五メートルの聖観音像の完成を祝う歴史的行事であり、日本人が古来より大切にしてきた「祈り」と「和」の精神を未来へと継承する節目の一日となりました。当日は、日本を代表する尼僧である青山俊董老師による法話をはじめ、遠州流による献茶式や記念特別コンサートなど、多彩な文化行事が開催されました。まさに仏教文化・茶道・芸術が融合する荘厳かつ文化的意義深い法要となりました。
■ 行事名 令和の大観音 開眼法要
■ 開催日 2026年2月22日(日)
■ 会場 塔世山 四天王寺(三重県津市)
■ 主なプログラム
・令和の大観音 開眼法要(本堂)
・青山俊董 老師による法話「観音様 無財の七施」
・遠州流による藤堂高虎公への献茶式(亭主:小堀宗翔 氏)
・開眼法要記念「漆黒の茶室」特別公開
・限定御朱印授与(当日限定)
・奇跡のピアニスト 西川悟平 氏による完成記念特別コンサート
・祝賀会開催
二十年の祈りが結実した瞬間
「令和の大観音 開眼法要」に先立ち、倉島隆行 四天王寺第54世住職よりご挨拶が述べられました。お言葉の中では、本法要の実現に至るまでのおよそ二十年にわたる歩みが振り返られるとともに、建立に携わられた多くの関係者への深い感謝の想いが語られました。塔世山 四天王寺では、「令和の大観音」建立プロジェクトの一環として、約5年にわたり全国各地へ11万枚もの御朱印が授与されてきました。各地から寄せられた祈りとご縁が積み重なり、その想いが結実するかたちで、今回の記念すべき開眼法要が執り行われました。平和への願いと人々の祈りが一体となり、一尊の観音様として具現化されたその歩みに、深い感銘を受けました。本プロジェクトは、「100年後に神社仏閣を残したい」という理念のもと、神社仏閣・御朱印検索サービス「ホトカミ」を運営する吉田亮氏を中心に推進されたものです。
読経と献茶が厳かに奉納されたのち、いよいよ開眼の瞬間を迎えました。白幕が静かに下ろされると、神々しい光をまとい、穏やかな慈悲の表情を湛えた「令和の大観音」様がその御姿を現されました。会場には、観音像の制作に尽力された仏師・富田珠雲氏、金属工芸作家・何惠娜氏も立ち会われ、歴史的な瞬間を静かに見守られていました。また、本堂の外には多くの一般参拝者が列をなし、開眼の様子を固唾をのんで見届ける姿が印象的でした。
老師に学ぶ禅の精神
開眼法要後には、青山俊董老師より法話「観音様 無財の七施」を賜りました。青山老師は、尼僧として初めて曹洞宗の法階「大教師」に補任され、大本山總持寺西堂を務められた、日本を代表する禅僧のお一人です。法話では、私たちの命は決して自分自身の力のみで成り立つものではなく、天地万物の働きによって生かされている尊い存在であることが説かれました。老師はこれを「一足一切 一切一足」という仏教の言葉をもって示され、一つがすべてを支え、すべてが一つを成り立たせているように、世界における私たち一人ひとりの存在や、心に生まれるあらゆる感情さえもまた、かけがえのない意味を持つものであると語られました。その教えは、ありのままの自分を受け止め、今この瞬間を生きていることへの感謝を改めて思い起こさせるものでした。
また、「毎日をどう生きるかが見えないのみとなって人格を削る」とのお言葉も深く印象に残りました。日々の生き方の積み重ねこそが人格を形づくるという示唆であり、私たちに自身の在り方を静かに問いかけるものです。たとえ病や老い、困難に直面する経験をしたとしても、それは決して衰退ではなく、「下り坂でしか見えない景色がある」という言葉の通り、苦しみや試練の中でこそ他者への理解や慈悲、そして真の気づきが育まれると言います。天地いっぱいに授かった命に心を向け、自分中心の視点を超えていかに生きるかを問い続けること―、それこそが仏の智慧と慈悲を体現する生き方であると、令和の大観音様の前で説かれ、深い示唆に満ちた法話のひとときとなりました。
祝宴で響き合うご縁
その後、ホテル津センターパレスに会場を移し、開眼法要を記念した祝賀会が開催されました。開宴にあたっては、和太鼓奏者 服部博之氏 による力強い演奏が披露され、心を揺さぶるような太鼓の響きが会場を包み込み、華やかに祝宴の幕開けを彩りました。会場には、年齢や職業の垣根を越え、「令和の大観音」様のご縁によって集われた多くの方々が一堂に会し、和やかな交流の時間が広がりました。宴の中盤では、檀家の皆様や本事業に携わられた関係者のご紹介も行われ、開眼法要の感動と喜びを分かち合いながら、数十年、さらには数百年先へと受け継がれていくであろう観音様への祈りに、参加者一同が心をひとつにするひとときとなりました。
祝賀会の終盤には、ピアニスト 西川悟平氏による特別演奏とトークセッションが行われました。ニューヨークを拠点に世界で活躍され、「東京2020パラリンピック」閉会式ではフィナーレを飾る演奏を務められるなど、国際的な舞台で輝かしいキャリアを築かれています。その歩みの裏には、難病ジストニアを発症し、「二度とピアノは弾けない」と医師から宣告された過去がありました。懸命なリハビリを経て、現在は両手7本の指で唯一無二の演奏を続けておられます。西川氏は、自身の経験を通して、人や出来事を先入観で判断せず真摯に向き合うことの大切さ、そして夢を控えめに隠すのではなく、等身大のまま言葉にし続けることが未来を切り拓く力になることを語られました。その言葉と音色は、開眼という節目の日にふさわしく、参加者一人ひとりの心に深い余韻を残す時間となりました。
今回の「令和の大観音 開眼法要」を通して、祈りとは決して特別なものではなく、人と人とのご縁を結び、未来へと想いをつないでいく日常の営みそのものであると深く感じました。二十年という歳月を経て結実した「令和の大観音」様が、これから先も多くの人々の心の拠り所となり、平和への祈りと慈悲の象徴として世代を超えて受け継がれていくことを願っております。
またMiss SAKEとして、日本文化の根底に流れる精神性は、日本酒文化にも深く根付いていることを改めて実感いたしました。日本酒は、古来より神事や祭礼、人生の節目に寄り添い、人々の祈りや感謝の心とともに受け継がれてきた存在です。私自身も、日本酒、そして日本文化の魅力を国内外へ伝える担い手として、一つひとつのご縁を大切にしながら、その精神を未来へと届けてまいります。
最後になりますが、本法要の開催にご尽力された皆様、そして温かくお迎えくださった塔世山 四天王寺の皆様に、心より御礼申し上げます。
2025 Miss SAKE Japan 館農知里





























