みなさま、こんにちは!
2026 Miss SAKE 岡山 江波美侑と申します。
TOFROM YAESU TOWER 6階「東京建物 ぴあ シアター&カンファレンス」にて開催された「T3 PHOTO ASIA 2026」のVIP Preview/Opening Receptionに参加させていただきました。
このたび、写真家・プロデューサーとしてご活躍されているテラウチマサト様とのご縁により、貴重な機会に参加させていただきました。
◯T3 PHOTO ASIA 2026とは
「T3 PHOTO ASIA 2026」は、日本最大級の都市型国際写真祭「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2026」の一環として開催された、アジアの写真文化とアートフォトグラフィー市場の発展を目指す写真アートフェアです。
会場には、日本をはじめ、アジア各地からギャラリーやアーティスト、出版社、書店などが集まり、写真作品の展示だけでなく、フォトブックやプリント作品、トークプログラムなどを通して、写真の多様な表現に触れることができました。
また、2026年のT3 PHOTO FESTIVAL TOKYOでは「と(&)」をテーマに、写真を通して、人と人、過去と現在、作品と鑑賞者など、異なるもの同士がつながる可能性が表現されていました。
◯テラウチマサト様について
テラウチマサト様は、写真家としてポートレートや風景、プロダクト、空間など、幅広い分野で活躍されているほか、写真文化を広げるプロデューサーとしても活動されています。
2000年には、若い世代に写真の魅力を届けるフォトカルチャー誌「PHaT PHOTO」を創刊。さらに、参加型写真イベント「御苗場」の総合プロデューサーを務めるなど、多くの写真家が新たな一歩を踏み出すきっかけをつくられてきました。
現在は、一般社団法人TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHYの理事長として、写真を愛する人々が作品を発表し、世界とつながるための場を育てていらっしゃいます。
写真を撮ることだけにとどまらず、才能を見つけ、発信する場所をつくり、次の世代へと写真文化をつないでいくという幅広い活動について知ることができ、大変貴重な機会となりました。
◯振袖を通して生まれた交流
当日は、振袖を身にまとって会場へ伺いました。
会場を巡っていると、ギャラリーの方々から、一緒に写真を撮ってほしいとお声がけいただく場面がありました。
海外からいらっしゃった方々も多く、振袖姿を見て喜んでくださったことがとても嬉しく、日本の伝統文化が、言葉を越えて人と人をつないでくれることを実感いたしました。
◯作品の背景にある、作家の想い
会場では、ギャラリーの方々が作品について丁寧に説明してくださいました。
写真に写っているものだけではなく、作家の方がどのような想いや思想を持って作品を生み出したのか、その背景まで伺うことで、作品の見え方が大きく変わりました。
一見しただけでは分からなかった表現にも、作家の経験や社会への問い、伝えたいメッセージが込められていることを知り、作品を観るとは、ただ目の前のものを見るだけではなく、その背景にある想いに触れることなのだと感じました。
◯廃棄されるはずだった写真に、新たな意味を与える
今回、特に印象に残ったのは、フランス人アーティスト、トーマス・ソーヴィン氏による「Things Left Behind」です。
トーマス・ソーヴィン氏は、2009年から、中国で撮影された匿名の写真を収集する長期的なプロジェクト「Beijing Silvermine」に取り組まれています。
本来であれば廃棄され、失われてしまうはずだった日常の写真。
それらを集め、選び、組み合わせ、作品として提示することで、一枚一枚の写真に新たな意味を与え、現代中国の人々が生きた時間や記憶としてよみがえらせています。
誰が、どのような思いで撮影したのか分からない写真であっても、そこには確かに誰かの日常があり、家族との時間や、その時代の空気が写されています。
一度は不要なものとして手放された写真が、視点や編集の力によって、人々の暮らしや時代を伝える大切な記録へと変わる。その過程に、写真という表現の奥深さを感じました。
◯受け継がれてきたコロタイプ印刷
また会場では、コロタイプという伝統的な写真印刷技術についてもお話を伺いました。
コロタイプは、写真の繊細な濃淡や階調を表現できる印刷技法で、日本では文化財の記録や複製にも活用されてきたそうです。
現在では、この技術を扱い、継承している工房も少なくなっていると伺いました。
写真作品を残すための技術そのものにも、長い歴史と、それを守り伝えてきた方々の努力があることを知りました。
コロタイプ印刷を実際に体験できる機会もあるとのことでしたので、私もぜひ足を運び、自分の手でその技術に触れてみたいと思っております。
◯表現すること、受け取ること
会場には、写真作品とともに、さまざまな現代アートも展示されていました。
作家の方が、自分の中にある感情や問題意識、社会に対して感じていることを、目に見える形としてアウトプットし、表現していることに強く惹かれました。
また、同じ作品を見ても、受け取る人によって感じ方や解釈は異なります。
そこに一つの正解があるのではなく、それぞれの人が何かを感じ、その感覚を誰かと共有することで、新たな対話が生まれ、アートが広がっていくのだと思いました。
これまで私は、自分が感じたことを言葉にする場面は多くありましたが、自分の内側にある想いを、写真や作品として表現することについては、あまり考えたことがありませんでした。
今回、さまざまな作品と作家の方々の想いに触れ、私も、自分が見ているものや感じていることを、自分なりの方法で表現してみたいと思いました。
◯写真にも、意味を持たせる
これまで活動レポートを作成する際、私はその日の出来事や会場の様子が伝わる写真を選んで掲載していました。
しかし、今回の展示を拝見し、写真を単なる記録や文章の添え物として扱うのではなく、なぜこの瞬間を残すのか、何を感じ取ってほしいのかまで考えることで、写真そのものがメッセージになるのだと気づかされました。
何気ない表情や手元、道具、器、会場の光景も、撮影する人の視点によって、そこにある物語や文化を伝える一枚になります。
これは、日本酒文化を発信する際にもつながる学びだと感じております。
酒蔵で働く方の手元や、日本酒が注がれる瞬間、酒器を囲んで生まれる笑顔。そのときは何気ない日常に見える風景も、写真として残し、背景にある物語とともに届けることで、日本酒文化を次の世代へつなぐ記録になるのではないかと感じました。
今後の活動では、出来事を記録するためだけではなく、写真を通して何を伝えたいのかを意識し、一枚一枚に意味を持たせながら撮影していきたいと思います。
そして、言葉と写真の両方を通して、日本酒や日本文化の背景にある人々の想い、土地の記憶、受け継がれてきた営みまで丁寧にお伝えできるよう、努めてまいります。
このたびは、写真とアートの新たな見方に触れる貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。
2026 Miss SAKE 岡山 江波美侑






























