*2020年8月のインタビューになります。
「Miss SAKEに応募したきっかけは?」
私がMiss SAKEに応募したきっかけは、二十歳の時に初めて日本酒を飲んだ際、その美味しさに感動し、「これほど美味しく味わい深い日本酒の魅力を、多くの方に広めたい」と感じたことです。
私が大学生になった年に、私の父は地元北海道に酒蔵を造りました。
当時「日本酒は年配の方が好むお酒」というイメージを抱いていた私ですが、成人を迎えた年に、父に勧められて日本酒を飲みました。
始めて飲んだ日本酒は、私が抱いていた印象とは裏腹なものだったことを鮮明に覚えています。
鼻に抜ける華やかな香りとコクのある味わい、頂く温度によって味わいが変化するその表情の豊かさに、私はすぐに虜になりました。
しかし、周りの友人達をはじめとして、特に若い年代の方々は、あまり日本酒を飲む習慣が無いということに気が付きました。
若い年代の方々にとって、日本酒は敷居が高い飲み物だと思われているのではないか。
はたまた、年代に関わらず、日本酒の魅力を訴求しきれていない方々が多くいらっしゃるのではないか。
もっと多くの方々に、日本酒の素晴らしさを知っていただきたい。
その強い思いを胸に、日本酒の魅力発信の一助になれればと考え、Miss SAKEへの応募を決意いたしました。
「何が魅力で応募しましたか?」
「ナデシコプログラム」や国内外での活動を通じて、日本酒の魅力発信はもちろん、一人間として、研鑽し成長できると考えたからです。
Miss SAKEファイナリストに選ばれると、Miss SAKEとしての教養を磨くために「ナデシコプログラム」というレッスンに参加することができます。
当プログラムでは、日本酒をはじめとしたさまざまな日本文化について、体感を通じて理解を深められる貴重なレッスンの数々を受講することができます。
日本酒の「味」の側面しか知らなかった私にとって、日本酒や日本文化について多角的に学習できる当プログラムは非常に魅力的でした。
また、Miss SAKEとしては、多くの方の前でスピーチをさせていただいたり、海外の方に日本酒の説明をさせていただいたりと、多岐に渡る活動がございます。
Miss SAKEという看板を背負い、一学生としては叶い得ない貴重な経験をさせていただける、そのチャレンジングな環境に魅力を感じました。
「ファイナリストになってどんな変化あったのか?」
ファイナリストになって一番に感じたことは、夢の舞台が近づいていることへの昂揚感とプレッシャーでした。
Miss SAKEファイナリストに選ばれた際、酒蔵を営む父、選考中に励ましてくれた母は大変喜んでくれました。
また、私自身も憧れのMiss SAKEの一員になれたこと、「日本酒の魅力を多くの人に伝えたい」という思いの実現に一歩近づいたことに、心から喜びを感じました。
一方で、大舞台に立ち最終選考を受けることに対して、一抹の不安やプレッシャーを感じるようにもなりました。
私はMiss SAKEに携わせていただくまで表舞台に立った経験がなかったため、「自分なんかがファイナリストでいいのだろうか」と、自信を持てなくなってしまっていたのです。
しかし、そんな私が前向きになれたのは、Miss SAKEファイナリストの同期の方々の存在があってこそでした。
ライバルであり、仲間でもあるファイナリストたちと切磋琢磨していくうちに、「私も彼女たちのようになりたい、頑張りたい」という思いが大きくなっていきました。
Miss SAKEの仲間に出会えたこと、そして、互いに励まし合って研鑽に励んだナデシコプログラムでの時間は、かけがえのない私の宝物です。
「応募する前の自分と、今の自分との違い」
私は、自分の内面に大きな変化があったと感じております。
Miss SAKEに応募する前の私は、自分に自信が持てず、初対面の方と話すのも苦手な内気な性格でした。
しかし、Miss SAKE準グランプリとしての活動を経た今の私は、勇気をもって新たなことにチャレンジする挑戦心、そして外交的な姿勢を身に着けることができたと感じております。
Miss SAKEの活動は、自分で振袖の着付けする、自分でスピーチの草案を考える、など、自分主体で参加させていただけるものが多くございます。
言い換えると、自分の積極性が活動の要となるのです。
そのような環境の中、内向的な自分にとっては高い壁に思える活動に参加させていただけることもありましたが、Miss SAKEの皆様に支えられながら、責任感をもって最後までやり遂げることができました。
そして、このようなチャレンジングな活動をやり遂げたという事実は、私の自信につながりました。
私が前向きな価値観を身に着けることができたのは、ひとえにMiss SAKEとしての経験があったからこそだと確信しております。
「あなたから見たMiss SAKEとは」
私にとってのMiss SAKEとは、「日本酒の魅力を発信するアンバサダーになれる場所」でありながら、「一人の人間として成長できる素晴らしい場所」です。
私は、Miss SAKEの一員として、「日本酒の魅力を多くの方に発信したい」という自分の思いを実現することができたと感じております。
様々な活動に参加させていただく中で、日本酒をお勧めさせていただいた方から「日本酒って美味しいんだね」というお言葉を頂戴し、日本酒の素晴らしさをお届けできているのだと実感できる場面が多数ございました。
私の未熟さにより日本酒の深い世界全てをお伝えすることは叶わなかったかもしれませんが、日本酒を片手にした皆様の笑顔を直に拝見することができ、言葉にできない喜びを感じさせていただきました。
また、上述の通り、私はMiss SAKEの活動を通じて内面的に大きく成長することができたと感じております。
一学生であった私が、大好きな日本酒の「PR活動」の域を超え、一生の糧となるような経験の数々をさせていただけたことは、Miss SAKEでしか叶わなかったことであると思います。
Miss SAKEの皆様には深く感謝を申し上げるとともに、これからMiss SAKEに応募することを検討されている皆様には、Miss SAKEとは、自分にとって新たな一歩を踏み出させてくれる場所であるということをお伝えさせていただきたいです。
2019 Miss SAKE 準グランプリ 塚原菜実香 紹介ページ
Miss SAKE 応募ページ
「Miss SAKE Application / 募集要項」はこちら。
一言ではミス日本酒の魅力を言い表すことが難しいほどに、様々な理由でMiss SAKE ファイナリストは応募いただきました。
「日本酒・日本文化のアンバサダーとしての魅力」「水着審査なし、身長制限なしの魅力」などそれぞれのきっかけがあります。
”故郷と世界、日本と世界の架け橋となるアンバサダー”であるMiss SAKEにあなたの応募をお待ちしております。